ありがとうって伝えたくって

「同軸コリニアアンテナ研究会」でgoogle検索するとHPをご覧いただけます。研究成果がまとめてあります。

安いポール・・・

2017年03月14日 12時20分32秒 | 無線機材 アンテナ関連

コリニアを色々製作し、通常使用は20段でアンテナ長5m超えだ。

しかしこれに使用する5mを超える手頃なポールが見つからない。

アマゾンで探したが

17,800円

表示15mですが、実長12.62mです。ご注意下さい。

 継数14本 仕舞寸法:115cm 重量2200g

材質:エポキシ樹脂 先径:2mm  元径:54mm

だとか

4500円

『★実長7.8m 重量490g 継数14本 仕舞寸法:76cm 先径:1mm  元径:30mm 』

先径が1-2mmではトップが使えないし。

で実用出来そうなものは一気に10mサイズになる。

10mポールをコストパフォーマンスで選ぶならDX-wire社10m GRP Mast "EXTRA" 』が一番だと思う。

国内での販売価格は14,000円程度だ。最上段でも18mmあって多少の風ではピクリともしない。HeavyDuty仕様で素晴らしいグラスポールだ。

但し、重さは3.5kgなので徒歩移動で持ち歩けるレベルではない。

【多少の風にはビクともしない、G5RVを上げた】

一方、DX-wire社『10m GRP Mast "MINI"』は仕舞寸法が65cm、1.3kgで山岳移動にどうにか持ち歩ける重さ。

その上、国内価格は8,000円割る程度とお手頃だ。但し、このポール、スットン防止策を実施していないと落下し易いので要注意だ。

前置きが長くなったが、7-8mクラスで軽くてお安いグラスポールはないかなと探すと、やはりEUでは様々なポールが見つかる。

29.41ユーロ

『実長8m 重量800g 継数8本 仕舞寸法:117cm 先径:1mm  元径:28mm 』

仕舞寸法が長いのは気になるが、今回は下記の通りグラスポールを発注してみた。

4mポールは9.92ユーロ/本、8mポールは29.41ユーロ/本なのでアマゾンで釣り竿を買うよりは安くあがるようだ。

You have ordered the following products (all prices in Euro): 
POS STK REFNR TEXT                       PRICE
010  1  RF-EXPLORER Handheld Spectrum Analyzer 15-2700MHz 200.84 
020  6  18338.04 Fiberglasmast 4m 9.92 
030  1  18338.08 Fiberglasmast 8m 29.41送料は全てで33ユーロ。
ん??オーダー010にあるのは・・・まさかの???200ユーロとは安いなぁ!本当の目的はこれ・・だったりする。(昨日サイトを見ると35ユーロ値上げされていた?危ない所だったわ)

さていよいよ到着のようだ!!

RFリレーを手に入れた!

2016年07月29日 10時56分29秒 | 無線機材 アンテナ関連

近年廃品種となっているオムロンのG6Z-1F-A-DC5を入手した。

最大通過電力は10W(SWR1.1、3GHz以下) 

Isolationは、70dB(430MHz),60dB(1200MHz)

Insertion Loss 0.05dB以下(430MHz),0.1dB以下(1200MHz)

Return Loss -38dB以下(430MHz),-28dB以下(1200MHz)

Weight 2.8g

となっている。このリレーを基板に取付けアルミケースに入れて軽量な同軸切替え機を製作する予定だ。

どんな物になるか?


同軸ケーブル購入!

2016年07月15日 17時29分54秒 | 無線機材 アンテナ関連

先日の6m&Downコンテストでは、5DFBケーブルを使用したが少し長すぎた。

その同軸は7mあってリグ3mポールからの長さは、4mあれば十分だった。

更に最近は、アンテナ製作用にSMAコネクターを使用していて、アンテナ側のコネクターを

SMAに揃えるつもりでいた。しかし、SMA-J - MP(またはNP)の既製品は存在しない。

更に山岳移動でアンテナは手元にあるので短いケーブルでよい。

そして軽くて少しでも減衰の少ない3DFBケーブルと思っていた。

ところが3DFBケーブルの入手先が限られる。更にSMA,NPのコネクターも入手先がバラバラになる。

そこで仕方なく某所へ特注したのだが・・思ったよりも安かった。

購入したのは、『SMA-J - NP の3DFB(山岳移動用)4m』と

『SMA-J - SMA-P の3DFB 1m(アンテナ測定用)』でコネクターは圧着タイプとした。

コネクターは、圧着タイプなのでコンパクトだ。4本合わせて10,000円なので思ったよりも高くはなかった。

調子に乗ってあと数本頼むか?自作出来るように機材を手に入れるか?

