本日のライブは岩田 卓也 × 岩川 光 -尺八とケーナ (息と竹の魔術)-です。
お二人とはジャズピアニスト伊藤志功さんとのディオ、トリオでお聞きしていますが、
異色のお二人がどんな演奏されるか興味があります。
尺八とケーナの素材は竹です、日本では尺八、アルゼンチンではケーナとして使用されています。
大きさはほぼ一緒です、切り口は違っています、
音階は一緒ですがケーナの方がアルトで、尺八はテナーという感じです。
共演するきっかけは伊藤さんが引き合わせてトリオで演奏したのが始まりとのことです。
演奏する曲は2人が選曲されています、
ファーストセットの1曲目は岩川さんの選曲で「二つの楽器のための組曲」から2曲、
友人から送られた「Horo-Escapade」で始まりました、
ジャズというより現代音楽の要素が感じられます、続いて岩田さんの尺八でのソロです、
選曲されたのは「孤愁」という和楽です。
続いて尺八二重奏曲です。
尺八とケーナの音が共鳴するとなんか異次元音世界が広がります。
ファースト最後は「二つのヴァイオリンのためのソナタ」を尺八とケーナで編曲して繰り広げて行く
音世界は素晴らしい和楽、洋楽の垣根を取り除いた「息と竹の魔術」です。
セカンドは岩川さんのオリジナル曲を2曲、
ピアソラ生誕100周年を記念して「Tango Etude No.4&3」を岩川さんのソロで、
最後に山本邦山さんの「尺八二重奏曲第四番」で締めくくりました。
お二人の演奏は美しく熱い音色の世界を作り出しています、ジャズの領域とは別の次元であるとも感じました。
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