久しぶりにLaxy-Hアンテナを制作した。今回は1200MHz用だ
実は色々な材料で作ってみたのだけどエレメントの材料によっては上手く調整できなかったりして時間がかかってしまった。結局2mmの銅線を使用して解析結果を再現させた。
ラジエーター側のエレメントの長さが95mm、リフレクター側が102mm、斜めのエレメントが63mm、左右のエレメント間隔は1/2λ、前後のエレメント間隔は40mmだ
マッチングは1.5D同軸のオープンスタブで行った
Lazy-Hの特徴はエレメントサイズに対してクリティカルでないこと、1200MHzでも1-2mmの誤差でも問題なく動作する
上記FreeSpaceでの解析値結果が下図だ。
不要なサイドローブもなく非常に綺麗なパターンとなっている。標高700m同士で100km超えの交信も成立した
これをカタログ上のRADIXの1200MHzのアンテナと比較してみた
2eleで13.2dBi・・マジか?との声が聞こえるが事実だ。実は原理的には2elex2x2なのだ
MODEL | RADIX 5ele | RADIX 10ele | Lazy-H 2ele |
---|---|---|---|
形式 | 5ele | 10ele | 2ele |
周波数 | 1260-1300MHz | 1260-1300MHz | 1270-1300MHz |
VSWR | 1.5 | 1.5 | 1.5 |
利得 | 10dBi | 13.8dBi | 13.2dBi |
FB比 | 20dB以上 | 20dB以上 | 12dB |
最大入力 | 10W | 10W | 10W |
コネクター | NJ | NJ | SMA |
全長 | 365mm | 785mm | 50mm |
回転半径 | 295mm | 720mm | 50mm |
高さ | 120mm | 120mm | 270mm |
実物
コンパクトさとゲインを考えると非常に良い選択肢だと思うのだけど!
特にアパマンハムにとってはブーム長が短いのは朗報では?