悩むなあ??


今年は、島移動再開とモクソンアンテナ

2016年03月14日 12時18分13秒 | 無線機材 アンテナ関連

5月21日前後に伊豆諸島の新島での移動運用を計画しています。

バンドは、21-430MHzを中心としてHFも運用する予定です。

各バンド、それなりのアンテナを持ち込み、50Wで運用をします。ただし、場合によっては強風等で出港が出来ない場合もあるかもしれません。2回中止の憂き目にあっています。

今回は、HFのハイバンドアンテナとして、2eleの2バンド(21,28)MOXONアンテナを使用する予定です。

(MOXONアンテナとは、2ele八木の両端を12.5%ずつ折り曲げて、エレメント長をコンパクトにしたアンテナ。利得の低下も少なく、FBも結構良い)

ワイヤーで2eleが手軽に製作できるので、スパイダービームを購入するよりもコストパフォーマンスも良くて軽量だ。

国内各エリアに飛ばせるか??

W4/VP9KFのHP、Moxon antenna design calculatorより


最近、気になるもの

2015年12月08日 06時24分32秒 | 無線機材 アンテナ関連

アンテナ製作では測定器は、必需品で、最近人気のあるアンテナアナライザーを手に入れようと思っていた。

【ほとんど購入寸前だったAA-600-1400シリーズ】

しかし、世の中には、様々な測定器が存在している。金にいとめを付けなければ・・本格的な測定器購入も可能だけど・・

最近、気になっているのは低価格VNA(ベクトル・ネットワーク・アナライザー)だ。それにしても世の進歩はものすごい。

430MHz同軸コーリニアの解析、手元にあるタブレット端末等を考えるならば、ターゲットになるのは、VNWA3ECまたはminiVNAシリーズという事になる。

両方ともCQ誌で紹介されていたようだけど・・この二つは、どっちが良い?

カタログスペックだけを見るならば、miniVNAとなりそうだけど・・悩むなあ。


インピーダンスメーターを使ってみた(追記あり)

2015年04月04日 12時16分08秒 | 無線機材 アンテナ関連

7K1CRZさんのご好意でインピーダンスメータを貸し出して頂いた。

そこで有効活用をしようと、コーリニアアンテナの動作解析に使用してみることに!

まずは、予備実験として自作の430MHz Hヘンテナのインピーダンスを測定してみた。

初めは、アンテナ外側にUバランを取り付けて計測してみた。

[Hヘンテナと手製Uバラン]

Hヘンテナの外側エレメントへUバランを取り付けると、ローインピーダンス。(目盛り10Ωなので実際は40Ω

[インピーダンスメータ、入力が左側、計測対象は右側だ。]

次は、Uバランを一番内側に動かしてみる。果たして結果は?

やはりハイインピーダンス。(目盛り200Ωなので実際は800Ω

[解析結果通り、ハイインピーダンスを示す。]

通常使用時の給電位置へUバランを移動させると・・

ぴったり50Ωだ。(Uバランを介しているので、4倍の200Ωだ)

『コーリニアアンテナを測定』

さて、次はいよいよ。コーリニアアンテナを測定開始だ。

[曇り空にセミリジッド・コーリニアを設置。]

測定対象は、セミリジッド・コーリニアアンテナだ。430MHzで測定が正しく出来るように1/2λ(232mm)の10倍、Ⅰ.2320mmのケーブルを用意した。

次に、完成していたセミリジッド・コーリニアのスタブとマッチング部をはずす。これに、測定用のⅠ.2320mmのケーブルを接続した。

結果は、433.00MHzでぴたりと、50Ωだった。(自分の作った430MHzコーリニアの設計データの再現性が確認できた。自画自賛だ。スタブ・マッチング部はない)

この状態でバンド幅を確認してみた。

430.06MHz  10Ω

433.0MHz    50Ω

436.00MHz  300Ω弱

関東UHFでの失敗が数字で確認できた。スタブなしでは、CWの送信が出来なかった訳だ。

「スタブ取り付け」

スタブを取り付けると何が変化するのか?調整済みスタブを取り付けて計測!!!

