香川県製麺事業協同組合が讃岐うどんを全国へPRするべく定めた『うどんの日』が本日でございます。
私などはなぜか「うどんといえば香川県」というイメージを刷り込まれていますが、実は「日本三大うどんをあげてみよ」というと三つどころではすまないらしいです。香川の讃岐うどん、秋田の稲庭うどん、群馬の水沢うどん、埼玉の加須うどん、長崎の五島うどん、富山の氷見うどんなどなど・・・。
へー、知らんかった。
昔から香川県の讃岐地方では、半夏生の頃に田植えが終わった労をねぎらうためにうどんを食べる風習があったそうです。それにちなんでこの『うどんの日』は制定されました。
半夏生とは、夏至から数えて11日目にあたる雑節のひとつです。昔はこの頃が梅雨の終わりで、「田植えは夏至より後、半夏生の前までに終わらせる」という農作業の大切な目安でした。これより後に田植えをすると秋の実りが減るとまで言われていたそうです。
半夏生(ハンゲショウ)という名前は、この時期に生える烏柄杓という毒草の別名・半夏からきています。また、「天から毒が降るから井戸に蓋をしろ」や「半夏生の日に採れた山菜などは食べてはいけない」などの物騒な伝承もあります。高温多湿になるこの時期、飲み水や食べる物に気をつけましょう、という戒めの知恵らしいです。
ちなみに天文学的にいうと、半夏生は太陽が黄経100度を通過する日を指すので、2020年は昨日7月1日が半夏生でした。
関西ではこの半夏生の日、田に植えた苗がタコの足のようにしっかりと根付くようにとの願いを込めてタコを食べたそうです。でも『蛸の日』ではないんだよなあ・・・。
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