亡夫がまだ元気だった頃、おおよそ「嫁さんが変身」している事なぞ視野になかった。
口紅の色を変えても、髪の毛を切っても、思い切っておしゃれをしても、何の感想も言わなかった。
いまどきの男の子もそうなんだろうか?
「を、今日のヘアスタイル決まってるね」なんてセリフをテレビのドラマで耳にするけど、現実世界で、そんなこと口に出すオトコがおる訳ないや~んと言うのが私の持論である。
今朝のこと、娘が、えらく真面目な顔で、
「お母さん、頼みがあんねん」
「え。。。どしたん、やけに真面目くさって」
「あのな、髪の毛毎日洗うのがめんどくさいねん。切って」
「ええええええ、切ってって、あんた、ハサミ無いのに」
「ワンコのハサミでええから、テキトーなとこで切って」
「ふむ、ほんまに切ってもいいなら、折角やから、裁ちばさみで切ろうか」
「裁ちばさみで切ったら、刃先痛むで。布切れんくなるで」
「あ、そか。それは困るわ。やはり犬ハサミやな」
という経緯で、おそるオソル犬ハサミを入れる私。
びふぉー
若いおなごの髪の毛は、それはそれは「カラスの濡れ場色」というのがふさわしく、真っ黒で、毛量も多くて、はげ頭のおとーさんだったら、悔しくなるような豊かさであった。
それを、小さな犬ハサミで切ろうたって、切れないこと。結局「前→真ん中→後方」と三段階に分けてカット。
うわ、、、、断髪式だったら、ここで一号泣する所だろうけど、あっさりしたもんだす。
「これでシャンプーが楽になるわ」とオオヨロコビ
夕方息子が帰宅して、娘の目の前に座る。
「妹よ、お茶いれてくれへんか?」 「あいよっ」
「お兄ちゃん、どこか変わった事無いかい?」
息子部屋をぐるりと見回して、
「分かった!」
「きゃ、マジで~わくわく」と娘と私。
「フクがとっちらかした熊さんが、起き上がっていた!」
え・・ボクチン何かしたかにゃ?
「ええええ、ちーがう~だろぉ~~~??」と息子の目の前で、ぶんぶんとショートヘアを歌舞伎のエビゾーさんばりに振り回す娘。
「ほか?他にもあんの?えと、、、え~~っと・・・・」
たまらず口を出す私「お姉ちゃん、どこか変わったと思えへん?」
「妹がか?うーん・・・」ここで、ずいっと顔を突き出す娘。のけぞる息子。
「わ・分かった!ちょっと痩せた」ずっこける娘と私。
と言うくらい、オトコと言う生き物は、オンナの変化に鈍感なのである。
そこの奥様、ちょっとヘアスタイルを変えたからと言って、それを亭主が気づかないって、それは「常識」かもしれませぬ。
口紅の色を変えても、髪の毛を切っても、思い切っておしゃれをしても、何の感想も言わなかった。
いまどきの男の子もそうなんだろうか?
「を、今日のヘアスタイル決まってるね」なんてセリフをテレビのドラマで耳にするけど、現実世界で、そんなこと口に出すオトコがおる訳ないや~んと言うのが私の持論である。
今朝のこと、娘が、えらく真面目な顔で、
「お母さん、頼みがあんねん」
「え。。。どしたん、やけに真面目くさって」
「あのな、髪の毛毎日洗うのがめんどくさいねん。切って」
「ええええええ、切ってって、あんた、ハサミ無いのに」
「ワンコのハサミでええから、テキトーなとこで切って」
「ふむ、ほんまに切ってもいいなら、折角やから、裁ちばさみで切ろうか」
「裁ちばさみで切ったら、刃先痛むで。布切れんくなるで」
「あ、そか。それは困るわ。やはり犬ハサミやな」
という経緯で、おそるオソル犬ハサミを入れる私。
びふぉー
若いおなごの髪の毛は、それはそれは「カラスの濡れ場色」というのがふさわしく、真っ黒で、毛量も多くて、はげ頭のおとーさんだったら、悔しくなるような豊かさであった。
それを、小さな犬ハサミで切ろうたって、切れないこと。結局「前→真ん中→後方」と三段階に分けてカット。
うわ、、、、断髪式だったら、ここで一号泣する所だろうけど、あっさりしたもんだす。
「これでシャンプーが楽になるわ」とオオヨロコビ
夕方息子が帰宅して、娘の目の前に座る。
「妹よ、お茶いれてくれへんか?」 「あいよっ」
「お兄ちゃん、どこか変わった事無いかい?」
息子部屋をぐるりと見回して、
「分かった!」
「きゃ、マジで~わくわく」と娘と私。
「フクがとっちらかした熊さんが、起き上がっていた!」
え・・ボクチン何かしたかにゃ?
「ええええ、ちーがう~だろぉ~~~??」と息子の目の前で、ぶんぶんとショートヘアを歌舞伎のエビゾーさんばりに振り回す娘。
「ほか?他にもあんの?えと、、、え~~っと・・・・」
たまらず口を出す私「お姉ちゃん、どこか変わったと思えへん?」
「妹がか?うーん・・・」ここで、ずいっと顔を突き出す娘。のけぞる息子。
「わ・分かった!ちょっと痩せた」ずっこける娘と私。
と言うくらい、オトコと言う生き物は、オンナの変化に鈍感なのである。
そこの奥様、ちょっとヘアスタイルを変えたからと言って、それを亭主が気づかないって、それは「常識」かもしれませぬ。