いやぁ非常に面白かった!
昨日の私の記事。
といっても本文ではありません。
コメント欄です。
心ある会計士先生方が、こっそりと極上ネタを披露して下さいました。
誠に有難うございます。
そこで今回は、せっかく頂いた素材ですので、これとライブドアの有価証券報告書
を元に、監査を担当した「港陽監査法人」について
私が思うところ、及び推論を述べさせていただきます。
------------------------------------------------------------------
■代表社員2名。この2名が監査報告書にサイン。
H17/9期の監査報告書から1名交代。
ってことは前任の方は辞められたんですね。
“何か”を感じられたのでしょか?
■これは事実であれば特ダネ級のネタだと思いますが、
代表社員の方とライブドア・宮内取締役は、
元同僚の関係であった可能性がある。
■代表社員以外、残りは全員パート(会計士3名+会計士補5名)
→中小監査法人で監査の質を考えるに当たっては、
雇用している職員なのかパートなのかが重要だとのご助言を
踏まえますと、「ダメダメ」です。
■法定監査はライブドア、ライブドアマーケティング等、
ライブドアグループで過半。かなり依存度は高い。
以上からすると、ライブドアグループと実質一体と見られても
おかしくない状況。
適正な監査はとても期待できるような状態ではないでしょうか?
■そう思いたくなるような事例を、有価証券報告書から一つご紹介。
H17/9期の連結損益計算書で計上している
特別損失「前期損益修正損」497百万円。
この期の経常利益112億円からしたら重要性は小さいですが、
前H16/9期の経常利益と見比べて欲しい。50億円。
言い方は悪いが、H16/9期に経常利益を10%水増しして計上して、
翌年利益の水準が上がったことをいいことに、
こっそり修正している(ように見えます)。
極めて重要なことは、H16/9期の50億円っていうのは、
当時の会社の公表利益だってことです。
公表利益を達成するために利益を嵩上げして、
その分、翌期に修正しているわけです。
アナリスト経験から言わせてもらいますと、
経営者にとって公表利益を達成することは、
株価・経営への信頼度を高める
最も手っ取り早い方策ですから
ホリエモンも50億円にこだわったのでしょうね。
しかし、こんないい加減な決算を良く認めたもんです!!
ライブドアの決算書はこうした姑息な手の数々で
塗り固められたものだったのでしょうか?
ライブドア、港陽、逝ってよし。
--------------------------------------------
以上、仮説or戯言として聞き流して下さいませ。
<追記>
副題は一応、”コーヨー”と”ゴヨー”を掛けているんですが。
昨日の私の記事。
といっても本文ではありません。
コメント欄です。
心ある会計士先生方が、こっそりと極上ネタを披露して下さいました。
誠に有難うございます。
そこで今回は、せっかく頂いた素材ですので、これとライブドアの有価証券報告書
を元に、監査を担当した「港陽監査法人」について
私が思うところ、及び推論を述べさせていただきます。
------------------------------------------------------------------
■代表社員2名。この2名が監査報告書にサイン。
H17/9期の監査報告書から1名交代。
ってことは前任の方は辞められたんですね。
“何か”を感じられたのでしょか?
■これは事実であれば特ダネ級のネタだと思いますが、
代表社員の方とライブドア・宮内取締役は、
元同僚の関係であった可能性がある。
■代表社員以外、残りは全員パート(会計士3名+会計士補5名)
→中小監査法人で監査の質を考えるに当たっては、
雇用している職員なのかパートなのかが重要だとのご助言を
踏まえますと、「ダメダメ」です。
■法定監査はライブドア、ライブドアマーケティング等、
ライブドアグループで過半。かなり依存度は高い。
以上からすると、ライブドアグループと実質一体と見られても
おかしくない状況。
適正な監査はとても期待できるような状態ではないでしょうか?
■そう思いたくなるような事例を、有価証券報告書から一つご紹介。
H17/9期の連結損益計算書で計上している
特別損失「前期損益修正損」497百万円。
この期の経常利益112億円からしたら重要性は小さいですが、
前H16/9期の経常利益と見比べて欲しい。50億円。
言い方は悪いが、H16/9期に経常利益を10%水増しして計上して、
翌年利益の水準が上がったことをいいことに、
こっそり修正している(ように見えます)。
極めて重要なことは、H16/9期の50億円っていうのは、
当時の会社の公表利益だってことです。
公表利益を達成するために利益を嵩上げして、
その分、翌期に修正しているわけです。
アナリスト経験から言わせてもらいますと、
経営者にとって公表利益を達成することは、
株価・経営への信頼度を高める
最も手っ取り早い方策ですから
ホリエモンも50億円にこだわったのでしょうね。
しかし、こんないい加減な決算を良く認めたもんです!!
ライブドアの決算書はこうした姑息な手の数々で
塗り固められたものだったのでしょうか?
ライブドア、港陽、逝ってよし。
--------------------------------------------
以上、仮説or戯言として聞き流して下さいませ。
<追記>
副題は一応、”コーヨー”と”ゴヨー”を掛けているんですが。
>心ある会計士先生方が、こっそりと極上ネタを披露して下さいました。
神奈川監査法人(現・港陽監査法人)に所属していてライブドアの監査を担当し、宮内被告が代表取締役を勤めていたコンサル会社の役員に就任し、決算監査で「適性」の報告書を提出したと産経で報道されている会計士のことですね。
つたない幣blogにリンクを貼らせていただきました。ご迷惑でしたら削除しますので、ご連絡下さい。