今日は信州長野、夕刻時間が空いたので、美味しい蕎麦を求めて
善光寺方面へ…権藤のアーケードから少し入ったところに、仄かに
そばの提灯が!
「かんだた」?意味もわからず入ってみることに~
長年の感から、旨い感じが伝わってきます。
一、うどんなし、
天ぷらなし
旨いそばあり
一、大金持ち、
俄か成金、
入店を禁ず。
一、毎日限定、
四十五食、
作る也り、
これがお店の掟とのこと!
時間が早いのか、店内はひっそりとしています。
店名の「かんだた」とは、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」に出てくる
主人公の名前。一本の蜘蛛の糸につかまって、こっそりと地獄
から抜け出ようと昇るカンダタ。下から他の大勢の地獄の罪人達が
同じ糸につかまって昇ってくるのを見て、このままでは糸が切れて
しまうと心配になり、「この蜘蛛の糸は俺様のものだ!お前たちは、
下りろ。下りろ。」と喚いた次の瞬間、蜘蛛の糸がカンダタの所から
切れ、カンダタは再び地獄に堕ちました。
・・・自分だけ助かろうという無慈悲な心ではだめなのよ。というお話し。
細めの蕎麦を、「細くて切れやすい」ということだそうです。
店内には蕎麦の美味しい食べ方、九番目に「以上のことを気にせず
好きに食べろ」(笑)
極楽セット1,150円を注文
油そば
いなり
外ニ八の蕎麦(大盛)
主に北海道産と長野県産の玄蕎麦を、独自の配合で挽いて
います。軽いそばに仕上げるため、大きな石臼で、ゆっくりと
そば粉を作っているとのこと。
そば汁は一切砂糖は使わず一ヶ月寝かせます。
もち米から作った「本醸造みりん」と、丸大豆から作る「天然
醸造しょうゆ」をあわせ、カメに入れて「かえし」を作ります。
その「かえし」と、北海道産昆布、厚削りのかつお節、さば節
から作った濃いめの「だし」をあわせて、「そば汁」ができます。
やはり間違いない・・美味しい蕎麦でした!!
手打そば屋 かんだた
長野県長野市鶴賀権堂町2320
TEL:026-232-3718
http://www.kandata.jp/index.html