本日は、全国建設労働組合総連合が1978年に制定した『住宅デー』です。
19、20世紀を代表するスペインの建築家アントニオ・ガウディ氏の誕生日にちなんでいます。...あれ、これ日本なんか関係あんの??
住宅デーが制定された1978年はちょうど高度経済成長期で、住宅建設ブームの只中にありました。すると大手企業のほか悪徳業者も現れ始め、地域の職人さんを巡るトラブルが数多くあったそうです。そこで、町の大工さんや左官屋さんなど職人の腕と信用を回復するためにこの記念日が制定されました。(左官屋さん→壁塗りの職人さんのこと)
現在ではこの日に合わせて、地域の職人さんたちによる無料の住宅相談会や、子ども向けの木工教室などが開催されています。
アントニオ・ガウディは、1852年に南カタルーニャ地方に生まれました。建築学校で25歳まで学び、卒業後は独自のスタイルでユニークな建築物を手掛けていきました。
ガウディの作品で最も有名なものといえば、完成までに300年かかると言われ、まだ完成していない世界文化遺産『サグラダ・ファミリア』でしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/ec/aa57547c9bdab3b48539fd94fe4601e4.jpg)
「完成設計図がガウディの頭の中にしかなかった」「世界大戦で資料が失われ、工事が一時中断していた」などなどの理由により、未完成のまま1984年に「アントニオ・ガウディの作品群」として他の建築物と一緒に世界遺産に登録されました。
技術の進歩により工期は大幅に短縮され、現在では2026年完成予定となっています。
...やっぱり日本なんも関係なかった。
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