映画「マイルス・デイヴィス クールの誕生」を鑑賞しました。
広島八丁座での再上映です、前回は予約しないで行ったら満席で見逃しました
マイルス・デイヴィスに関する映画は前にもありましたが、今回はドキュメンタリーで誕生から亡くなるまでの長編作品です。
自分はマイルスについては故人となった児山紀芳さんがNHKFMのジャズ番組で
いろんなエピソード等を語られている事が印象にあります。
その時に感じたのは好きになれないミュージシャンであることです、でも児玉さんはマイルスとは懇意にされていました。
ジャズを聴き始めたころはピアニストがメインであり、マイルスはそれほど気にする存在ではありませんでした。
今回映画を観て、やはり初期のマイルスは『Birth Of The Cool』と名付けられた作品までは
クリエイターとして素晴らしいとは思いました。
映画のタイトルになっているし、彼のスタイルを象徴する言葉でもあると思います。
自分の好きにアルバムは『ワーキン』『スティーミン』『リラクシン』『クッキン』です。
ピアノがレッド・ガーランドだからです。
つまり、第一期クインテット・シクステット(1955年-1958年)時代です。
- ジョン・コルトレーン(サックス)
- レッド・ガーランド(ピアノ)
- ポール・チェンバース(ベース)
- フィリー・ジョー・ジョーンズ(ドラム)
- キャノンボール・アダレイ(サックス)
俗に言われているマラソンセッションです、映画の中でもよく流れていました。
それて若手ミュージシャンの発掘が美味い、彼らの才能を生かして自分もそれに触発されて作品を作る事には敬服します。
ただし人間としてはどうなのかとも思います、この時代はドラックに溺れて、
その素晴らしい才能を短い人生で終えられるジャズミュージシャンも沢山います。
このような映画を観るたびにどうしてドラックにはまるのか、
みんなヘビースモーカーであり、アルコール中毒になっている。
批評家はいろんな言い訳を言われますが、別問題ではないかと思います。
2019年製作/115分/G/アメリカ
原題:Miles Davis: Birth of the Cool
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