大阪の専門学校へ行き、国家試験に合格したら、とっとと故郷に帰ろうと思ってから、早や50年。
故郷へいるより大阪の方が長くなった。
一人で3畳一間の下宿生活。手を伸ばせばドアがあるような集合アパートで、震えながら過ごした。
自分の未来へ続く道をどうやら、横道にそれてしまったが、案外これが心地良くて今もそこで、暮らしている。
何たて「ヒト」がおもろい。芸人ではなくてもおもろい。
もう10年位前、私は免許の書き換えで警察に行った。まずお決まりの「視力検査」があった。
覗くと「C」があっちこっち向いていて、段々小さくなり、当時の視力は確か両目とも、1,2だった(老眼だけど)
「はい、合格。後ろの椅子で待っていて下さいね」と警察官。
次は初老のおっさんだった。
同じように視力検査の機械を見て「ま」「へ」「の」なんて言うてる。
警察官が、冷たい声で「〇〇さん、「C」のどこが開いてるかわかれへんかあ?!とややきつい調子で言ってた。
(あれで、合格するとおもてたんやろか)
先日娘が。やはり更新の為に警察に行った。
視力検査はぎりぎりで通過したらしい。
後ろの椅子で待っていると、初老のおっさんが「免許の更新に来ましてん」と入ってきた。
「はい、そうですか、で、更新通知は持ってこられましたか?」
「そんなもん、持ってへんわ」
「更新はがきが届いている筈なんですけどね」
「そんなん届いてる訳ないがな。お宅ら仕事遅いんちゃうか」といたくご立腹の様子。
警察官、「まず免許証を見せて下さい」とやや、気分を害した声音に切り替わり、そのおっさんに言った。
で、おっさんは、薄汚れたポケットの中から免許証を出して警察官に見せたら、警察官が
「あんたの更新期限は2年先や!ハガキが来てからにしてや」と言ったらしい。
娘聞き耳立ててて、アホ過ぎておかしくて、自分で自分の太ももをつねって耐えたんだそうだ。
そんなちょっとシンジラレナイおかしな話がゴマンとある、この街が、案外好きかも。
故郷へいるより大阪の方が長くなった。
一人で3畳一間の下宿生活。手を伸ばせばドアがあるような集合アパートで、震えながら過ごした。
自分の未来へ続く道をどうやら、横道にそれてしまったが、案外これが心地良くて今もそこで、暮らしている。
何たて「ヒト」がおもろい。芸人ではなくてもおもろい。
もう10年位前、私は免許の書き換えで警察に行った。まずお決まりの「視力検査」があった。
覗くと「C」があっちこっち向いていて、段々小さくなり、当時の視力は確か両目とも、1,2だった(老眼だけど)
「はい、合格。後ろの椅子で待っていて下さいね」と警察官。
次は初老のおっさんだった。
同じように視力検査の機械を見て「ま」「へ」「の」なんて言うてる。
警察官が、冷たい声で「〇〇さん、「C」のどこが開いてるかわかれへんかあ?!とややきつい調子で言ってた。
(あれで、合格するとおもてたんやろか)
先日娘が。やはり更新の為に警察に行った。
視力検査はぎりぎりで通過したらしい。
後ろの椅子で待っていると、初老のおっさんが「免許の更新に来ましてん」と入ってきた。
「はい、そうですか、で、更新通知は持ってこられましたか?」
「そんなもん、持ってへんわ」
「更新はがきが届いている筈なんですけどね」
「そんなん届いてる訳ないがな。お宅ら仕事遅いんちゃうか」といたくご立腹の様子。
警察官、「まず免許証を見せて下さい」とやや、気分を害した声音に切り替わり、そのおっさんに言った。
で、おっさんは、薄汚れたポケットの中から免許証を出して警察官に見せたら、警察官が
「あんたの更新期限は2年先や!ハガキが来てからにしてや」と言ったらしい。
娘聞き耳立ててて、アホ過ぎておかしくて、自分で自分の太ももをつねって耐えたんだそうだ。
そんなちょっとシンジラレナイおかしな話がゴマンとある、この街が、案外好きかも。
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