Uさん、こんにちは。
オーディオを気にしないようにして、でも気になるその理由に、スピーカーの問題があり、使っているKEF Q500に、”今一つ”という烙印を押しています。
つまり、スピーカーの入れ替えを考えている、ということです。
ところで、最近、Dali Opticon6の出物がありまして、これが中々の安価でした。
過去に何度か購入を考えたOpticon6です。
どうしたものかと暫く迷って、一時は注文直前まで行きかけましたが、何故か不安に思うところがあり、発注は取りやめました。
その後、適価にも拘わらず、なかなか購入者が現れません。
値下げをして頑張っているショップが可愛そうになり、それでは買うかとまたその気になりました。
それでも合う合わないはありますから、念のため、近傍の量販店で試聴することにします。
Opticon6は廃番ですけれど、後継機であるOpticon6 MKiiがあります。
大方これで傾向は掴めるでしょう。
試聴ルームはいつものように伽藍洞です。
これまたいつもの詰まらないBGM(ビバルディ)が寂しく流れています。
人はいないのは都合が良いです。
適当にアンプ、プレーヤーを選び、持ち込んだCDを掛けます。
Opticon6MK2に音を流します。
...。
悪くはありませんが、取り立てて良い!いうほどのモノはありません。
少しざらついたようなようなところが感じられます。
全体に何となく音が固く、エージング不足なような印象です。
低音は思ったより出ています。
設置されている左右のスピーカー間隔は結構あります。
大きな音量でも大丈夫そうです。
むしろ、その方が良さそうです。
タイプは音場型と音像型との中間のもののようで、音の実像感も、出音の空間の広さも、それぞれそこそこ、と言った感じです。
これから察するに、自分の音楽鑑賞スペースののように狭小な空間では、Opticon6の力を発揮できない可能があると判断しました。
このスピーカーは広いスペースで、スピーカー間隔を開け、音量を高めて鳴らすタイプのスピーカーのようです。
しかもカタログのサイズ以上に結構大柄でした。幅はありませんが、高さと奥行があります。
これは駄目ですね。
隣にルビコン6があります。
音を入れるとさらに固い音が出ました。
でも曲を変え、少しボリュームを上げてあげると、固い音なりに歪が少なく滑らかな音が出ます。
Opticon6MK2より帯域バランスが良いように感じます。
Oberon7や5もありましたから試しました。
明るくてほどほどの良い音のバランスで鳴るOberon7です。
低音有りで、それなりの音でまとめているOberon7は、家ではOpticon6MK2よりうまく行きそうな感じです。
小さなOberon5は高音が綺麗です。
音量を上げると少し厳しい感じ。
でもそこそこの音量で聴く場合は、これはこれで、なかなか良いかもしれません。
サイズはKEF Q500と同じぐらいなんでしょうけれど、随分小ぶりに見えます。
威圧感が無いのはメリットです。
KEF Q550やQ750もありました。
KEFの音に慣れてしまっているせいか、昼行燈サウンドが心地好く聴こえます。
それでも、やはりQ550の13㎝ウーハーにはやはり無理があるようで、Q750の方が音の出方がスムースです。
機会があれば、Q500はQ750かQ700(Vup)に入れ替えですね。
Q500を買う前にここにきて、類似のスピーカーを試聴すべきでした。
過去の経験では、ショップの試聴は当てにならないからと、視聴は考えもしませんでした。
全く迂闊でしたが良い経験となりました。
たまには利得もあるのだなぁと。
結論として、Opticon6は購入しないことにしました。
このスピーカーは、Mentor6と同じく、過去にも何度か購入対象になっています。
そのたびに却下となって入手を見送ってきましたが、今回の試聴で完全に購入候補からは外れました。
どうせ買うなら、お金を溜めて、Rubiconにします。
但し、Rubicon6はやや大きいため、Rubicon5にします。
ただこのスピーカーですと、聴くジャンルが限られそうです。
出音は滑らかで、何となくプチハイエンドな感じが得られそうです。
低音も控えめでしょう。
このところ、中古のRubicon5の出物が目立ちます。
品番交代があるのでしょうか。
Rubiconへのリプレースは急ぎませんから、ゆっくり検討します。
結局、またDaliのスピーカーとの縁はありませんでした。
ではこれで失礼します。