Uさん、こんばんわ。
大きな被害を出さず、台風は過ぎ去っていきました。
さて。
明後日は、十五夜ですね。
十五夜と言えば、月見団子。
子供の頃。
ツヤツヤして見えて、なおかつモチっとしていそうな、その感じが実に美味しそうに見えました。
食べたくて食べたくて仕方がありませんでしたけれど、月見団子、食べたという記憶や味覚の印象がまるでないんです。
恐らく、しっかり月見団子を食べる機会はなかったんでしょうね。
十五夜って、ウサギのシルエットが映っている月が出ている晩に、その月に向かってお団子とススキの穂をお供えするイメージです。
だから、あのウサギたちが食べるのかと思って、随分、子供の頃、月のウサギを羨ましく思ったものです。
まぁ、ウサギが普段、草ばかり食べているウサギが団子を食べるわけもないんでしょうが、月で餅つきをするウサギです。
さもありなん、と、子供心に思っていました。
結局、食べることはなかったけれど、大人になった今はどうでしょう。
既に食べようとは思わなくなっています。
果たしてどういうもんなんでしょう。
ああいうものって、存外、期待に反して何の変哲もないあっさりとした味だったりします。
多分そうなんでしょうね。永遠の恋人は、恋人のままにしておきましょう。
それから。
ススキに、ウサギ、月見団子に、まあるいお月様なんて、子供の頃のファンタジーになっちゃたみたいです。
今の日本に、そんな景色、どこにも見当たらないんですから。
今の若い人たち、子供たちに、そんな月のイメージはないのでしょう。
雅な風習がまた一つ、姿を消しました。
あと、子供ってあまり和菓子を好みませんよね。
これは自分もそうでした。嫌いな大福餅を食べられるようになったのは大人になってからです。
なぜ、月見団子だけが食べたくて仕方なかったのかが不思議です。
では、いつものように話が長くなりました。これで終わりにします。
ごきげんよう。さようなら。