◆「財務アナリストの雑感」 2024◆

会計士兼アナリストによる屈指の歴史だけがウリの会計・財務・株式・金融ブログ。異常な経済金融環境を一刀両断!できるかな?

瞳はサハダイヤモンド

2016-01-23 | 会計・株式・財務
2016年3月期の営業利益及び営業キャッシュフローが両方マイナスの場合に上場廃止となってしまう、サハダイヤモンドがようやく通期業績見通しを発表しました。
営業赤字は確定的となり、あとは営業キャッシュフローが赤字となるかが焦点。でも、売上自体は前期比で伸びる計画となっているので運転資金の負担など考えるとハードル高そう。何か「ウルトラC」を繰り出してくるのか、密かに注目しましょう。

これに先立つ13日、一時監査法人としてアリアが選任(東京中央の業務廃止に伴うものです)。

アリアはどういった先を監査しているのかを調べてみたところ、こんな結果が出ました。

ジャスダック上場の㈱ストライダーズはいいとして、

・㈱ノア
・グローバルアジアホールディングス㈱
・㈱京王ズホールディングス
・㈱エル・シー・エーホールディングス
・山水電気㈱
・石山Gateway Holdings㈱
・㈱ウェブクルー
・㈱コージツ
とまぁ、サハダイヤモンドの行く末を暗示しているかのような、豪華な顔ぶれ。

アリア (aria)は、通常大規模な楽曲に含まれる抒情的・旋律的な独唱曲のことを指しますが、他の意味を調べてみますと、空気を意味するイタリア語 (aria)。英語の air と同根ということ。
言い換えると、存在そのものは日常で意識される場面はほとんどないけれど、ないと困るもの
なるほど、確かに当社のような会社も、どこかの監査法人が監査を引き受けけないといけないワケですから、実に意味深。座布団一枚!

またいきます。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 中国子会社、やめチャイナ | トップ | 「特別損失」の心理学 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

会計・株式・財務」カテゴリの最新記事