同軸コリニア研究会の一部メンバーで流行っている事7.8V→12.5Vの「CVCCタイプのDCDC電源」だ。
DCDC20A電源で先日430MHz50W対応を行ったところ出力20Aで変換効率80%近くまで落ち込んだ。そこで
- 効率の良い所で使用してバッテリーの持ちを改善する
- 大電流による発火・発煙のリスクを抑える
- 仮に片側が故障してもDCDCでの運転が継続できる
ということで並列運転だな!とblogに書いたところ茨城のメンバーが早速実験を行った。
結線は下図の通り。DCDC10Aを2セット並べて接続だ。実際にはケースに余裕がりDCDCユニットを2個詰め込んだようだ。
並列運転をバッテリー系で行うと大変なことになる。少しでも電位差があると電圧の低いバッテリーに一気に逆流だ。
実は写真右側の緑のDCDCはお菓子を食べながら仲間にはんだ付けして貰い気楽に制作した。
抵抗、コンデンサはチップ部品が多くしかし全てチップで揃えられなかったので一部は回路図を見ながら直付けした。
気楽にのんびりやり過ぎて完成後所定の電圧が出なかった。抵抗の位置を間違える。抵抗値を変更する・・
結局調整終了まで1日がかり!!
自宅に帰って電圧を測定した仲間から・・出力が5Vしか出ない!とか片側しか動作しないとの連絡があったが・・・2週間ほどして完成したとの連絡が届いた?
5Vしか出ない問題はどうなった???でメンバーからの報告
『10wですと軽負荷で電流は片方に集中するようで0.1Aと2.7A
35w負荷にすると2台とも平均に4.5Aかかりました。1台にしか電流が流れない問題は解決です
VR1はほぼ中間10Aにしました。関東UHF の並列運用では送信時7.87Vでした』
この結果を見る限り・・IC7100は出力に応じた電流値だなあ。
では私も10Aの並列電源を製作するか?