予想はローインピーダンス!しかし

433.0MHz    140Ω

インピーダンスが見事に変化している。

それだけではない!

 430.06MHz  130Ω

 433.0MHz    140Ω

 436.00MHz  150Ω

と、430MHzバンド全域でインピーダンス変化が殆どない。(これが、スタブの効果だ)

「マッチング部は何してる?」

コーリニアのマッチング部の動作は、当初、

1. Qマッチ的動作

2. オフセット給電

の二つを考えていたが・・この実験結果から1. Qマッチ的動作以外には考えられなくなってきた。

そこで。マッチング部に、215Ω(手持ちがこれしかなかったから)を取り付けてインピーダンス変換の様子を確認してみた。

[コーリニアのマッチング部を外して動作を確認。先端には抵抗を取り付けた。]

さて、インピーダンスメータを拡大すると!

80Ω(215Ωが80Ωなので1/2.68だ)に変換されている。

『まとめ』

コーリニアの特性インピーダンスは50Ω(これは、MMANA等でワイアーで作る解析結果に一致)

上記の場合、50Ωの帯域は非常に狭い

これにスタブを取り付けることで、インピーダンスが安定し、帯域拡大が図れる。

このときのインピーダンスは150Ω近辺

今週は、ここまで、まだまだ、解明できないので・・次週もチェックだ!!


新作アンテナ エンドフェッド1/2λで愛川町移動運用

2015年03月29日 19時13分02秒 | 無線機材 アンテナ関連

先日のアンテナ研究会で話題になった、エンドフェッド1/2λのアンテナを設計してみた。

よーく考えてみると分かると思うけど、430MHzならば多段にすれば、コーリニアだ。

HFなので多段には出来ないし・・まずは、基本のエンドフェッド1/2λだ。

マッチングコイルの素材としてVVFケーブルを手に入れた。新たに設計したアンテナへコイルを追加するためだ。

MMANAによる解析値を、スミスチャートで計算して、アルミ線1mmを19.6mとするとマッチングのLCは、Lは、9uH、Cが60pとなった。

果たして設計通りにうまくいってくれるのだろうか?

[VVFケーブルをばらして、銅線をコイルにする]

さて、コイルの製作だ。VVFケーブルをバラして1.6mmの銅線を取り出す。

これを手元のスプレー缶に巻きつけて、コイル状にしてみた。

これをLCメータで計測して、インダクタンスを測定した。直径6cm9回巻きで6uHだった。

さらに、3回巻きを足して密巻き(長さを縮める)にすると9uHとなった。

今回は、「LCメータ」がちゃんと測定できているのか?MMANA解析とスミスチャートだけで現実のHFアンテナを設計できるのか?

これにチャレンジしてみた。

[実験の為に製作した線径1.6mm直径6cm長さ4cmのコイル。赤い四角の物体は、33pのコンデンサx2だ。]

というわけで、

愛川町の中津川河原で10mポール、19mのアルミ線、今回作ったコイルに33pの1KV耐圧のフィルムコンを取り付けて実験した。

アルミ線を上げて、近くへ垂らした状態では、SWR3.5。そこで、垂らしているアルミ線を少し離れた位置に設置。

するとSWR2.8。まだまだだ。試しにコイルを縮めてみると、SWR1.1とピタリと下がった。

気をよくして、いつものように10W、7MHzで、CQを出した。

早速、応答があり・・・RSTまで送ったが・・「TU EE」が送信できなかった。ヨーク見るとブルーツースキーボードの電池切れでキーが使えなくなった。

最初の1局は、尻切れだったけど、交信成立。近くのホームセンターへ歩いて片道10分かけて電池を買いに行き、再度CQ出せたのは、30分後。

それでも、解析値通りにアンテナが動作したので満足だ。

コイルは、銅線の空芯コイルにして、コンデンサーをスイッチで切り替えれば、3.5-10MHzのマッチングは簡単に出来るか??

交信して頂いた皆さんありがとう!!

