現在、京都国際マンガミュージアムで「アフリカマンガ展」が来年2月18日まで開催されています。なかなか見応え、読み応えのある展示会です。
アフリカのマンガは、かつてのフランスやベルギーの植民地の影響を受けていたと言われています。いわゆる「バンド・デシネ」と言われてるものでしょうね。
「バンド・デシネ」は、ヨーロッパ(特にフランスやベルギー)で発展した絵物語の形態で、カラーで表現されるのが一般的。かつ緻密な描写やリアリティを重視し、背景やキャラクターにも細かなディテールが描かれていることが多いもようです。
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しかし、アフリカでは1990年代から日本のアニメが放映されるようになり、それを視聴して育った世代が現れてきました。彼らは2010年代以降、しっせいに日本風のマンガを描き始めたようです。
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この新しいトレンドはとても興味深いですね。なぜなら、どこであっても「漫画」は「マンガ」だから。描写が日本の「漫画」の影響を受けていたとしてもアフリカのマンガにはアフリカマンガ独自の魅力があり、世界中からも注目が集まっています。
「マンガ」が世界中にそれぞれの地域・国の文化をベースに広がっていくと良いですね。