ブックオフの自由が丘駅前店じゃなくて、
すぐ近くのグリーンロード店で買った
城繁幸「若者はなぜ3年で辞めるのか?」(光文社新書)をナナメ読み。
で、今回はその読後感を少々。
城氏は以前、大ベストセラーとなった
「内側から見た富士通「成果主義」の崩壊」の著者でもありまして、
今回も日本の若手サラリーマン中心に多くの警鐘を鳴らしております。
①オッサンの私(≒40歳)が読んで思ったのは、
まず読むべきは、私の世代以上のサラリーマン層ではないか?ということ。
若手に対して「育成」という名の「雑用」を押し付ける前に、
まずは自分の価値観(その多くは、本書でいうところの「昭和的価値観」)が
如何に時代錯誤なものとなっているのかをキッチリ把握することが先決でしょう。
②本書が若手に対する処方箋は概ねP.217の通りかと思います。即ち、
1)昭和的価値観(年功序列など)のフィルターを外した目で自分の周囲を見つめる
2)自分の乗ったレールはどこに通じているのか、自分の欲するものは何か
3)もしそれがレールの先になさそうだと感じるのなら、
自分で主体的に動き始めるべき。
具体的には、上司に対し自分の希望を伝え、望むキャリアに沿った業務を
勝ち取るべきと。行動を起こすには早ければ早いほうがよいと。
自分で道を作る自由は貴重な宝物。
著者は「本書は全ての若者に年功序列への反乱を促すものではない」としているが、
共感する若者は結構出てくるのではないか、と感じた次第です。
そのうちタイトルが「若者よ、3年で辞めちゃおうよ」に変更されたりして・・・・・。
③でも、なんだかんだ言っても、若手は軌道修正が効きやすい。
むしろ問題は、転職年齢とされる35歳を超えてしまったものの、
この先さしたる展望の持てない、私のような負け組リーマン。
一体どうしたらよいか?
本書ではこの点につき明確な記述はありませんでした。
しかし、全く別の著者ですが、これも先日ブックオフで買った
大前研一「即戦力の磨き方」(PHP新書)に次のようなことが書いてありまして、
個人的には気に入りました(・・・この部分だけですが)。
・40歳を過ぎても芽がでないのであれば
そのサラリーマン人生は失敗であったと割り切る。
↓
・その上で、定年以降どうしたいか、どうありたいかを考えて、
今のうちから行動を起こしておく。
(自己研鑽、会社の肩書きを利用した人脈形成など・・・・・・)
要は、40代は年金収入も現在の受給者ほどは期待できず、
定年後も何らかの収入源を確保する必要ありと。定年後も結構長い。
・要は、死ぬ際に「いい人生だった」と言えればよいと。
すぐ近くのグリーンロード店で買った
城繁幸「若者はなぜ3年で辞めるのか?」(光文社新書)をナナメ読み。
で、今回はその読後感を少々。
城氏は以前、大ベストセラーとなった
「内側から見た富士通「成果主義」の崩壊」の著者でもありまして、
今回も日本の若手サラリーマン中心に多くの警鐘を鳴らしております。
若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来光文社このアイテムの詳細を見る |
①オッサンの私(≒40歳)が読んで思ったのは、
まず読むべきは、私の世代以上のサラリーマン層ではないか?ということ。
若手に対して「育成」という名の「雑用」を押し付ける前に、
まずは自分の価値観(その多くは、本書でいうところの「昭和的価値観」)が
如何に時代錯誤なものとなっているのかをキッチリ把握することが先決でしょう。
②本書が若手に対する処方箋は概ねP.217の通りかと思います。即ち、
1)昭和的価値観(年功序列など)のフィルターを外した目で自分の周囲を見つめる
2)自分の乗ったレールはどこに通じているのか、自分の欲するものは何か
3)もしそれがレールの先になさそうだと感じるのなら、
自分で主体的に動き始めるべき。
具体的には、上司に対し自分の希望を伝え、望むキャリアに沿った業務を
勝ち取るべきと。行動を起こすには早ければ早いほうがよいと。
自分で道を作る自由は貴重な宝物。
著者は「本書は全ての若者に年功序列への反乱を促すものではない」としているが、
共感する若者は結構出てくるのではないか、と感じた次第です。
そのうちタイトルが「若者よ、3年で辞めちゃおうよ」に変更されたりして・・・・・。
③でも、なんだかんだ言っても、若手は軌道修正が効きやすい。
むしろ問題は、転職年齢とされる35歳を超えてしまったものの、
この先さしたる展望の持てない、私のような負け組リーマン。
一体どうしたらよいか?
本書ではこの点につき明確な記述はありませんでした。
しかし、全く別の著者ですが、これも先日ブックオフで買った
大前研一「即戦力の磨き方」(PHP新書)に次のようなことが書いてありまして、
個人的には気に入りました(・・・この部分だけですが)。
・40歳を過ぎても芽がでないのであれば
そのサラリーマン人生は失敗であったと割り切る。
↓
・その上で、定年以降どうしたいか、どうありたいかを考えて、
今のうちから行動を起こしておく。
(自己研鑽、会社の肩書きを利用した人脈形成など・・・・・・)
要は、40代は年金収入も現在の受給者ほどは期待できず、
定年後も何らかの収入源を確保する必要ありと。定年後も結構長い。
・要は、死ぬ際に「いい人生だった」と言えればよいと。
即戦力の磨き方PHP研究所このアイテムの詳細を見る |
と、最近、自分の仕事がまともに出来ないことを、会社のせいとか、上司のせいとか、メンタルの不調のせいとかにする20代の若者複数に遭遇した私は思いますが。
しかし、
1)昭和的価値観(年功序列など)のフィルターを外した目で自分の周囲を見つめる
2)自分の乗ったレールはどこに通じているのか、自分の欲するものは何か
それが出来る人間はそんな本を読まなくても、出来るんじゃないんですか?
...読んでもいないのに、あれこれ言うのもなんなので、この辺で。
よよよさん。
深夜お疲れのところわざわざコメント下さり恐縮です。
かなり20代の後輩にお悩みのようで・・・・。
簡単にできるように見えるが、できていない、
だからこそ著者がネタにしたんだと思います。
でも、
当たり前すぎてもうひとヒネリほしかった、
とは私も思います。
「自ら気づいて行動出来ない人間は、本を読んでも出来ないのではないか?」
の間違いです。
そして、思い通りにならないことを自分以外のせいにし続けるだけ。そんなことは書いた本人も分かっているでしょうから、所詮は若者を扇動して金も...っと、まあこれ以上はやめときましょう。別に恨みがあるわけでもないんで。
さあ、新しい一週間が始まりますね。はりきって仕事しよう!
平気で寝ないで仕事したもんだ。なんて自慢(説教?)話されても誰も賛成する訳ない。
こんな時代錯誤な価値観で指導される身にもなって欲しいです。(労働は美徳と言う価値観なのかもしれませんが)
部下の向上心を育ませるのも『教育者』として必要な要素だとおもいますが、余裕の無い上司は『労働者』であり『教育者』足りえません。
部下にしろ上司にしろ『労働者』で終わっている事が続かない理由だと思います。
昭和価値観は単純に『労働力』を求めていますが、昨今の価値観は『教育者もしくは教育者の資質』を求めているのだと思います。