覚書:

  • LCメータは、正確にインダクタンスを計測することが出来た。
  • MMANAで解析したインピーダンスを使って、LCマッチングを計算したが、ま、ピッタリ。
  • コイルの巻きの固定方法を考える必要あり。

1/4λGPと逆Lアンテナ

2014年10月20日 22時55分38秒 | 無線機材 アンテナ関連

最近、電車を使って都内移動を行っている。

リグは、エレクラフトのKX3で標準仕様で使っているが、同時に愛用しているアンテナを紹介したい。

都内移動では、広い公園ばかりがあるとは、限らない。そこでもっぱら使用しているアンテナが、1/4λGPだ。

垂直系のアンテナならばグラスポールを建てるスペースがあれば電波が出せる。

アンテナワイヤーは、基本目的周波数の1/4λサイズの1mmΦのアルミ線と1/4λのカウンターポイズを使っている。

この径のアルミ線ならば、軽量でどんなグラスポールにも取り付け可能だ。

7MHzならば、10m。しかし、私は少し延長して15mのアルミ線を使用している。

写真のチューナーは、ここからQRP用のキットを手に入れて製作した。7MHzと10MHzでチューニング可能だ。

下の写真はSOTA Tunerだが、次は、チューニング範囲の広いSLT+を手に入れようと考えている。

[園芸用のアルミ線を使ったアンテナとカウンターポイズとチューナー]

アンテナの設置方法は、下図の通りで、グラスポールにアルミ線をタイラップで止めている。

グラスポールが10mならば、1/4λGPとして、5mのグラスポール(または釣り竿)ならば、エレメントの余りを折り曲げて逆Lアンテナとして使用する。

最近はコンパクトな10mのグラスポール(DX-Wire10m Mini、仕舞い寸法64cm)をザックに差して持ち歩いている。

(アルミ線アンテナワイヤーには、このポールはピッタリだ)

[歩き移動で愛用のDX-Wire10m Mini。スットン防止は、リユースタイで実施]

[アンテナ設営の模式図]

[実際のアンテナは、こんな感じに]

以上のアンテナで新島移動も都内移動も十分に成果が上がっている。

HFローバンドの移動用には、アルミ線を使った、1/4λGP(または逆L)とG5RVがあれば、それ以外の選択肢は考えられないとまで思っている。

次は、G5RVの詳細を書いてみる予定だ。


6m新型アンテナ2(訂正版)

2014年02月03日 21時27分13秒 | 無線機材 アンテナ関連

先日、「6mの新型アンテナを構想する」を書いたら、コンテスト常連&入賞局からアンテナの参考データを頂いた。

本当に、ありががたい話だ。自分のメモ書きのような拙いブログを読んでメールを送って頂く方がいらっしゃると思うと、もう少し、表現力があったらと思うが・・

頂いたデータは、その局が設計したHヘンテナのデータだった。

先のブログで述べた通り、同じく平偏波無指向性を目指して設計された、Hヘンテナだった。

頂いたデータを、前回のブログのスクエアローデータと比較してみた。

(頂いたデータは、リアルGNDとなっていたが、これをFreeSpaceで統一してシミュレーションしてみた。)

青がHヘンテナ、水色がスクエアローだ。

Hヘンテナ:  フロントゲイン 2.74dBd,  FB比 -0.23dBd, FS比 9dBd

スクエアロー: フロントゲイン -0.65dBd, FB比 -0.05dBd, FS比 4.7dBd

この比較結果からシングルでは、Hヘンテナは、FS比が少し高いが、それを考えても、Hヘンテナの選択が妥当と考えられる。

無指向は、スクエアローかと思っていたが・・MMANAでシミュレーションしてみて、目から鱗が落ちる思いだった。

自分のオペレーションスタイルに合致したアンテナは、やはり自分で設計するに限るか??

