周りが見えていない

昔から気にはなっていたが、
今日の気づかなさはひど過ぎた。
目の前にあるコーヒーに気づかなかった。
いや、一番最初には気づいた。
コーヒーが二つ用意されているのはわかっていた。
残っていたものを暖めるためカップに入れてくれていた。

その後、他の準備をしているうちに
コーヒー入れようって頭がいっぱいになって
ポットを洗い始めていた。

そこへ来た夫が
「何やってるの！」
と怒りモード。
わけがわからない。
「コーヒー入れようと思って、洗ってるんだけど・・・」
そう言っても、
「何で洗ってるの？」と
真相を答えてくれない。
焦る焦る。
「何でそこにあるのにやってるの？」
「へっ！？」
目の前にあった。
調理をしようとしていたベーコンの手前、自分のまん前に。
「あっ、気がつかなかった」
と言ったら「なんで気づかないんだ」とまたご立腹。
完全に口から出まかせと思っているようだ。
でも、ホント。
さっきはあるって認識したのに、他のことをするうちに
忘れてしまっていた。

これは何？
ボケ？

でも、わたし以前からそんなことが多い。
歩いていて物を跨いでいても気づかないで
「何で片付けないの」と注意される。
そういえば、調理を始める時に片付けないでするのも
そんなとこに原因があるのかも・・・
なんかの病気かもしれないと気にしてみたり・・・いや、単なる言い訳か。

今回は余りにも見えていない私が気になり、
ちょっと調べてみました。

きっと　これだという記事を発見し、なるほどって思った。


　（前略）
　
　また、興味あるもの、気になる物を自動的に追うことが出来ます。
　意識しなくとも可能で、まさにハイテク兵器並みですね。
　　飛んでいる鳥や飛行機をカメラで撮ると、大きく撮ったつもりが
　出来上がった写真では小さくしか写っていなくて、がっかりするこ
　とがあります。これはヒトの眼が見たい物を自動的にズームアップ
　しているからです。

　　ズームに少し関連しますが、ヒトの眼は探しているもの・好みの
　ものだけを、　一瞬にしてピックアップできます。例えば、多く人
　が行き交う雑踏で、好みのタイプの異性を難なく見つけられますね
　（声をかける、かけないは別として）。
　　逆に、見たくないものは、眼に入っても見えていません。何かに
　集中していると、「周りが見えていない」、「視野が狭くなる」、
　「恋は盲目」などの言い回　しには比喩的な意味合いもありますが、
　実際にも見えていないと言えます。これには弊害もありますが、今
　手がけていることに神経を集中させて、やり遂げるという面からは
　良いことなのだと思います。
　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　駒沢なんば眼科のよもやま話より


『見たくないものは、眼に入っても見えていません。』

『これには弊害もありますが、今手がけていることに神経を集中させて、
　やり遂げるという面からは良いことなのだと思います』。

まさにその通り！
そうか、わたし集中しすぎなのか、この人いいこと言うね、
なーんて
周りの見える人にはなかなか理解されないと思うけど


ぜんぜん話は変わりますが、
先日話題にしていた「佐々木夫婦の仁義なき戦い」
日曜日、夫と一緒に見てました。
ちょうど前回のもお昼にやっていて。
その中に出てきた
「おおらかさは、だらしなさだった」の言葉に
笑ってしまった。