MARANTZ PM8100SA ver.2

2025-01-18 20:52:12 | 音響機材/音楽再生

Uさん、こんばんは。

PS AUDIO NuwaveDSDのところで少し触れました、マランツのプリメインアンプです。

 

PRIMARE PRE30とAccuphase P-11の組み合わせでは、出て来る音をじっと聴き込んでしまうことが多く、音楽を聴く以外に他に何も手を付けることが出来なくなります。

 

音楽を聴きながら、本を読んだりPCで調べ物をしたりなどしたいなぁと思い、もっと気楽に音楽を流せる機器も必要だと自分に言い聞かせ、物欲スイッチを入れました。

 

高域の音が美麗なマランツの音も好きですから、このメーカーから探すことにします。

M-1デザインの4桁機は、PM8005、7004、6005と持っていたことがあります。

 

少しテイストの違いがある更に旧世代を選ぼうと、色々調べてPM-80a辺りがいいかなと目星を付けました。

が、メンテ済みで程度の良い個体が適価でネットショップに出ていましたので、こちらの機種を選びました。

 

プリメインアンプはもう買わないつもりでしたが、サブ扱いという事で自分を納得させました。

 

 

PM8100SA Ver.2は、8100をベースとして、回路を見直したりパーツを上級機のものに変えたりして、音の完成度を高めたものとの事。

8100の音は知りませんから、どれほどの向上が見られるのかは分かりません。

 

良くは知らなくても、改良機であることを示すVer.2の金バッチが付いているのは気分が宜いものです。

 

ボリュームノブはメッキのプラ製みたいで軽く動き、かつそれほどスムースではないため、あまり高級感はありません。

 

トーンコントロールは、BASSとtrebleの2つです。

極端に変化はしないものの、なるべく出音が自分に合うように積極的に使いました。

 

フロントパネルの真ん中に、上級機にあるウォームアップ・メーターのような丸窓があります。

が、言ってみればこれはフェイクのようなもので、電源が入っていることを示す青いランプが点灯するだけです。

 

選択した入力ソースを示すランプは赤色です。

電源ランプ色と揃える意味で、青にすればいいのと思いました。

 

少し大きめのリモコンが付いていました。これまた使いませんでしたから使い勝手は分かりません。

電源ケーブルは分離できるタイプですが、付属のケーブルをそのまま使いました。

ヘッドフォンでの音は確認していません。

 

このアンプは、6チャンネル分のプリ部と、マルチチャンネル入出力端子が付いています。

他にパワーアンプを用意してあげると、簡易AVアンプのように使えるそうです(音声処理のみで映像は扱えず)。

 

 

このアンプ、サイズ・デザインの割に結構鳴りっぷりが良いです。元気な音が前にビューンと出てきます。

余りボリュームを上げることが出来ません。

 

マランツらしい高音の煌びやかさは余りなかったような、あったような。

元気は元気ですが、じっくり聴いてみると少し荒っぽいところがあったりもします。

 

受容出来る音量で流してみると、”ただ鳴っているだけ”系の微妙な感じになります。

買って失敗、までとは行きませんが、満足できるかというとそうではない。

 

聴いていても気持ちはあまり良くならないため、保有期間中、気分によってシステムから外したり組み直したりと、運用が不規則になりました。

 

スピーカーやDACとの組み合わせが良くなかったのかもしれません。

スピーカーはDALIのIkon5mk2を当てがっていました。

 

思うところあって、NuWaveDSDと組み合わせたら、何だか気持ちの良い音が出て来るようになりました。

音が滑らかになり、ガサツさも消えて、適度な低音も付加されと、もうこれでいいかも、と思わせるようなところがあります。

 

これ以上オーディオなんて面倒だから、この組み合わせを終着駅にするか、なんて気分にもなりました。

 

 

その鉄板の組み合わせを崩して、後日両者を放逐してしまっています。

 

音楽を全く聴かなくなっていた時期があります。

記憶が定かではありませんが、その辺りから音楽を聴くのを辞めたのでしょう。

 

音楽を聴かなければ、オーディオ機器は必要ありません。

オーディオをすべて処分することまでは至りませんでしたが、インテグレートアンプは買わないという禁則を破ってまで入手したこの機器はもう不要です。

 

PRE30とP-1との組み合わせとの比較でも勝負はついていたので、余分な機器でもあるPM8100SA Ver.2の命運は尽きていました。

 

グレードに見合わない、立派なスピーカーケーブル端子が付いています。サービスアウトレットも3つもありました。

 

多分放出したり理由はそんなところでしょう。

音楽鑑賞を再開した今、また同機を入手するかと訊かれてもそれはないと答えます。

 

機器の状態も良く、そこそこ満足できる音で鳴るようになっていましたから、実は気に入っていた部分もあって、手放すことには迷い・葛藤もありました。

その思いを断ち切って処分する決定をしたのですから、もう再入手はありません。あの個体で終わりです。NuwaveDSDももう手元にありませんし。

 

意外と直ぐに引き取り手が現れました。

Ver.2の威光はやはり大きかったのでしょう。

 

PM8001というネーミングの後継機種があります。番号が9も若くなっていて前後関係がややこしいです。

こちらの機種にすべきだったのでしょうか。今となっては何とも言えませんね。

 

ではこれで失礼します。

ごきげんよう、さようなら。

 

 

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