オッサンパパ、ときどきムスメ、ところにより嫁

オッサンのパパ。ヤンチャムスメ。破天荒嫁の日常。

リアルビックリ

2021-05-07 21:08:49 | 思い出
写真は、本文と関係ありません

今日似たようなことがあったので思い出し書き。

今から10年以上前の話です。

その頃は今のフリーな仕事の一環で、たまに工事現場の監督などもしていた。

とある有名超高層ビルの工事の現場監督をしていました。この工事で表彰されました(自慢) 笑   

現場監督って基本めちゃくちゃ忙しいのですが、ここの工事は監督が私以外にも何人かいて、手分けしてる感じだったので結構暇がありました。

昼も夜も工事はあるので、暇で疲れてない私は元請けに、他に何かバイト(私でもできる)仕事はないか問うと、夜間のテナントトイレの点検検査があるとのこと。

トイレなど水回りにゴムのようなシールと言われるものが劣化してないか、切れたり破損、いたずらによる汚れなどを図面に拾っていくバイト。

各階にある男女トイレを一つずつ全部見るとのことなので、一晩じゃ終わらない。

そこのビルは一つのフロアに廊下が平行に二本あり、廊下の両端に昇降階段。
真ん中にエレベーター、エレベーターの両脇に男女トイレが一つずつある作りでした。

なのでルートで言えば、片側の昇降階段→廊下→男トイレ→廊下女トイレ→廊下→もう一つの昇降階段

で、一フロア降りたら女→男

というふうに一筆書きで行けるルートでした。

昇降階段は55階ぐらい(正確に覚えてません)あり、室内な上筒抜けなので声や足音がすごく響く作り。

トイレは平行な廊下どちらからでも入れるような作り。

ここを、最上階から一段ずつ見ていくことに。

夜中非常灯がついてるとはいえ、ほぼ真っ暗。

懐中電灯片手に歩いて調べます。

そのビルはほぼテナントなので、夜間テナントは届け出がないとスイッチ押しても電気が止められているので、トイレに着きスイッチ押しても電気はつかない。

調査ごときじゃ届け出出してくれないので、仕方無しに真夜中真っ暗の中一人でトイレに行くという怖い仕事でした。

一日大体10フロア行くか行かないか位で、それは30階位を点検してるときのことでした。

エレベーターでその日始める最上段へ行き、そこからはひたすら歩く。

ひとフロア終え、階段を歩いていたときのことです。

鉄骨階段なので私の足音がすごく響くなか、下の方からも足音が聞こえます。

カーンカーンカーンカーンカーンカーン

夜勤の人も稀にいるので、さほど気にはしていませんでした。

そのフロアも終わり、逆側の階段へ

そちらは私の足音だけ。

また階段へ。さっきは音聞こえたけど今はしない。また逆の階段へ

カーンカーンカーンカーンカーンカーン

聞こえる…下から足音が…

さっきとは逆の階段なのに…

各階テナントは結構あり、階段を使用となるとどちらか片方が近いので、逆側にわざわざ行くことはありえない。

いや、少し休憩しよう…

そう思い、エレベーターで下に降り休憩しにいきました

休憩が終わり、元の階に…

階段へ行くと…

カーンカーンカーンカーンカーンカーン

音が近い!!

急に怖くなる。

いそいそと廊下に移動して、階段室のドアに耳つけると、音が聞こえない…

更に怖くなる。

絨毯敷の廊下を歩きトイレへ。

点検を終え、逆の階段へ

カーンカーンカーンカーンカーンカーン

すごく近い!!!!

真下か?その下か?

近すぎるからか上から聞こえたような気もする…

とにかく音が近い…  

響く足音に恐怖を感じながら、仕事を続けた私。

階段に行くのが怖くなる。

中層階からひとフロア下の中層階へ移動にエレベーター使うのもなぁ…

と、階段へ。

あーよかった音がしない!

下に降り、トイレへ急ぐ私

足音のない絨毯の上が恐怖を消してくれる。

そして懐中電灯つけたままトイレに入ると!

反対側のトイレ入口から光が!!!

私「わー!」

光「わー!」

びっくりして尻もちつく私。

光の方をよく見ると、尻もちついてる警備員の姿が…

私「オバケかと思った!」
警備員「オバケかと思った!」

私「階段あるいてました?
警備員「階段歩いてました?」

あー良かった!オバケじゃなかった!

でも、めちゃめちゃ怖かった 笑

その警備さんは顔なじみでしたが、私の急遽のバイトにより、元請けから警備の方に連絡はいってなかったらしい。なので、警備員も私がいることは知らず、私も同じ時間帯に巡回してることを知らず。

夜中のトイレでご対面で腰抜かす二人 笑

シュールなバイトでした。








当たり前

2021-05-07 12:27:15 | 愚痴
もう当たり前の生活じゃなくなってから一年以上経ちますね。

ちょうど去年の今頃じゃないですか?新しい生活様式がどーのこーの。

国やメディアは勧めてくるけど、みんなが欲してるものは
「それ以前の当たり前の生活」な訳であって

どこ行っても透明の膜があり、街には素顔が見えない人ばかり
ひとたび店に入れば、バイキン扱いのようにアルコール吹きかけてきて
仲のいい人や久しぶりに合う人に握手も気軽に出来ない。
座ろうにも間隔が広く声が聞こえづらい。

こんな生活が新しい生活様式で、一生やるつもり?

休日子供と何しようって考えるのが辛い。

気軽にどこにも行けないんだから、もうやり尽くしたことを飽きさせないようにやらないといけない。

あっちこっち連れて行ってあげたいのに、それやると悪者。

悪者になりたくないから、また休日何するか頭悩ます。

娘の成長過程で体験させたいことができないことのストレスは大きい。

結局何をしようにもここぞとばかりに大混雑で、密になることに気が引ける。

いつになれば、コロナ前の「古い生活様式」に戻れるのだろうか。

今はできることやるしかないけど、コロナがおさまったら、仕事休んで目一杯娘の羽伸ばさせてやりたい。