EOS-1D MarkⅣが重たく感じられるように

2021-11-30 20:31:33 | 写真撮影/撮影機材

Uさん、こんばんは。

 

お気に入りの撮影機材の一つ、Canon EOS-1D MarkⅣです。

縦型グリップ一体型の比較的筐体の大きいプロフェッショナル用機器です。

業務機らしいフォールディングの良さと、ボディバランスの良さで、余り重さを感じずにいました。

 

自重900g弱で、後継機である35ミリ判の方の、Canon EOS-1D Xよりも少し軽量になっています。

 

自分の場合、このカメラには比較的軽量となる中望遠以下の単焦点レンズを付けます。

(正直に申せば、EFマウントのズームレンズは持っておりません)

そしてそれら単焦点レンズはLuxuryシリーズではなく、全て無印のものですから、全体の重さはかなり抑えられています。

 

それでも最近、タイトルのように、このカメラが重く感じられるようになりました。

体力(腕力)が落ちているのかもしれないのですが、それ以外にも原因がありそうです。

 

このところ、旅行にしか使わなかったPanasonicの古いミラーレスカメラ2台を普段でも使うようになりました。

Panasonicのレンズを買い増しした結果、ボディが足りなくなったからです。

 

新たに普段使いとなったカメラを中心として、APS-C以下の小型軽量ボディを多用することが多くなりました。

普段使いとなった2台のカメラはかなりの軽量です。

 

その結果、相対的に重量のあるEOS-1D MarkⅣを重く感じるようになってきたのではないかと考えています。

 

重さを感じるということは、一種の不満を感じているということでもありますが、出来れば手放さずに壊れるまでは使いたいとは思います。

長い間、憧れの機種であり、ようやく手にできたものですから、今迄は外にも出さず、室内の家人を撮ることのみに専念して大事に使ってました。

 

ですが、これからは外に連れ出してもっと活用してやろうと考えています。

流石にシャッター音がガシャ・ガシャと五月蠅いし、目立って仕方がない大型の筐体なので、人の迷惑にならないよう、どこか人の少ない山の中で景色でも撮ろうかと思いますけれど。

 

この機種は、もうメーカーによるメンテナンスは出来ません。

故障が少し怖いのですが、基本単射で連射はほぼしませんから、少なくともシャッター機構がいかれてしまう可能性はかなり低いと考えています。

 

まぁ希望的観測かもしれませんが、購入したとき、裏面の三脚穴付近に全くスレ・汚れも無く、ボディもきれいでしたから、アマチュアの方が大事にされていたのではないかと考えています。

そういう中古品を買いました。

 

以前、外装が汚いEOS-1D Markiiiを中古で買ったことがありました。

このときは流石にシャッター音がバランバランという感じがしていて不安でした。

 

そんな個体でも、当時Markiiiで撮影した写真を見てみると、結構綺麗に良く撮れているなと思います。

記録画素数は1100万ぐらいでしたけれど。やはり1Dシリーズは良いと思い、このMarkⅣを買ったのです。

 

連射も動態撮影もしない自分が買ったのは、今思えば勿体なかったかもしれませんが、上級機としてのビルドクオリティ(造りの良さ)、操作性の良さ、シャッターフィーリングの良さなど、官能性能を優先してこの機種を選びました。

そう、手に触れた時、フォールディングした時の、満足感を充足させるために買ったのです。随分贅沢ではあります。

 

最後に。

手持ちの機種で、これだけが記録メディアにコンパクトフラッシュ(CF)を使えます。手持ちのCFは4枚。全て4G以下と以外と容量が少ない。

 

1600万画素で、動画撮影もせず、RAW記録も偶にしかしない、動態撮影をしないので連射もしない、となれば、この容量のこの4枚で十分です。

半分は、先に旅立ったEOS 7Dの置き土産なのですが。

 

もし、EOS-1D Mark4の使用を止め、売却してしまうことになると、このCFは無用の長物となります。

カードリーダーを使って容量の少ないUSBメモリーとして使うしかありません。

そうなったら、自分の中で、一つの時代が終わったなと思うことでしょう。

 

