ネタバレあります
病に倒れ、人生の最期を迎えようとしているアン(ヴァネッサ・レッドグレイブ)。
混濁した意識の中で彼女が口にするのは“ハリス”と言う名前。
枕元で見守る長女のコンスタンス(ナターシャ・リチャードソン)と次女の
ニナ(トニ・コレット)も、それまで聞いたことのない名前に戸惑う。
夢と現実の間を彷徨うアンの記憶は40数年前のある夏の日に戻っていく。
1950年代のニューポート。アン(クレア・デインズ)は親友ライラ(メイミー・ガマー)
の結婚式でブライズメイドをつとめるためウィッテンボーン家の別荘がある
ニューポートへやって来た。ライラの弟でアンの友人でもあるバディ(ヒュー・ダンシー)
に案内され別荘の周辺を散策していた時、ウィッテンボーン家の家政婦の息子で
今は医者をしているハリス(パトリック・ウィルソン)と出会い、二人は運命的な恋に落ちるが、
アンに想いを寄せていたバディの事故死をきっかけに二人の恋は突然終わりを告げる。
歌手になる夢も諦め、2度の離婚を経験し、良き妻にも良き母親にもなれなかった人生を
死の床で後悔するアン。そこへ、バディの死で疎遠になっていたライラ(メリル・ストリープ)
が思いがけずお見舞いにやって来る…
この手の映画は大好きなので、2大オスカー女優共演とかあまり知らないで
見に行ったんですが、女優陣がみんな、それぞれの役としてスクリーンの中に
生きているような感じがして本当に素晴らしかったです
特に若き日のアンを演じたクレア・デインズは、夢と希望に満ち溌溂と輝いていた
アンそのもので、まぶしいくらいに綺麗だなぁと思いました
そして私の注目は次女・ニナ役のトニ・コレット。
大好きな『リトル・ミス・サンシャイン』と言う映画の、家族をまとめようと奮闘する
ママ役だった女優さんなんですけど、その時と全然印象が違って驚きました!
でもどっちの時も存在感があって、素敵な女優さんなのには変わりありません
数少ない男優陣の中では、バディ役のヒュー・ダンシーが○
ああいう、子犬みたいな感じに弱いというか(笑)
物語の終盤、メリル・ストリープが出て来たとき、
“わ~、娘時代を演じた女優さんってホントメリル・ストリープにそっくりだな~”
なんて思ってたんですけど、後で調べたら実の娘さんだそうで
アン役のヴァネッサ・レッドグレイブと長女・コンスタンス役のナターシャ・リチャードソン
も実の親子で、そんなキャスティングも話題のようです
派手さはないけれど、人生の輝きとか痛みとかそう言う深い余韻の残る映画だったと思います。
冒頭、ハリスのことを娘達に聞かれ、“私の最初の過ち”と答えたアンが、
人生を振り返り、最期には“人生に過ちなんて一つもないのだから”と娘を勇気づけます。
“私かあなたのどちらかがハリスと一緒になるべきだった”と後悔の念を打ち明けるアンに、
“私達はやるべきことをやってきただけ”と言うライラの言葉が印象的。
今の私は過ちや後悔だらけ。でも最期の時にはそんなことも思い出の一つとして
振り返ることの出来る人生でありたいと、強く願いました
病に倒れ、人生の最期を迎えようとしているアン(ヴァネッサ・レッドグレイブ)。
混濁した意識の中で彼女が口にするのは“ハリス”と言う名前。
枕元で見守る長女のコンスタンス(ナターシャ・リチャードソン)と次女の
ニナ(トニ・コレット)も、それまで聞いたことのない名前に戸惑う。
夢と現実の間を彷徨うアンの記憶は40数年前のある夏の日に戻っていく。
1950年代のニューポート。アン(クレア・デインズ)は親友ライラ(メイミー・ガマー)
の結婚式でブライズメイドをつとめるためウィッテンボーン家の別荘がある
ニューポートへやって来た。ライラの弟でアンの友人でもあるバディ(ヒュー・ダンシー)
に案内され別荘の周辺を散策していた時、ウィッテンボーン家の家政婦の息子で
今は医者をしているハリス(パトリック・ウィルソン)と出会い、二人は運命的な恋に落ちるが、
アンに想いを寄せていたバディの事故死をきっかけに二人の恋は突然終わりを告げる。
歌手になる夢も諦め、2度の離婚を経験し、良き妻にも良き母親にもなれなかった人生を
死の床で後悔するアン。そこへ、バディの死で疎遠になっていたライラ(メリル・ストリープ)
が思いがけずお見舞いにやって来る…
この手の映画は大好きなので、2大オスカー女優共演とかあまり知らないで
見に行ったんですが、女優陣がみんな、それぞれの役としてスクリーンの中に
生きているような感じがして本当に素晴らしかったです
特に若き日のアンを演じたクレア・デインズは、夢と希望に満ち溌溂と輝いていた
アンそのもので、まぶしいくらいに綺麗だなぁと思いました
そして私の注目は次女・ニナ役のトニ・コレット。
大好きな『リトル・ミス・サンシャイン』と言う映画の、家族をまとめようと奮闘する
ママ役だった女優さんなんですけど、その時と全然印象が違って驚きました!
でもどっちの時も存在感があって、素敵な女優さんなのには変わりありません
数少ない男優陣の中では、バディ役のヒュー・ダンシーが○
ああいう、子犬みたいな感じに弱いというか(笑)
物語の終盤、メリル・ストリープが出て来たとき、
“わ~、娘時代を演じた女優さんってホントメリル・ストリープにそっくりだな~”
なんて思ってたんですけど、後で調べたら実の娘さんだそうで
アン役のヴァネッサ・レッドグレイブと長女・コンスタンス役のナターシャ・リチャードソン
も実の親子で、そんなキャスティングも話題のようです
派手さはないけれど、人生の輝きとか痛みとかそう言う深い余韻の残る映画だったと思います。
冒頭、ハリスのことを娘達に聞かれ、“私の最初の過ち”と答えたアンが、
人生を振り返り、最期には“人生に過ちなんて一つもないのだから”と娘を勇気づけます。
“私かあなたのどちらかがハリスと一緒になるべきだった”と後悔の念を打ち明けるアンに、
“私達はやるべきことをやってきただけ”と言うライラの言葉が印象的。
今の私は過ちや後悔だらけ。でも最期の時にはそんなことも思い出の一つとして
振り返ることの出来る人生でありたいと、強く願いました