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永世棋王に王手

2024-08-21 16:40:50 | 日記

昨夜、唐津で行われていた王位戦7番勝負第4局は後手番藤井王位の勝利で決着した。先手番の

挑戦者渡辺九段が矢倉に組み上げた堅陣を、陽動作戦で中飛車に振った飛車を8筋に戻して、

怒涛の攻めを見せると、8八に居たはずの渡辺玉は必至の逃亡劇の末、2八で討ち取られて

しまった。

いやね、「孤独のグルメ」を見終えてネットの中継サイト開いたら、終局2分前で、駒の

配置やら持ち駒やらを見ていると、九段が形づくりの最後の悪あがきをしているところで、

一手空いて下駄を預ける形になったと思ったら、その時点で長手数の詰みを読み切った

棋王の3八金を見て投了。蛇に睨まれた蛙と書いてから半月。先手番でも勝てず、カド番に

追い込まれた九段、一週間後の第5局ではどう戦うのだろうか。七冠の強さばかりが目立つ

一局ではあった。

片道50㎞のドライブを楽しんできた。山階鳥類研究所の名は記憶の片隅にあったんだが、

山科だから京都にあるもんだと思い込んでいた。ところがTVのニュースで安孫子にある

らしいことが判明。ググるとドライブにちょうどいい距離じゃないですか。今朝も日の出

前から例の(一年ほど前にネタにしている)、のど自慢の鳥が鳴いていて起こされた。

どうもこの辺りは縄張りの中らしい。それをボイスレコーダで録音したり、スマホで

動画を撮ったりはしてみたのだが、ネットで調べたところ、どうやらガビチョウらしい、

というところまではたどり着いた。なかなか近づいて観察できないので、ガビチョウの

特徴的な顔は確認できないが、23cmほどの体長といい、褐色の羽毛といい、なにより

バラエティ豊富な鳴き声で、ほぼ間違いないんだが、気になるのは体形。ネット動画では

ふくら雀のように丸々としているのが多いが、実際に見ているのはもっとスマートだ、

そのあたりの判断もしてもらいたくて、音源などを手に研究所を訪ねてみたのだが・・・。

一応太鼓判はもらった。しかし食いついてほしかった鳴き方には興味を示さず、そういう

鳴き方をする鳥だから、でおしまい。つまんねえ奴だなの感想とともに帰路につきかけた。

研究所に向かう路地の角に鳥の博物館というのがあった。どちらが先に建てられたのか、

こちらは官。が、一般300円也の入場料が要るという。70歳以上は無料だともいう。

「あと半月なんですけど」「ダメです」「しゃあない、70になってから来るわ」と玄関先

から帰ってきた。果たして鳴き声を面白がってくれる学芸員さんはいるんだろうか。