 

では、これで失礼します。

 

ごきげんよう。

さよなら。

 


ヨドバシカメラとの付き合い方

2021-11-29 20:31:32 | 日記

ユキエさん、こんばんは。

 

昨日の投稿で、ヨドバシAkibaに久しぶりに訪れたことを上げました。

あるオーディオ製品について、価格交渉を含めた下見が目的でした。

結局、お店になかったことは既に記事にしたとおりですが、仮に店先にその機器があっても、希望するような価格にはならなかったかもしれません。最近、ヨドバシカメラは条件を緩めるのが渋いのです。

 

最近のヨドバシカメラは、(業績が良いので)無理して売りません。

こちらの値段で納得いかなければお買い上げいただかなくても結構です、そういったつれない印象が強くなっています。

 

数年前からこんな感じ。合わせ技も効きずらいし、1円残し出来ない場合が出てきました。

店員さんが頑張りますけれど、本社・本部からの締め付けが強いそうです。

 

値引きやポイント引き上げがレジで入らないのは、新車ディーラーの端末と同じです。

一定以上の条件については本部・上部の決済が必要なのです。

そして、ポイントも増やせず、値段も下げられない、事実上交渉不可のケースも結構出てきました。

 

まぁ、これも時代でしょうか。

ということで、次第にヨドバシカメラでの買い物は、世間様の動向とは反対に少なくなってきました。

 

ヨドバシカメラでは、ポイントの使い方を失敗すると、却って損をしたりします。

ポイントにはポイントが付かないので、ポイントを使って商品価格を下げると、そのポイントのポイント分(=10%)損をしてしまうのです。

 

例えば、1万円の商品を購入するとき、そのままだと10%1000円のポイントが付きます。

ところが、ここで手持ちの1000ポイントを支払いに充当しますと、商品の価格は9千円に下がりますが、その金額に対してポイントが付きますから、ポイントは900円になります。1000ポイント使うと、本来は得られるべき100ポイントが少なくなります。

 

1000ポイントの代わりに、手持ちに交換率100%の商品券があったとして、これに現金9000円を足して1万円にして商品を購入しようとすると、10%の1000円のポイントが付きます。

 

すなわち、ポイントは現金や有価証券の代わりにはなりません。

 

だから、自分はポイントが溜まって来た時は、使うポイント分だけポイントを上げるよう交渉します。これが最近上手く行きません。

ポイント分損しないよう、そのポイントの分だけを減額して値引きするのもダメ。1円残しも渋くなりました。

 

ヨドバシカメラの成長は、一つにはこのポイントにポイントが付かない仕組みがあると考えています。

ヨドバシカメラの商品価格は、別の業者との競合状態にあるときは、ポイント分の割引を含めて他社とほぼ同額です。

 

しかし、ポイントを後日回収しようとすると、ポイントの10%は帰ってこないので、結局高いものになります。

その分はヨドバシカメラのポケットに帰っていきます。

 

そして、この帰ってこなかったポイントの10%が、ヨドバシカメラの成長の原資の一つであると考えています。

ずるいですね。

 

では、ヨドバシカメラの上手な利用方法とは。

 

時々とんでもなく安い価格を提示することがあります。

生産中止となった商品については気持ちが良いくらいの処分価格になったりします。

この辺は大変潔いです。損を承知で叩き売ってきます。

 

そして店頭処分品もかなり良い条件になるときがあります。

ポイントの10%の損を考えても全体としては安く買えますので、他の選択肢はありません。

いつ買うの?今でしょ。

 

こういうものに特化してヨドバシカメラの利用するのです。

 

だからもしカタログ落ちしそうで、欲しいものがあったらヨドバシドットコムを注意深くウォッチしている必要があります。

直ぐに売り切れてしまいますから。

 

勿論、条件を考えずヨドバシカメラを利用することもあります。

低価格の製品や、他店で直ぐに入手が難しいものがそれで、品揃えが良く商品の手配が確実である点を考慮しての事です。

 

