おととい宮崎でM7.1の地震があり、震度6弱を観測した。震源が南海地震の想定域の端っこ
ながら、一応線の中だし、M7という境界線より規模が大きかったので、しかるべき判定会が
開かれ、システム見直し後初の「巨大地震注意」という情報が出された(、と理解した)。
いつものように「今後1週間ぐらいは、同程度の地震に注意」と言いつつ、「今回は部分
割れだが、巨大地震が今すぐ起きるわけではない、でもこれまでより数段発生確率は高く
なった」、といつもの奥歯にものの挟まった言い方で注意を呼び掛けた。呼びかけられは
したんだけど、ブログ更新のネタにはしないでいたら、「シカトしてんじゃねえよ」と
ばかりに昨日日が暮れてから神奈川県西部を震源とするM5.3の地震が発生。緊急地震速報が
流れたが、ここからは震源まで120kmぐらいか、震度1程度で済んだ。20数時間で今度は
相模湾トラフ周辺での地震というので、東南海地震の予兆か?と思いきや、震源が離れて
いるので単なる偶然です、問題なし、だと。やれやれ。でも震源と富士山とはあまり離れて
いないような・・・・。
「注意」を受けて世の中は、それなりの対応をしているようだ。新幹線の一部区間で速度を
落として走行するだとか、ホームセンターに防災用品の特設コーナーが出来たりだとか。
「あっしとは関わりがねえ」って思ってると最悪の被害想定、死者32万人のうちの一人に
なっちゃいますって。
「地」はそういうことだが、「天」のほうは台風5号を警戒しなくっちゃ、です。現在房総
半島の東400kmあたりにいるけど、強い高気圧の縁を回る格好で北西に進み、明後日には
東北地方の太平洋側に接近上陸する恐れってんだが、「恐れ」っていう言葉に毎度のこと
ながら緊迫感が感じられない。スパコンで予報して99%上陸しそうだったら、このコース
から50㎞逸れる確率は10%です、みたいに言えないものかなあ。言葉が弱いと「今までこんな
コースでは来たことがないし」とかって、シカトされちゃいますよ。そうでなくても情報
満載のスマホを大多数の人は使いこなせていないんだから。
異常気象という言葉がありふれて、箔が怪しくなってきたこのご時世。想定外を想定しな
ければならなくなってきたのかなあ。以前毎日のように利用した岩手県一関市の道の駅「川崎」
は国道286号線で北上川を東に渡って1㎞ほどの所にあるが、昔ここまで水が来たんですよ、の
線が見上げる高さに引かれていた。終戦直後の、堤防がお粗末だったころの、女の人の名前が
付いた台風だったと記憶するが、堤防の改修が進んだのはいいとして、雨量が想定内に納まると
どうして言い切れようか。
予想進路コースがおいしいコメを産出する穀倉地帯直撃というのも気がかり。
さて、台風が東の海上にあるので、反時計回りだからこのあたりは北寄りの風が吹いて、
いくらか涼しくなるはずなのだが、鹿島灘辺りの海水温が時期が時期だけに25℃+とかで、
気休め程度。台風外縁の薄雲のせいで日差しがいくらか弱いのがせめてもの救い。
パリ発の電波ジャックは続いているが残り二日。生活リズムの乱れでお仕事が捗りません。