更に、前回同様にスタック化を検討してみる。

茶色が、このHヘンテナの2段スタックのパターンだ。同様に青がスクエアローの2段スタックのパターンだ。

スタック間隔は、無指向性と打ち上げ角に無駄な輻射が少ない、かつ利得も大きな低下がない事を条件にMMANAで色々試してみた。

その結果のスタック間隔を決定した。

Hヘンテナx2:  フロントゲイン 5.17dBd,  FB比 -0.32dBd, FS比 7.7dBd  スタック間隔 0.5λ

 スクエアローx2: フロントゲイン 3.12dBd, FB比 -0.02dBd, FS比 4.7dBd スタック間隔 0.2λ0.7λ

スクエアローの0.2λのスタック間隔は、魅力かもしれないと考えている。

ピンク色のパターンは、スクエアロー3段のパターンだ。6mポールに上げても、3段ならば2.4mでスタック可能だな。

ブログを読んだ方からのご指摘があり、数値を見なおした結果、「アンテナ定義でFreqを14.2MHzに設定してあったので、0.2λが4.0mとなっていた。」

しかし、私は、6mの0.2λと思っていたので、スタック間隔1.2mと思い込んでいたのだ。その点が大きな間違いだった。

但し、計算の時は50.7MHzにセットしてあったので計算値は正しかった。

構造の簡単さとスタック間隔から考えると、Hヘンテナに軍配が上がる。

一度、ヘンテナを作って試してみるかな?←前回と結論が違った

データを頂いた局とお互いに設計したアンテナを使って交信してみたいものだ。

 


スクエアローでALL JAへ向かう!

2014年01月30日 20時36分30秒 | 無線機材 アンテナ関連

そろそろ、今年のコンテスト参加へ向けた目標が決まりつつある。

ALL JAと6&Dは、6mで参加して久しぶりに力勝負に参戦しようかと思っている。もちろん最大でも20Wだけどな。

オール神奈川は、いつも通り430NHzで参加して・・ひょっとすると144MHzで優勝を狙うかも。

どちらにせよ、オール神奈川は優勝を目標としている・・

やはり6mで課題となるのが、水平偏波、無指向性のアンテナだ。やはりスクエアローか??

ひょっとすると、スーパーラドアンテナの選択もあるかもしれない。

スーパーラドアンテナは、もう少し勉強することにしよう。

スクエアローは、下図の構成で作ってみようと思う。最初は2段スタックで使ってみて飛び等の様子を見るか?

どうせ三段スタックを考えているので、同形状のスクエアローを3つ作る。

四大大会では、2つをスタックとしてグランドウェーブ用として使い、残り一本は、Eスポ用としてポールの低い位置に置いて単独で使う?

ローカルコンテストでは、3スタックして無指向、高利得アンテナとする。

それが一番だ。さてさて、アルミパイプを発注してスクエアローでALL JAへ参戦だ。


ALL JAへ向けてOWA軽量化

2012年04月26日 16時21分49秒 | 無線機材 アンテナ関連

今週末の天気予報では、晴れ(時々曇り)のようだ。週末に行われる、JARL四大コンテストのひとつALL JAは、今年は平穏な天気の下で実施か?

ALL JAが開催されると、本格的な無線シーズン突入の知らせ?

今回も山岳移動で参加しようと思っている。丹沢のどこかから参加の予定だが、どこになるかは気分次第だ。

どちらにせよ、24時間分の機材を持って上がるのは大変なので、アンテナも少し軽量化した。

下のようなGain/FB比を持つアンテナだ。

当初は、アルミチャネルで接続して850g。これだ。

[Gain/FB比]

[パターン]

【軽量化】

まず、ポールへの取り付けは、Uボルト座金を二つ用意して、ボルトを入れて蝶ナットで締め付ける。これまでは、ゴムで取り付けていた。

さらに、20mm角桧ブームを10mm角桧ブームに取り替えた。

そして、ブームはアルミチャネルを使用して接続していたが、ブームの軽量化ができ、タイラップで十分な強度を確保出来た。

タイラップだけでは遊びが生じるので、左右に動かないように、テープで固定する。これで3ele八木が同軸込みで850g→550gに軽量化出来た。

(2eleのモクソンアンテナにすれば、300グラムくらいで作れそうだ。)

外でのテスト運用が出来ない為、室内でアンテナを組み立てて最終チェックを行った。

SWR問題無し、接触不良等なしだった。

これで、アンテナの準備は完了。忘れ物の無いように荷物をザックに積めて、出かけるだけ。

ん、6mのアンテナのみ持っていくので、6mでの参加だ。あとは、参加結果によりエントリーする部門を決めようかな?