ヨドバシドットコムの配送無料についてはあまり利点と考えていません。

比較的近傍にヨドバシカメラがあるからです。思い立てば買いにお店まで出かけることが容易に出来ます。

 

いずれにせよ、以前はヨドバシカメラ一択といった状況で、交渉も楽しく行えましたが、どうも今後はそのようには行きません。

 

勢いのあるものには勝てませんね。

 

では、ごきげんよう。

さようなら。


ヨドバシAkibaに行きました。 EOS R3がありました

2021-11-28 14:13:33 | 日記

Uさん、こんばんは。

 

今日、久しぶりにヨドバシAkiba(ヨドバシカメラマルチメディアAkiba)に行きました。

1年数箇月振りではないでしょうか。

 

あるオーディオ機器を見に行ったのです。店先にあれば視聴をさせてもらうつもりでした。

けれど残念ながら、その機械は店頭にありませんでした。どうやらWebでの専売のようです。

 

視聴の結果、気に入った音調ならば、その場で店員と価格交渉して安く購入するつもりでした。

ウェブサイトで通販しか行わない(取り寄せの可能性高し)のであれば、相手の条件(価格)変えるのは無理そうです。

自分の中ではかなり高額な商品ですから、この先どうするか悩みどころです。

 

ところで、恐れていたことですが、オーディオ機器(コンポーネントオーディオ機器)のコーナーの勢いが益々なくなっていました。

ピュアオーディオコーナーがどんどん狭まっている印象です。

アウトレット商品も大分少なくなっています。

 

お客さんも少ないです。当然ですが、オンキヨーやパイオニアのブースも既にありません。その代わりハーマン(JBL)が入っていました。

ゼネラルオーディオコーナーはほぼ同規模でしたが、お客さんはやはり余り見かけません。こちらも危険です。

 

その代わり、ヘッドフォンコーナーが益々拡張されていました。

直接耳にくっつけて聴く製品だけが異常に膨張しています。時代ですね。

 

ヨドバシAkibaのオーディオコーナーは、お店が出来て以来、どう考えても割に合わないぐらい大きなスペースを確保して大量の商品を並べて促販してきました。

売り上げ云々より、ピュアオーディオという製品分野に敬意を払い、商売そっちのけで、オーディオ製品の良さを来店者にPRしてきたように思います。

 

ここで視聴して他店で購入した人もかなりいると思います。

懐の深いヨドバシAkibaでも、もう余裕がないくらいオーディオ製品の売り上げが減少している、大量に出るアウトレットの処分に困るとった状況にあるのでしょうか。じわりじわりと商品が少なくなり、展示スペースが減りつつあります。

 

それでも旗艦店としての矜持があり、踏ん張るところは踏ん張っています。

最近、発売されたB&W804D4がありました。

 

ヨドバシカメラ辺りでは、700シリーズとブックシェルフの805Dしか扱わないことが多いのに、どうしたことでしょう。

ひょっとしたら804D4はデモでしょうか。

 

ちなみに804D4は金切り声を上げるような音で鳴っており、良い音とは思えませんでした。

エージングが足りないか、接続機器(マランツ)との相性でしょう。

 

で、帰り際、カメラ売り場に行ってみると、昨日発売されたばかりの、Canon EOS R3の展示がありました。

 

店員二人があれこれずっとしゃべりながらファインダーを覗いたり弄り回していました。

白い筒のレンズが付いています。

大きさと三脚座が良く見えなかったことから察すると、恐らく70-200F4だと思いますがどうでしょう。

 

用事があってすぐにお店を去らなければなりませんでしたから、R3を見かけただけで操作は出来ませんでした。

あの後操作出来た人はいるのでしょうね。

 

購入する気は全くありませんが、ちょっとぐらい触れてみたいものです。

R5もR6も数十秒ずつ触っています。それで十分です。

 

R3も大量の予約が入ってはいるようですが、近年ありがちな供給不足というヤツで、大分待たされる見込みとの事。

高額の製品を予約までして購入の意思をメーカーに示しているような人にはなるべく早く手に入れてもらいたいと思います。

 

