ありがとうって伝えたくって

「同軸コリニアアンテナ研究会」でgoogle検索するとHPをご覧いただけます。研究成果がまとめてあります。

W9GR DSP3再々考

2017年01月21日 11時02分45秒 | W9GR

2011年に無線アクセサリーの名機として紹介したW9GR DSP3(外付けAF-DSPの最高峰だった)を2017年の状況で考えてみたい。

IF-DSP、SDR機の台頭で活躍の場を失った感はあるが・・いまだ現役で使用可能だ。

メインSWで設定出来る機能は

NR&NOTCH,NR,NOTCH, 2.1KHz FIR filter,1.8KHz FIR filter,RTTY filter,HF packet filter,

DTMF Decoder,CTSS Decoder&Squelch,400Hz CW filter 100HzB.W.,400Hz CW filter 50HzB.W.,

600Hz CW filter 100HzB.W.,750Hz CW filter 200HzB.W.,750Hz CW filter 100HzB.W.,750Hz CW filter 50HzB.W.,

1000Hz CW filter 100HzB.W.

の16種類。これにAF-AGCのON,OFFが組み合わせられる。

CWのフィルター機能はバンド幅が非常に狭く設定されていて目的信号を探すのも大変だったが

当時リグにCWフィルターを実装せずにW9GRだけで交信できるので素晴らしかった。

そしてAF-AGCはFMモードで一番役に立った。

FMではリグのMICゲインや声の出し方で同じVol.位置で聞いていても音が大きすぎたり、小さすぎたりする

これにAF-AGCをかけると音量が一定になってよかった。

また、一番面白かったのはFMで弱いノイズに埋もれた音声でNRを入れるとノイズが消えて音声が浮かびあがってきた。

まだまだアナログ無線機&FM機にはW9GRを併せて使うと快適な運用が可能だ。

最新のIF-DSP機に負けない聞きやすさではある。

結局は親機の性能に左右されるが・・

今でもW9GRのHPは存在していて、

Thank you for your patience in waiting for the DSP-4!

とNovember 2012にHPが更新されて長い時が過ぎてしまった。


W9GR DSP-3を使う

2011年01月06日 22時06分22秒 | W9GR

今回は、無線用機器の名機を紹介しよう。一時期AF-DSPがもてはやされていた時期があった。その時に手に入れたW9GRのDSP-3だ。W9GRから直接購入した。当時送料込みで200ドル程度の完全キットだった。

<W9GR DSP-3>

最近のリグには標準で搭載されている場合が多いが、ノイズリダクション性能は、今でもピカ一だと考えている。コンテスト時には、CWのAF狭帯域フィルターとして活躍した。

まあ、IF-DSPにも負けはしない??

意外な使い方としては、Sの弱いFM波を聞くときザーザーとノイズが入るが、そのノイズ消去し音声成分だけを聞かせてくれる性能がある。

在庫があるならば、まだまだ購入したい気分なのだが。

www.w9gr.com のページにはDSP-4を開発予定と書いてあったが、いつになっても出てこない。もういろんなリグがIF-DSP化され開発意欲を失ったのか?

また、Daveにメーカー製では実現できないような特徴のあるDSPを出して貰いたいものだと切に思うこの頃。