My Usual Life @ Fukui City

季節のうつろいと毎日の生活

白内障と糖尿病(4)最終回

2007-06-24 | 日記・エッセイ・コラム

いよいよ白内障の手術だ。
6月4日(月)右眼
6月6日(水)左眼

6月3日(日)には、夕方右眼に点眼と軟膏が塗布された。

4日早朝6時から瞳孔を拡大させるための点眼開始。
8時30分から手術の流れについて看護師から説明。
9時00分から眼科主治医の診察。病院
精神安定剤(セルシン錠2mg.)をのみ、20分おきに再び瞳孔拡大のための点眼。
10時30分ナースステーションにて車椅子に乗り(初めての車椅子乗車)抗菌点滴(これも始めての点滴)をしながら、看護師に3Fのオペ室へ連れて行ってもらう。オペ室は、何の手術も同じ構造をしている。大きいドアを開けられると、移動用のベッドが置かれていて、車椅子からベッドに乗り換える。天井を眺めながらゴットンとベッドの車輪の音を聞きながら、眼科のオペ室へ運ばれる。
まず消毒液で手荒く右目が洗われる。ちょっと苦い。
その後麻酔の薬が眼にかけられる。注射ではなさそうだ。ピリッとした痛みを感じたが麻酔が効いたような感覚はない。
主治医の先生が待ち受けている。大きな手術用の顕微鏡がグーンと眼のところまでおろされる。
眼のところだけ穴の開いたカバーが身体全体にかけられる。
ピンのようなもので右目がまばたきできないようにされる。
半透明のビニールのシールのようなものが穴の開いた部分に貼られ、手術する部分だけカットされる。いよいよオペだ。
顕微鏡のレンズを通しての光がまぶしい。同時にそこからポタポタと液体が流れ落ちてくる。メスというよりは太目の針のようなものが眼に刺さってくるような感覚はあるが痛みはない。
異様なジュルジュルという音がする。水晶体の中のものを吸い取っているような音だ。医師が顕微鏡の光の上へ向けてとか下へ向けてとか言うので、眼球を動かす。あ、そこそこ、そのままでとか言われるままに。水晶体が完全に吸い取られた頃、顕微鏡の光がぼけたように思う。
いよいよ人工レンズが組み込まれるようだ。グイッグイッと押し込まれるような感覚がある。麻酔がなければ痛いのに違いない。
レンズが収まったであろう頃、再び顕微鏡の光がはっきり見えるようになった。
数分して、ハイ無事終了しました、お疲れ様でしたとの医師の声。看護師から眼帯を当てられ、ベッドは元のオペ室入り口まで。手術所要時間は約10分であった。

そこから再び車椅子に乗り換えて、5Fの病室まで連れて行かれた。11時14分だった。
1時間はベッド上で安静にしているように言われた。
12時30分には、昼食が食べられた。

翌日、早朝看護師により眼帯が外され、点眼。
眼を開けてみた。なんという眺めなのだ。すっきりくっきり眼鏡なしでこんなにも、きれいな色彩なんだ。特に青が違って見えた。片目ながらテレビの細かい文字が読めるのだ。
それはそれは感動でした。未手術の左眼から見える色が黄色っぽく感じる。明日手術したらもっと良く見えるのだろうな。
手術の怖さよりも感動を味わえるであろう楽しみの方が先立っていた。あっかんべー

白内障手術の臨場感が分かっていただけましたでしょうか。
退院した現在、視力は片目が0.7から0.8ある。
視力が安定する1ヵ月後には、眼鏡をかけて1.0以上にはなるように調整してもらう予定。
悲しいかな老眼は治せないそうなので、遠近両用の眼鏡をかけるようになりそうだ。

以上4回にわけて書かせていただきました。手(チョキ)


白内障と糖尿病(3)

2007-06-24 | 日記・エッセイ・コラム

入院中は、じっと寝ているだけではない。
看護師さんを毎日ベッド上から窺っていると、朝昼晩と血圧、血糖値、体温等の計測、検査のための呼び出し、食事の配達等々大変な重労働です。病院
朝の血圧測定などは5時半頃に来て計られることもあった。
おまけに同室の二人の老人は80歳を越えた耳の遠い御仁。
早朝4時には大きい音をたてにかかる。 Dscf0158
静かに寝ているのかと思うと、今度はいびきがうるさい。
余程太い神経の持ち主でないと、彼らとはお付き合いができないので、ほとんど口を聞く事もなかった。
私自身も糖尿病教室のほか、ビデオ室でビデオでの勉強があり、尿はトイレにて毎回検査のための摂取。

6月3日(日)午後2時いよいよ眼科の病室へ転科。
これまでの休館3病棟から新館の2病棟へ。
耳の遠い老人二人からようやく解放されるのだわーい(嬉しい顔)Dscf0170 Dscf0169 Dscf0176