お待ちの皆さん、早く手にできると良いですね。

 

では、これで失礼します。

ごきげんよう。


マイカーの12か月点検を受けました

2021-11-27 20:55:02 | 日記

Uさん、こんばんは。

 

本日、自家用車の法定12ヵ月点検を受けました。

 

車は便利ですが、一歩間違えれば危険な凶器になります。整備不良が原因で事故など起こさないよう気を付けています。

自分で余りこまめにメンテナンスしない分、法定点検は勿論の事、任意の6ヵ月点検も必ず受けています。

 

日々のメンテナンスはさぼりがちですが、乗る回数は多いので、どこか不具合があればすぐに気が付きます。

おかしいなと思えばすぐにディーラーに相談し、車を工場に持ち込むように心掛けています。

 

さて、今回の点検。

受付時にディーラーの係員から法定点検の簡単な説明を受けた後、オプションの整備品目を選びます。

見積もり(明細)が出たのち、洗車を含めて2時間ほど待つことになります。

 

やることもなく、椅子に座ってボーっと待っています。コロナウィルス蔓延防止の観点から、車関係の雑誌が撤去されてしまっているのです。

以前は、雑誌やスポーツ新聞が待合室にあるラックに置かれていて、これらを読んで時間をつぶしていました。

 

暫くすると、珍しくサービスが声を掛けて来ます。少し説明したい事があるので、ピットまで来て下さいと頼まれました。

整備工場に行ってみると、車がリフトアップされていました。4輪ともタイヤは外されています。

 

今の車は、登録されてから12年、走行距離は11万キロ近くになっています。

 

実際に車の状態を見ながら、サービスから状態の説明を受けました。曰く、年数経過による劣化と使用による摩耗等で、足回り全体がかなり傷んでいる、具体的はブッシュ類が駄目になっている。

 

この車、あとどれくらい乗りますかと質問を受けます。当面買い替えの予定はないので、壊れるまでと答えました。

 

当然ですが、それならメンテナンスをした方が良いと提案を受けました。

そして、前輪ブレーキのローターに偏摩耗が起きているとも。足回りの部品の交換の際、ブレーキ関係のリフレッシュも併せて勧められました。

 

車の足回りのリフレッシュについては、以前から検討していたところで、本当に頼むなら、ここだというところも決めています。

それは、民間の整備工場で、トヨタ車の足回りの整備を注力しており、多くの実績のあるところなのです。ここに頼めば恐らく良い結果を得られるでしょう。

 

ただ、費用がかなり嵩みます。

どうせメンテナンスを大掛かりにやるなら、足回りのリフレッシュと併せてエンジンマウントの交換、CVTフルードの入れ替え、それとブレーキー関係のリフレッシュも一緒です。

 

恐らく、70万から80万円コースです。

 

これだけ掛けて、今の車を乗り続ける価値があるのか悩みます。

というのも、今の車で不満に思っている点が幾つかあって、それは整備とか修理などでは解決できない、根本的な仕様に基づく部分なのです。

 

高額な整備費用を掛ければ、掛けた経費の観点から、少なくともあと5年、場合によっては、もっと長く乗ることになるかもしれない。

つまり、不満を抱えて長い間乗り続けることが確定してしまいます。

 

これから長い間、乗り続けるためにお金を出すのですからこれは当たり前のことであり、矛盾していますが、相反する気持ちが自分の中にあるのです。

 

そして、高額なメンテナンス費用を掛けても、売却の際、或いは下取の際の査定は限りなく0に近いものになるのは明白です。

高額な経費を掛けるならば乗りつぶすことが前提になります。どうにも納得出来そうで出来そうにない…。

 

ですが、家人はまだ乗れるのに(買い替えは)勿体ないと言っています。

修理しろということなのでしょうね。

悩むな~。

 

悩みながら、家族の意見に反して、見えている出ていきそうなお金と、来年の車検代を併せて、いっそのこと、車を乗り換える予算にしようかと考えている自分がいます。

 

