今日は二十四節気のひとつ、『立秋』です。暦の上では今日から秋ですね。・・・都心では今年初めて猛暑日を記録してましたけど。
現在では太陽黄経が135度のときを立秋と定めているので、年によっては日がずれることもあります。
朝夕が涼しくなり、秋の気配が立つことから『立秋』と名付けられたそうです。この日から後の暑さを「残暑」と呼び、残暑見舞いを出すのはこれからです。そしてどれだけ暑い日が長くても、8月末までに出すのがマナーです。
今年は長雨が続き、梅雨明けが遅かったので余計に「これから夏だ!」感が強いので「今日から秋です」と言われても、違和感がすごいですよね。
毎日の天気予報では「適切に冷房を使って熱中症にならないように注意してください」と言っています。我慢も遠慮もできる気温ではありませんから、これが現代的に一番いい夏の過ごし方でしょう。ですがそれでは味気がないので、日本の伝統的な夏の過ごし方を振り返ってみました。
①ところてんやそうめんなどの冷たいものを食べて暑気払い。
②水辺に涼を求め、納涼床や納涼船を利用する。ちなみに平安時代の貴族は家に池を作って、そこで釣りをしたり管弦の宴を催して暑さを忘れたそうな。
③風が吹いたときに音を鳴らしてくれる風鈴を下げる。
④かき氷を食べる。これは、一部の上流貴族だけにでしたが平安時代からあった習慣です。
⑤うち水をする。道路に水をまくことで、水が蒸発する際の気化熱の働きで周囲の温度を下がります。さらに、水をまかれたところを通る風は冷たいですから、ホッと息をつけます。
ちなみに打ち水はやるタイミングを間違えると湿気が増して不快になるだけですのでご注意を...。気温が上がり切る前の朝方か、気温が下がり始めた夕方以降がおすすめらしいです。
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