QRPであっても、Mクラスへのエントリーもある。

・QRPで、GWで3、4、5エリアに届いてくれるかな?それ次第dane。

目標は、600局20マルチ越え(Mクラス優勝を目指す)だけど、QRPでは、高すぎる目標???


O.W.A 広帯域の3エレ八木アンテナを更に修正 12月30,31日

2011年12月31日 08時42分38秒 | 無線機材 アンテナ関連

昨日、設計したアンテナだが課題を解決すべく最適化を行った。

最終的に、各エレメントのサイズを数ミリ短くしただけなのだが、解析上はかなり改善された。

まずは、帯域の特性。

SWRは、50~51は、完全に1.5以下となった。

また、Gainは、そこそこ。FB比は、少し落として、バックサイドからも聞こえるように改善?

パターンは、普通かな。

これにエレメントサイズを調整したので今日は、アンテナテストに出かける予定。

 


午後から相模川の河川敷で実践テストを行った。組みあがったアンテナは、写真の通りだ。

かつてラジコン飛行機をやっており、それを応用して各エレメントは輪ゴムで止めてある。

アンテナはラジエータの同軸込みで850グラムだ。エレメントは、0.5mm厚のアルミパイプ。ブームは、桧の角材。全長2.2m。


山岳移動用ポールに乗せて特性をチェックした。

設計周波数は、50.5MHzだったが、BR200でチェックするとSWRの最低値は、49.9MHz付近にあった。

0.6MHzもずれている。他にもアンテナを作ったが低い周波数にずれていた。

気を取り直して、SWRが1.5以下の範囲を調べる。51MHzまでは、問題ないようだ。51.5MHzでSWR2。

設計値を-0.6MHzすると特性が解析値と一致する。

入感している局を聞きながらSメータを見て切れを試す。埼玉の山岳移動局は、フロントで59+。バックでも59。

ただ、サイドの一点でSメータが一目盛も振れない部分がある。これがフロントから90度部分だろう。

他局の信号も同様に聞こえた。

このアンテナは、山岳移動で活躍してくれる予定。

(ブームで銀色に見えている部分が、これが接合部。分解時の長さを1m以内に収めており3分割だ。)

アンテナの後ろには、大山と荻野アルプス(厚木高取、華厳山、経ヶ岳)が見えている。



O.W.A 広帯域の3エレ八木アンテナを設計 12月29日

2011年12月29日 21時28分13秒 | 無線機材 アンテナ関連

先日のAMコンテストでは、実は思わぬことに悩まされていた。アンテナのSWRが高かったことだ。

考えてみれば当然で、普段、CW、SSB中心の運用なので、アンテナは50.1付近中心に調整してあったのだ。

50.5から50.9を使用するAMでは、SWRが高くなるのは当然だ。コンテスト開始までそれに気づかなかった。始まって慌てたが・・

利得を追求すると、インピーダンスの低下と帯域幅減少を招き、なんらかのマッチング回路が必要となる。

しかし、山岳移動では出来るだけ軽くて、組み立て易いアンテナに越したことはない。

そこで、広帯域の八木アンテナ(O.W.A.)を設計してみた。

純粋にO.W.A.であれば、インピーダンスを50Ωに近づけるのだが、欲張って利得もそこそこにしたので、下記のような特性となった。

想定よりもFB比が大きい。これでは、バックが聞こえないか?

利得とFB比を数字で表すと下記の通りだ。

SWRは、50Ω換算で1.5以下の帯域幅が、4535.5KHz。2.0以下で15938.7KHzと計算されている。異常に広い。

つまり、いろんな影響によるインピーダンス変化が少ない。


実際に部材をカットして外観のチェックと組具合の確認を近くの公園で行った。

左写真) 釣り竿入れにアンテナを収納した。全長1mでザックに縛って持ち運ぶ。

右写真)収納から出したところ。桧の角材、0.5mm厚のアルミパイプで製作。固定は輪ゴムを使用。ちなみに総重量550グラムと軽量。

 

組み上げると、下記の通り。レフレクター側から撮影。

リフレクターとラジエータ間が広く、ラジエータとディレクター間がそれより短いのが特徴。

固定方法やバランスは、問題なさそうだったが、ディレクターの棒の強度に問題があった。また、固定用の輪ゴムは、普通の大きさでは、固定強度に問題がありそう。

と、言うわけで、実際の使用は、ニューイヤーパーティーと考えている。

実際には、送信して最終的なサイズを決定する必要がある。

ひとまず、想定通りに出来つつある。


弘明寺でアンテナテスト 12月4日(日)

