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今日は久々に機材について書いてみたいと思います。
贔屓の会社RICOHからGXRなる新コンセプトのカメラが発売されたことをyamatakaさんのところで知りました。実際ファーストインプレッションでは失敗作のにおいを感じましたのでそのようなコメントをつけました。しかし、よくよく調べてみると、ちょっと待てよ・・・コレ大いなる可能性を秘めているな~ と感じ始めました。
最初に感じたマイナスイメージは、センサーユニットとレンズと映像エンジンが一体化している部分です。特にカメラの知識の少ないエントリーユーザーには無駄な出費をしているように感じるのではないでしょうか。大体RICOHはワイコンやテレコンなどもそうたくさん在庫を作ってはいませんでした。光学部分はいいにしてもイメージセンサや映像エンジンなんかはすぐ新しいものがリリースされるのに、どうやって在庫を管理するのだろうか。この商品のキモはゴミが入りにくいとかそんなところにはなく、コンパクトでありながらいろんな撮影シーンに対応できるということです。ということは、カメラユニットのバリエーションを一気に拡大しないことにはコンセプトの優位性を理解してもらえません。戦略としてはまず現行の50mmと24-70mmでどれだけユーザーの評価を得て売り上げを伸ばせるかですが、ちょっと難しいだろうなーというのが率直な感想ですね。コンパクトさと高機能・高性能を両立させるには自ずと限界があります。メーカーのサイトには書かれてなかった部分の可能性を考えてみました。
その1
私たち虫屋には、虫の目ユニットを発売してくれればまずみんな買うと思います。GXRからカメラユニットを離して使うのですが、レンズに角度をつけるようにしていただければバリアングル液晶にしなくていいのだし使いやすいと思います。電子シャッターなら昆虫の飛翔もバッチリおさえられます♪
その2
シフトレンズを搭載したカメラユニットはどうでしょうか?これはあまりサイトにも書かれていませんでしたが、GXR側のバリエーションも増やすんです。液晶やスイッチ類をなくし(コントローラーとして使うのもいいかも)、パソコンと連携できる中継器にするんです。そしたら自宅でのブツ撮りなどでメッチャ売れると思います。カメラが持っている機能のうちパソコンが担える部分は全て任せちゃえばいいんです。
その3
コンパクトじゃなく、操作性重視の大きな手にもなじむGXRのバージョンはどうでしょうか。動画撮影に特化したバージョンもあるでしょう。そういった意味では、ハイビジョン撮影できる一眼レフには真似できない個性になりうると思います。その辺りの可能性にも触れておけばいいのにと思いますね。
私なんぞがちょっと考えただけでこれだけの可能性が見えてきたので、頭のいい人ならもっと面白い使い方が見えてくるのではないでしょうか?リコーのGXRの宣伝はそういった意味で失敗していると思います。あんな書き方じゃ誰も期待しないって^^;私に権限があったら担当者はクビですね。売れるかどうかは販売店の店員の力量次第ということになります。特に虫の目ユニットを期待します。出してくれたら私は絶対に買いますよ~!