2011年に無線アクセサリーの名機として紹介したW9GR DSP3(外付けAF-DSPの最高峰だった)を2017年の状況で考えてみたい。
IF-DSP、SDR機の台頭で活躍の場を失った感はあるが・・いまだ現役で使用可能だ。
メインSWで設定出来る機能は
NR&NOTCH,NR,NOTCH, 2.1KHz FIR filter,1.8KHz FIR filter,RTTY filter,HF packet filter,
DTMF Decoder,CTSS Decoder&Squelch,400Hz CW filter 100HzB.W.,400Hz CW filter 50HzB.W.,
600Hz CW filter 100HzB.W.,750Hz CW filter 200HzB.W.,750Hz CW filter 100HzB.W.,750Hz CW filter 50HzB.W.,
1000Hz CW filter 100HzB.W.
の16種類。これにAF-AGCのON,OFFが組み合わせられる。
CWのフィルター機能はバンド幅が非常に狭く設定されていて目的信号を探すのも大変だったが
当時リグにCWフィルターを実装せずにW9GRだけで交信できるので素晴らしかった。
そしてAF-AGCはFMモードで一番役に立った。
FMではリグのMICゲインや声の出し方で同じVol.位置で聞いていても音が大きすぎたり、小さすぎたりする
これにAF-AGCをかけると音量が一定になってよかった。
また、一番面白かったのはFMで弱いノイズに埋もれた音声でNRを入れるとノイズが消えて音声が浮かびあがってきた。
まだまだアナログ無線機&FM機にはW9GRを併せて使うと快適な運用が可能だ。
最新のIF-DSP機に負けない聞きやすさではある。
結局は親機の性能に左右されるが・・
今でもW9GRのHPは存在していて、
Thank you for your patience in waiting for the DSP-4!
とNovember 2012にHPが更新されて長い時が過ぎてしまった。