月に1回内科に行き、高血圧の薬を貰う。
ここは、評判が良いので、いつもダダ混みだけど、コロナ以降、ぐんと患者が減った。
バスで5停留所位離れているので、私は完全武装で行く。
帽子、眼鏡、マスクは勿論、今は花粉の時期なので、上着も花粉がさらさら落ちてくれるパーカーにシャカパン。
バスの中では、呼吸回数を出来るだけ少なくして、下りたら、深呼吸する。
病院の入口では消毒液で手を洗い、院内に入る。
先客数人が、帽子を目深に被って俯いておられる。私は3番目だ。
私も椅子と椅子の間を開けて、ソーシャルディスタンスを守りながら、呼吸数を減らして(?)診察を待つ。
まだかな~と時計を見ようと、帽子をちょと上にあげて、壁の掛け時計を見たのと、患者さんが診察室から出て来られるのと同時だった。
その人も帽子被って、マスクしているけど、はて、どっかで見た顔じゃないかいなとついつい凝視してしまった。
その方も私をまじまじとマスク越しに見て、
「フクちゃん!」
ああ、声で分かったわ「はるちゃーん」
まあ、あんたもここで薬もろとるのん?
そ、そうなんですよ。
でも、散歩道なら兎も角、病院で「フクちゃん」「はるちゃん」はアカンやろ。ああ、もしかして、私等、犬の名前以外「何処に住んでいるのか」「ヒトとしての名前は何なのか」何にも知らない間柄なんである。
いや、一度は聞いたかもしらんが、うーんと、、、忘れちった(^_^;)