いまがいちばん、あしたもいちばん

まいにちたのしい日々でありますように。。。

本人が納得しているのなら

2013年12月18日 | 自然観察

先日、社家郷山に行った時にガイドさんに教えてもらったのだけど
冬に林の落ち葉近くをヒラヒラと舞っているのは
「シャクガ」という蛾だそうだ。
この舞っているシャクガは、実はオスだけで、
メスは翅が退化してなくなっていて、飛ぶことができないんだって。

ほかにも、以前、なにかの本で「ミノガ」のメスも翅が退化していて
翅がないどころか、一生をみのの中で過ごすと読んだ。

オスは自由にヒラヒラ飛び回ることができるのに
メスは飛べなかったり、一生狭いところに閉じこもって
子孫を残すことだけして死んでいく。

そんなの哀しすぎる。かわいそうだ。。。。
なんのための人生(蛾生?)なんだ。
私はかなりショックを受けていたのだが、

調べてみると、
実はメスは、じっとしてオスを待っているのではなく
フェロモンを出して、オスを呼んでるんだって。
「前向きに閉じこもっている」というか
「積極的にじっとしている」というか。。。

本人が納得しているのなら、私が特にかわいそがることはないのだ。
いや、納得しているどころではなく、
シャクガやミノガのメスは、
アゴで人を使うというか、
いるだけでオトコを惑わすというか、
カッコイイではないか!

隅に置けないズルイ女だぜ。

いまがいちばん、あしたもいちばん!