Uさん、こんばんは。
昨日の、AV-P250に続き、FURMAN(ファーマン)のPL-8Cです。
この個体も、オークションで手に入れました。
値段は、大分安かったのですが、しっかり使われてきたもののようで、天板に引掛け疵があったり、側板に少し錆が出ていたりしました。
錆については説明が無かったような気もしますが...値段相応として我慢します。
なお、公式Webサイトでは、製品名は「PL-8C J」となっています。
オークション出品時には、「PL-8C」としか謳っていなかった(末尾の”J”が無い)ので、少し心配でしたが、両者は同じもののようでした。
天板にも、正規輸入代理店のシールが貼ってあります。
※”J”は恐らくJapanの頭文字で、日本の電力事情に合うように改変されているものなのでしょうか?
なお、PL-8Cは、メーカーでは、「パワーコンデショナー」と呼んでいて、似たようなTASCAMのAV-P250は、「パワーディストリビューター」です。
ちょっとした違い・製品づくりの視点が違うがゆえにこのようになるのでしょうけれど、選ぶ方としては明確な違いがあってもらいたいところです。
さて、このPL-8C、持った感じは結構しっかり重く感じます。
AV-P250の2倍はありそうな感じです。華奢で素っ気ないAV-P250に比べて、フロントパネルに意匠性がありしっかり造り込まれています。
フロントパネルに差込口が1つあります。本体のスイッチに拘わらず、常時通電しています。
背面に、8個の差し込み口があります。AV-P250に比べると少なめです。
8個の差し込み口は、BANK1(3個)とBANK2(5個)に分かれており、メーカーによれば、BANK1はアナログ機器用、BANK2はデジタル機器用としています。両者を避けてノイズの低減を図っているそうです。
実際に、BANK1には、プリアンプとパワーアンプ(2台)を繋ぎ、BANK2には、ネットワークプレーヤーを接続しています。
BANK2は、差込口間が狭いので、大き目のプラグを持つケーブル(電源ケーブル)などは隣接して接続は不可能です。
この辺りは、AV-P250と同じです。BANK1は3つしか差込口がありません。
アンプを増やすかもしれないので、BANK1を4つ、BANK2は3つの仕様があれば良かったです。
BANK2の右隣に、ランプの外部出力用の端子とスイッチがあります。
BANK1の左にブレーカースイッチがあります。
PL-8Cには、ラックの他の機器を照らすためのLEDランプが前面に2つ付いています。
Fマークがついている筒のようなものを捻りながら引き出すと上の写真になります。
デンデンムシとか、寒さに弱いウルトラセブンが吹雪の中で戦ったガンダーのようで実にカッコ悪いです。
※タップに全く関係の無い、どうでも良い話なのですが、ガンダーに太陽光線を封じられ、エネルギー不足に苦しみながら極限まで戦ったせいで、それまで戦いの時間制限とは無縁だったウルトラセブンは、以後、活動時間に制約を受けるようになり、額のビームランプがカラータイマーのように点灯するようになってしまったそうです。罪深いヤツよ、このでっかい羽根つきデンデンムシ。あ~この怪獣、よく見ると顔の造形がエレキングそっくりだな。
さて、このLEDランプ、向かって左側のスイッチで光量を変化させることが出来ます。
注意しなければならないのは、このスイッチを押し込みながら回すこと。
最初このことを知らないで、右に左にスイッチをグリグリ回してもどうしてもランプが点灯しません。壊れているかと思いましたが、その後、スイッチの構造を良く見たら押しこめそうで…。
まぁ、ランプなど使いませんから点灯しなくても良いのですが、この機器を手放すときには評価が下がりますから、その時は少し気になりました。
ランプの光はオレンジ色です。メモリを最大にしても僅かな光量です。可愛らしい飾りのダウンライトと言った感じ。
直付けの電源ケーブルは、AV-P250と同じ3mです。この辺は業務機ということで同じような規格なのでしょう。
さて、
肝心の音質についてです。
AV-P250と比べると、音の厚みがあって少し響きが強くなるような気がします。
気のせいかもしれませんが、要するに付帯音が少し付くような印象です。気のせいでしょうけれど。
特徴として謳っている高性能のノイズフィルターの効果は判りません。
そもそも、ウチのパワーアンプは、ホワイトノイズが大き目・トランスの鳴きが少しあるで、上流で静かになっても意味が無いのです。
思い出しました、PL-8Cは本体から小さなノイズが出ていました。
トランスの鳴きのようなジーというような低い音です。
中古品だからなのか、仕様なのかは判りません。
AV-P250と、このPL-8C。
同じ機能を持ったものが2つあっても仕方がありません。
滅多に壊れるものでもないでしょうから、予備として保管する意味もありません。比較の上で良い方を残し、どちらかを手放します。
もう少し吟味の時間が必要です。
では、これで失礼します。
ごきげんよう。
さようなら。