なんと、本日10月10日は一年の中で一番記念日が多い日だそうです。
1と0を何かに見立てたり語呂合わせにちなんだり、20個ぐらい記念日として制定されていました。
その中から、『まぐろの日』を取り上げたいと思います!
726(神亀3)年10月10日、聖武天皇のお伴でマグロ漁が盛んな明石に赴いた山部赤人(やまべのあかひと)が、マグロ漁を称える歌を詠んだと万葉集に書かれていることにちなんで制定されました。
歌というと百人一首でよく見る五・七・五・七・七だと思われるかもしれませんが、この時の歌は長歌というまた別の和歌の形式のひとつです。
やすみしし 我が大君の 神(かむ)ながら 高知らせる 印南野(いなみの)の 邑美(おふみ)の原の 荒たへの 藤井の浦に
鮪(しび)釣ると 海人舟騒き 塩焼くと 人ぞ多(さは)にある 浦を吉(よ)み うべも釣りはす 浜を吉み うべも塩焼く
あり通ひ 見(め)さくも著(しる)し 清き浜
超意訳:国を治める陛下が宮殿を造った明石には、多くの鮪漁船が行き交い塩を作る人がいる。
良い場所なので、釣り人が多いのも塩を作る人が多いのも、もっともなことだ。
陛下がよく通うのもうなずけることで、とても清らかな白浜だ。
マグロをもっと食べてもらい、マグロについて理解を深めてもらおうと、1986年に日本かつお・まぐろ漁業協同組合連合会が定めました。
ちなみに「鮪」という漢字の成り立ちには諸説あり、
①大きくて庶民にも親しまれたことから、「マグロは魚の中の魚でここに魚有り」という意味で「有」の字が使われた。
②「有」という字の「ナ」は「持つ」という意味があり、「月」は「にくづき」を示し、「たくさんの身(=肉)を持つ魚」ということでこの字になった。
③マグロは常に海流を移動している回遊魚なので、「どこの海にもいる(=有る)魚」という意味合いから「鮪」の字が充てられた。
と言われています。
でも漢字の本場中国では、「鮪」という漢字は「チョウザメ」という別の魚を指す漢字だそうで、上記の説はもしかして後付けでは...!? と疑ってしまいますね。
なぜこんなズレが生じたかというと、昔の日本人が中国の書物に記されていた「鮪」という魚の描写を見て、「これきっとマグロのこと言ってんだぜ!」と勘違いしたため、日本では「鮪」と書いて「マグロ」と読むようになったそうです。
わぁい、適当(・∀・)
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