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ライブドアを偲ぶ③ ―港陽監査法人も御用?-

2006-01-17 | この決算書・会計処理はおかしい
いやぁ非常に面白かった!
昨日の私の記事。

といっても本文ではありません。

コメント欄です。
心ある会計士先生方が、こっそりと極上ネタを披露して下さいました。
誠に有難うございます。


そこで今回は、せっかく頂いた素材ですので、これとライブドアの有価証券報告書
を元に、監査を担当した「港陽監査法人」について
私が思うところ、及び推論を述べさせていただきます。

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■代表社員2名。この2名が監査報告書にサイン。
 H17/9期の監査報告書から1名交代。
 ってことは前任の方は辞められたんですね。
  “何か”を感じられたのでしょか?

■これは事実であれば特ダネ級のネタだと思いますが、
 代表社員の方とライブドア・宮内取締役は、
 元同僚の関係であった可能性がある。


■代表社員以外、残りは全員パート(会計士3名+会計士補5名) 
  →中小監査法人で監査の質を考えるに当たっては、
   雇用している職員なのかパートなのかが重要だとのご助言を
   踏まえますと、「ダメダメ」です。

■法定監査はライブドア、ライブドアマーケティング等、
 ライブドアグループで過半。かなり依存度は高い。

 以上からすると、ライブドアグループと実質一体と見られても
 おかしくない状況。
 適正な監査はとても期待できるような状態ではないでしょうか?


■そう思いたくなるような事例を、有価証券報告書から一つご紹介。

 H17/9期の連結損益計算書で計上している
 特別損失「前期損益修正損」497百万円。

 この期の経常利益112億円からしたら重要性は小さいですが、
 前H16/9期の経常利益と見比べて欲しい。50億円。

 言い方は悪いが、H16/9期に経常利益を10%水増しして計上して、
 翌年利益の水準が上がったことをいいことに、
 こっそり修正している(ように見えます)。

極めて重要なことは、H16/9期の50億円っていうのは、
 当時の会社の公表利益だってことです。
 公表利益を達成するために利益を嵩上げして、
 その分、翌期に修正しているわけです。

 アナリスト経験から言わせてもらいますと、
 経営者にとって公表利益を達成することは、
 株価・経営への信頼度を高める
 最も手っ取り早い方策ですから 
 ホリエモンも50億円にこだわったのでしょうね。 

 しかし、こんないい加減な決算を良く認めたもんです!!

ライブドアの決算書はこうした姑息な手の数々で
 塗り固められたものだったのでしょうか?

ライブドア、港陽、逝ってよし。

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 以上、仮説or戯言として聞き流して下さいませ。


<追記>
副題は一応、”コーヨー”と”ゴヨー”を掛けているんですが。

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1 コメント

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港陽監査法人 (遊爺)
2006-02-26 12:56:17
はじめまして、遊爺と申します。



>心ある会計士先生方が、こっそりと極上ネタを披露して下さいました。



 神奈川監査法人(現・港陽監査法人)に所属していてライブドアの監査を担当し、宮内被告が代表取締役を勤めていたコンサル会社の役員に就任し、決算監査で「適性」の報告書を提出したと産経で報道されている会計士のことですね。

  つたない幣blogにリンクを貼らせていただきました。ご迷惑でしたら削除しますので、ご連絡下さい。

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