2011年12月04日 20時54分25秒 | 無線機材 アンテナ関連

今日は、10段コーリニアと12エレループアンテナのテストをする為に移動運用を行った。

場所は、弘明寺公園だ。京急の弘明寺駅から3分くらい階段を登ったところだ。

二つのアンテナを設置して飛びを比較する。また、必要であればお声掛けしてシグナルを確認した。

【右が10段コーリニア、11エレループ】

写真を見て気づいたのだけど、12エレでセットしたはずのアンテナが11エレになっていた。

ループのポールの根元には、ランドマークが見える。

【結果】

●コーリニアでRS52以上の時は、ループを向けるとSが上がることがほとんどだった。

●コーリニアで応答できる範囲でRS51以下の時は、ループを向けてもS及び音声の明瞭度の上昇が感じられないことが多い。

●ただし、ループはサイドが切れるので、信号の存在自体が確認出来ないことが多い。

●今のところ、ループで聞こえてコーリニアで聞こえない例はない。逆は、たくさん経験している。

結局、何度も実験した結果と変わらずコーリニア優位としか思えない。皆さんは、どう思いますか?

9エレ以下のループでは、勝負にならなかった。

やはり一番は、このコーリニアに反射器を付ける事か??

この実験は、山岳移動を想定した、10段~14段コーリニアアンテナと7~15エレループの比較であり、多列多段スタックを使用したわけでない。

【三の塔での比較】

コーリニア14段と6段での比較の復習。 

●基本的には、14段の方が圧倒的に強く入感していたが、相手によっては、6段の方が強い場合がある。相手が、ビームアンテナだったせいか?

【公園から見た夕日】

右端に富士山が見えている。次のピークが大山、そして、塔の岳。そして、右端が丹沢山。

この場所は、よく整備され、回りの木の枝が落とされて景色が良い。

夕日が落ちる時間には、カメラや携帯で写真を撮る人で、ごったがやした。


9エレループを製作 5月28日

2011年05月28日 20時04分23秒 | 無線機材 アンテナ関連

昨年、焼山で下山中に転倒して9エレループのブームをバラバラに壊した。そこで、予備の9エレを使って移動運用をしていた。

しかし、今度は、そのループアンテナのブームセットを本間の頭の道迷いのときに、どこかへ落としてしまった。

つまり予備アンテナは、たった2回使っただけで終わった。本当に短命だったなあ。

まあ、コーリニアアンテナが残っているので良いけど、場面によっては9エレループが威力を発揮することもある。

そこで、今日9エレループを作り直すことに。幸い9エレループのエレメントはザックに入っており無事だったのだ。

近くのDIYショップに行って15mm角、長さ600mmのバルサ材を見つけた。なんと一本20gしかない。

こりゃ素晴らしいとばかりに、バルサを2本購入してアンテナを作ることにした。

1. 4mmの銅パイプを手に入れる。

2. パイプカッターで7mm程度にカットする。

3. 更にペンチ等を使って銅パイプをつぶして平らにすると、帯鋼が丁度入る幅になる。(写真参照)

(つぶし過ぎても、つぶし足りなくても帯鋼が入らないので、ここが最初一番大変だった)

4. つぶしたパイプをエレメント間隔を確認しながら、ボンドで貼り付けていく。

(硬い木材やアルミ角材ならば、エポキシ接着剤。バルサなので、SuperXを使ってみた。)

硬化したボンドの状態チェックのため、仮にエレメントを差し込んでみる。

最初は、ボンド塗布不足でエレメントを取り付けと、パラリと外れてしまった。銅パイプの下面に十分ボンドを付け、更に上から盛った。

5. 必要なエレメント数を取り付ければディレクターとリフレクターは設置終了だ。

下の写真が、バルサ材を使った9エレループユニット。あと1エレメントのディレクターとラジエータが必要。

ラジエータをどこに置き忘れたんだろう???ないぞーー。今日は、ここまで。

見つかったら写真をブログに上げる。