予算的には、中古車なのですが、今迄安物買いの銭失いで、いつも失敗しています。

検討に検討を重ね、実車を見て、実際に試運転して、そして決断して契約する。

 

ところが、どこかいつも”思ってたんとちゃう”になってしまうのです。

選んだあと、すぐにもっと条件の良い、状態の良い車が見つかります。

 

隣の家の芝生は青でも緑でも黄緑でも良いのですが、自分の車は青くでなくては困ります。でも大抵、どこか直ぐに不満(黄緑色)が見つかります。

そして失敗しながらも、お金が無くなってしまうので我慢して数年間乗り続けるしかありません、を繰り返してきました。

 

いい加減、もうその失敗は繰り返したくありません。

 

そのためには。

”新車を買えば良い”のです。

 

ですけれど。

今乗っていいる車と同じようなタイプ(2000㏄のM型ミニバン)を買おうとすると、今350万円ぐらい掛かります。

10年ぐらい前に比べて随分車の値段は上がりました。

そして、現車の下取りは全く期待できませんから、総支払額は減らせません。

 

350万て、でかいな~と率直に思います。

 

これだけ貯めるのにどれだけ月日が必要なのかと、ぼんやり考えてしまいます。それを全て車に…。

 

まぁこの額でも出そうとすれば出せない金額ではありませんけれど、大金を一括で出してしまうことには不安があります。

ローンは組むことになるでしょう。

折角、最近借金0生活になったのに、また借金生活か。

 

しかし絶対的な金額だけを見て、出来るだけ経費節減とばかり、また中古車に走れば、更なる失敗の繰り返しとなりかねません。

新車は高額だ、かといって中古車はリスクがある。

 

このまま現車の状態を放っておくわけにもいかない。

悩むな~。

 

さて、どうしたらいいものやら。

 

 

だいたい、車(を購入すること)について、あれこれ考えるのは、自分としては出来れば避けたい事態です。

サッと決めてしまいたい。

 

本当は、車に乗らずに済めばよい。

更に言えばこれを機会に車を手放してしまえば良いのですが、事情があり、そうも出来ません。

 

つまりどこかで決断しなければならないのですが、さてどんな結論になるのでしょうか。

 

1年後の車検の時までギリギリ引っ張って、新車か支払い費用が高くても、程度の良い中古車を選ぶのがよさそうな気がしています。

 

Uさんは、車選びは困ったことはないでしょうね。

少し羨ましい。

 

では、ごきげんよう。

さようなら。

 


電源供給は、パワー・コンデショナー/ディストリビューターで

2021-11-26 17:31:37 | 音響機材/音楽再生

Uさん、こんばんは。

もう晩秋ですから、時間は少し早いのですが、”こんばんは”の挨拶です。

 

オーディオ機器への電源供給、本当は壁コンセントからの直結が良いのですが、複数の機器があって、これが不可能です。

 

ですから何らかの電源分配器が必要で、以前は鋳鉄製のタップと呼ばれる、複数の差し込み口が付いている、いわゆる延長コード的なものを使っていました。

 

ただし、一般家庭が生活家電などで使用する通常の民生品ではなく、一応は、オーディオ専用品として販売されているものです。

この分野でも多数のメーカーから、様々な形状や・色々な特徴を持った多くの製品が出されております。選ぶのに迷ってしまいますが、グレード(価格)の線引きは明確にあります。

 

そして、例のように自分では1万円程度の普及品を選びました。購入先はプロケーブル社です。

入手してから数年間、このタップを使用してきて、特に不満はありませんでした。

 

しかし、少しずつ機器が増えてきて、差し込み口数が足りなくなり、改めてタップを買い直す必要が出てきました。

また、性能的に不満は無いながらも、電源回りのアップグレードを少しづつ考えていて、低コストでノイズの低減ができるものはないかと、2年ほど前から検討を進めていました。

 

