きみの靴の中の砂

きみに書く『千一夜物語』、もしくは言葉の錬金術

 

 

 もし、きみがいなくなったら...。

 きみと知り合ってから今までのことは書けても『これから先のこと』は書けなくなる。

 ぼくにとってそれは、想定外の更にそのもっと外側の話だから、きみに「こんなのつまんない!」と言われないよう、ぼくは使えるレトリックを駆使して、在り来たりのプロットを、ひょっとしたら面白いかもしれない与太郎の付け文みたいなコントに進化させて、週に一回か二回、あるいは三回か四回読み聞かせてあげよう —— 夜、次の朝が来るまでの時間に。

 

 

【Karla Bonoff - Tell Me Why】
 
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