高島屋の催事戦略に思う

今日は新宿で癒されました。

まず、新宿タカシマヤ「リラックマ展」。行ってきました。
このブログで２度も紹介した本人自らが行かないと失礼にあたるからです。

でも行ってビックリ！！

物凄い熱気。
他のフロアは比較的閑散としておりましたが、催事場は別世界。

子供からOLさん、主婦の方まで、幅広い層のお客さん（女性８割）が
狭い会場に溢れ返っておりまして、店員が商品を補充していくそばから
どんどん売れていく！

レジの行列整理にあたっていた高島屋の中堅社員も
「こんなに（リラックマ展に）人が集まるとは思いませんでした！」
と嬉しい悲鳴。


でも待ってください。


すぐ隣で同時開催していたポケモンのイベントは
リラックマ展よりも広い面積を取っていたのにもかかわらず、
ガラガラでした。


・キャラクターの鮮度と勢い（リラックマ↑　ピカチュー↓）
・加速する少子高齢化、
・日本の消費は女性が牽引しているという揺ぎ無い事実、

これらを読み違えた高島屋の戦略ミスと言ったら言い過ぎでしょうか。

とにもかくにもこのイベント、大成功のようです。
紹介した甲斐がありました。
１年ぶりに新しいデザインのマグカップを買った私は、
さらに思いました。

「来年の年末は、このイベントを招聘できた百貨店が
　勝ち組になるのではないか？」と。

どういうことかと言いますと、
今年は２０年ぶりの“冷冬”でコートがバカ売れするなど
小売全般に神風が吹いています。それはそれで良い。

でも、来年、この反動が必ず来ると思われます。

それをリラックマの集客力で食い止める！！

・・・・・でも、そこまでリラックマ人気が持続していることが前提ですけど。
百貨店関係者の皆様、是非ともご一考を。



続いて、またまた観てしまいました。
映画「三丁目の夕日」。これが４本目です！

もともと上映予定のなかった新宿駅前の新宿武蔵野館が、
余りの人気ぶりを見て２４日から上映開始。
新宿周辺のチケット屋で650円（年内）の格安入場券を入手した私は、
午後３時15分の回を鑑賞（予約制）。
予想通り満員、立ち見です。
そして、４回目にもかかわらず、
やっぱり泣けてしまいました。
実に不思議な映画です。


新宿につかの間現れた２つの癒しの空間、皆さんも是非ご堪能下さい。
（リラックマ展は明日３０日が最終日）