徒然USO800

時事ネタ漫画や同人活動報告やら雑多な漫画日誌です。

アニマルバンク(1996~1997)

2017-01-22 18:25:44 | 漫画&イラスト諸々


今年は過去にワシが週刊の業界新聞に連載していた4コマ漫画を順次公開していこうと思う。このままにしておいたらワシが死んだあとこれらの作品はもう二度と世に出ない。それは不憫なのでネットに公開して皆に読んでもらう方がいいだろうと。

これは「アニマルバンク」というタイトルで金融界を舞台に当時の世相を皮肉りまくった漫画である。生まれて初めての商業紙連載。週一回の掲載なのでスケジュール的には楽であったがアイデア捻り出すのに七転八倒でかなり苦労した。会社勤めしながらだから実質描くのは土日だけだったからね。
4人の執筆陣で3ヵ月ごとに交代しての連載でこの作品は1996年12月から1997年3月まで掲載された。こうして改めて見ると当時の世相がよくわかる。バブル崩壊後の不良債権処理に苦しむ金融界。自業自得の面もあるんだけどね。パソコンはまだウィンドウズ95が発売された後でマニアはともかく一般家庭にはまだまだ縁遠いものであった。ましてやインターネットなんざまだ黎明期でほとんど誰もしていない。パソコン通信の方がまだ隆盛であった。そんな様子が漫画から伝わってくる。けっこう貴重な歴史資料にもなると思うぞ。

でも絵はヘタだな~。今もヘタだけど。(苦笑)この後他の作品も含めて連載自体は2012年まで長きにわたって続く。1年のうち3ヵ月だけだが。

(注)Wikipediaより引用
1.チョベリバ:「超ベリー・バッド(very bad)」の略で、1990年代後半に10代、20代や女子中学生、高校生などの間で使われた若者言葉のひとつ。それ以前から使われていた「超バッド」よりさらに強く最悪であることを意味する。対義語はチョベリグ。
1995年頃から使われ出したが、1996年にテレビドラマの『ロングバケーション』で使われて知名度が上がりこの年の新語・流行語大賞のベストテンを受賞した。

2.失薬園:正式には「失楽園」。渡辺淳一の恋愛小説。小説は1995年から翌年にかけて『日本経済新聞』に掲載され、1997年2月に講談社から単行本として刊行された 。上下巻を合わせた年間発行部数は267万部、その後300万部を突破した。不倫を主題とし、一般向け新聞連載ではあまり例のない性描写が含まれている。映画・テレビドラマ化され、「失楽園」というタイトルが流行語にもなった。

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