保護活動は犬も活動家も、相手の都合を要求される場合がとても多い。
シェルターを設立する前は、常に保護場所に悩まされた。
ボランティア独自で保護するにしても限界がある。
タネ吉改めモンド君の場合、 3年半前の12月のある日、保健所に相談をしたという、タネ吉の親類から代表に相談が入った。
タネ吉の主は、一人暮らしのご老人だった。
タネ吉を一頭残して、家には帰らぬ人となった。
そこで、犬嫌いだった親類がタネ吉の処遇をめぐって、引き取り先が見つからなかった場合、保健所に引き渡すしかないと言う。
しかし、保健所のある心ある担当者から紹介を受け、相談をしてみたらどうかと、タネ吉の親類から代表に連絡を頂いたことが、
タネ吉の生と死の分かれ道のターニングポイントとなったのです。
ですが、直に保護する場所が無かった当時、代表は親類の方に必ず引き取りに来ますからどうか、それまで最低限のお世話で構いません。
置いておいて頂けないでしょうかと、頼んだ。
親類の方は、代表に散歩は出来ないが餌くらいは与えられます。
そのくらいで良ければ、こちらも好き好んで処分はしたくないですから・・・。と
そして、時折タネ吉の様子も見に行きつつ、年を越え、シェルター設立へ向けて具体的な準備に入ることになった。年を越えて2月、タネ吉の親類から代表に連絡が入った。あの~、まだですか?タネの引き取りは>?
あ、もう少し待って下さい。そうして、第2のターニングポイント、シェルター設立に伴い、どうにか、タネ吉の保護が可能になった。あの時代表が諦めて
いたら、もし、シェルターがなければタネ吉の引き取りは叶わなかったかも
しれない。あの当時から中型犬クラスの犬の預かり先は、そう簡単には無くていつも、飼い主から直に引き取って欲しいだの一方的期限を付けられ
悪戦苦闘を強いられる保護活動の現実。
現在保護している犬達の全ては、シェルターがなければ救えなかった命であると言っても過言ではない。
そして代表の救うという強い意志があってこそ救えた命です。
そんなタネ吉も、シェルターで暮らした2年もの月日を卒業した日から
一年、新しい家族にダイヤモンドのモンドとしゃれた名前を名付けていただき
とても大切になさっている。
代表は命を救う活動に楽なことはない!と言う。
どうすれば救えるのか、悩みに悩み、解決を見出して来た。
だけど縁した犬しか救えないし、全てを救えるはずもない。
その時心を込めて動き汗をかいた分、救えた命です。
懐かしき日々・・・
幸せを掴んで一年のモンド君、
いまだシェルターで家族を待つ日々のクッキー
クッキーはひたすら幸せの赤い糸を待つ日々です。
シェルターでは、天候に関わらず、お散歩に出します。
先日の大雨大変でした。
スタッフ2名で頑張りました。
お散歩出しは、おトイレ我慢する子もたくさんいるので、
欠かすことが出来ません。
長時間降られると心配です。
犬達にちゃんとお世話をしてあげたいので
シェルタースタッフ募集中です。
ミミちゃんは、7月11日に老人ホームの子として可愛がって頂くことに
なりました。
飼育環境としては室内飼育で、職員の方が親代わりとなり
お世話をして下さいます。
今回のご縁先を仲介して下さった某会のボランティアの方とは
昔から親しくさせて頂いていますので、今回のミミちゃんのご縁は
絶妙のタイミングだったと思います。
ミミちゃんを一頭取り残し、亡くなった飼い主のおばあちゃん
ミミちゃんはずっと寂しかったのでしょう。
もう、ミミちゃんは一人ぼっちではありません。
ミミちゃん末永くお幸せに。
徳島で保護されたナルミちゃんは、徳島の有志の所でお預かり頂いてました。
この度先方のご事情で、あちら様の飼い犬2頭と
ナルミちゃんを含め3頭が行き場を失うことになりました。
彼女は飼い主として最後まで責任を果たせなかったことを大変悔やんでいます。
その3頭は緊急避難する必要があった為、現在動物病院で預かって貰っています。財政難の上に、又も難題です。どうかお力をお貸し下さい。
一頭は某県動物愛護センターから譲渡されたわんちゃんです。
この子は仔犬の頃センターに収容され、約2年飼い主が決まらないまま
センターで2年を過しました。
兄妹犬達はみんな引き取られ、一頭だけ取り残されていました。
それを不憫に思い、
家族に迎え入れたのです。
もう一頭は一人暮らしのある女性がお引越しの時、連れて行けないと
置き去りにされたポメとパピヨンのMIX♂のわんちゃんです。
保護時は顔も見えないくらい、全身が毛玉だらけで、あまりにも見るに
耐えない姿だったらしいです。
元の飼い主の女性は、この子をゴミの様に、「捨てといて!」と言い残し・・・
去っていったそうです。