そして、思い出したのが、米国のファーマンという会社から出ている比較的低価格の製品で、PST-2+6という延長コード(タップ)を持っていたことです。

ファーマンではこの製品をパワーコンデショナーと呼んでいます。

雷による瞬電保護回路や電波ノイズフィルターがこの製品に組み込まれていて、このタップを通すことによって、電源(電流)がクリーンになるのだそうです。

 

実際に使ってみての感想は、…特別なものは何も感じられない、というものです。

 

何かをコンデショニングしたという効果は、特段実感することは出来ませんでした。

 

それよりも、コードが固くて取り回しずらい、コンセントに差し込むプラグ部が3Pの独特の形状をしていて差し込みづらい、造りの雑さのせいでケーブルの差し込みがしづらい、形状が平たく幅広いので設置に場所を取るなど、幾つかの使いづらさが重なって、わずかな期間で使うのを止めてしまいました。

 

ファーマンには、同じような価格帯に、SS-6Bという製品を出していまして、こちらはパワーディストリビューターと呼んでいます。

SS-6BもPST-2+6と同じように、二つのフィルターを内蔵しています。

 

しかしこちらは電源分配器といい、あちらは電源整流器といい、ファーマンでは区別しているのです。

しかしその違いは良く分かりませんでした。

PST-2+6を選んだのは、少しだけ高かったのでフィルターの効果が少しでも高いかもしれないと思ったからです。

 

それで、出来るだけ低価格でそれなりの性能を持った製品はないかと、あれこれ探しますが、適当なものは見当たりません。

 

純粋なオーディオタップでも高額なものは沢山あり、音響的にも良い可能性はありますが、求めているのはタップによる音質の変化ではなく、最低限のこと(ある程度のノイズ除去)を寡黙のうちにやってくれる縁の下の力持ち的な存在です。

 

そうこうするうち、またファーマンに戻ってきてしまいます。というのは、ファーマンは電源回りの専業メーカーだからです。改めて探せば何か見つかるかもしれないと。そう思っていたら、PST-6というタップが販売されているのが分かり、値段も高くはありませんでした。PST-6にも2つのフィルターが内蔵されています。

さらに探すと、PST-8Dというタップが販売されていて、この製品のフィルターはPST-6よりも性能が良いような説明がされています。

 

値段的には高くなりますが、許容範囲です。

神社のおみくじ筒のような形(八角形ですが)が独特ですが、外装の色合いは高級なオーディオ用電源タップのようで気に入りました。

 

ですがこのタップ、長さが50センチもある大型の製品です。

実際、部屋に置くとなると、かなりジャマになることが想像できます。

 

どうしたものかと思案していますと、PA用ラックに収納するような平たい形状をしたタイプの製品で、このPST-8Dと同じフィルターを内蔵しているものがあることが分りました。

 

これは厚みが無く、幅が通常規格のオーディオ製品と同じ、奥行も極端に長くないことから、他のオーディオ機器と同じように、オーディオラックに乗せることが出来ます。

これなら部屋のジャマになりません。値段はPST-8Dからさらに上がりますが、安く販売しているお店がありこれにすることに決めました。

 

PL-8Cという品番で、ラックに取り付ける耳(マウント金具)が付いています。見た目が如何にも業務用といった風体なので、あまり好みではありませんが、仕方がありません。

 

それと、このラックタイプの有利な点は、沢山の差し込み口があることで、オーディオ機器が増えて行っても余裕で対応可能であること(総W数の制限はあります)、オーディオラックに乗せることになるので、床にベタっと電源ケーブルがごちゃごちゃと並ぶことが無くなり、綺麗な配線が実現できそうなことです。

むしろ積極的に選ぶべきだと考えました。そして高性能なフィルターによる何らかの効果も期待できそうです。

 

で、実際にこの手の製品を導入するのは、実は比較的最近のこと。

買おうと買おうと思っているうち、値段が上がってしまい、出来るだけ安く入手するルートを探していたら、随分時間が経ってしまったということです。

 

具体的な製品についての投稿は、近いうちにしようと思います。

 

では、これで失礼します。

ごきげんよう。

さようなら。