今日は『雨水の日』です。二十四節気の「うすい」ではありません。読んでそのまま「あまみず」です。なのにネットで漢字のまま検索をかけたらほとんどが「うすい」で出てくる...( ;∀;)
1994(平成6)年8月6日に、東京・墨田区で市民主体による世界初の「雨水利用国際会議」が開かれたことにちなんで記念日に制定されました。
近年、豪雨災害のニュースを聞かない年はなくなってきました。日本の都市部では道にアスファルトが敷かれ、河川敷はコンクリで固められ、雨が降っても地下に浸透せず海へ速やかに流されています。そのため大雨が降ると下水が逆流、河川が氾濫するなど都市型洪水が起こるようになりました。
ということで、雨水を貯める場所を作り、逆にその雨水を有効利用してみようという活動が各地で行われています。
墨田区では区役所や両国国技館、江戸東京博物館などの公共施設に雨水の貯水タンクを設け、特に両国国技館ではトイレの排水や冷房、散水などに利用しています。
個人宅にも設置できる手頃な価格の雨水タンクも最近では売り出されているようです。日本は以前の記事で紹介したように安全な水道水が飲めるので、主な利用目的は飲料水ではなく生活用水。家庭菜園の水やりとか打ち水とか洗車とかですかね。
また、地震などの災害に見舞われて断水した時でも、洗濯だってできるし、トイレの水も流せるので備えとして有効だと言われています。各家庭が雨水の貯水タンクをつければ、下水道に流入する雨水を減らして都市型水害の対策になるかもしれないという期待もあるそうです。
自治体によっては雨水タンクの設置に助成金を出してくれるところもあるそうですよー。
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