いつもの3時半頃のお散歩は、日差しが強くなるにつれて、どんどん時間が遅くなって行く。
4時半・・まだ暑い。
5時半、まあまあ、遊歩道も「アチチから、ホカホカ」程度になり、フクのパオが火傷する事もないので、最近は、専ら5時から5時半にお散歩に行く事が多い。
この時間になると、遊んでいたちびっ子達も「おかえりの時間」のようで、「あ、帰るわ、お母さんに怒られる」とか、スマホを見ながら夫々に帰って行く。
凄いね、小学校低学年位のボクチンでも、一丁前にスマホを持っているのだもの。
そして、5時からは、公園は無人となり、シンとするので、そこらへんを狙ってお散歩に行く。
昨日、とことこ歩いていると、遠くから、推定年齢1歳?漸く歩けるようになったお嬢ちゃんが、フクを指さして、
「あ、にゃーにゃー」とな。するとパパが「違うよ、わんわんだよ」と訂正するも、彼女の目にはフクが猫ちゃんに見えているのかどうか「にゃーにゃー」を連発して、よちよちとフクに接近して来る。
フクは、どうも、この位のちびっ子が苦手のようだ。何故なら、もみくちゃにされるし、耳は引っ張るし、フクが嫌だと思う事全てを実行しちゃうからだ。
かと言って「うー」と唸ると、飼い主から拳骨をくらうので、じっと耐えねばならない。それが嫌のようで、そろりそろりと距離を取る。
お嬢ちゃんは、ひらひらの白のレースのドレスに白の紐付き革靴という、公園よりコンサートへ行けばいいような恰好で、フクを「とてちて、とてちて」と追いかけて来る。
フクは全速力で走って逃げる程体力が残っていないようで、そろりそろりと、距離を取っている。
そのリードを持っている私もフクに合わせて離れて行く。
お嬢ちゃん「にゃあにゃあ」と言いながら全速力で歩いて来る。それを上手に距離を保って、逃げるフク。
付かず離れずの丁度良い距離だ。で、お嬢ちゃんが諦める迄数分、いや数十分。
待てよ待てよ、って事は、私は、歩幅20センチ無いのかな?
お嬢ちゃんと同じスピードで離れているって事はそういう事か。
お嬢ちゃんもよちよち、私もよちよち。
お嬢ちゃんは、この先「よちよち」→「歩幅が大きくなって、颯爽と歩く」→「走る」と、成長するのだろうけど。
私は?よちよち→松葉杖→車いす→寝たきり。orz・・・