旅行、飲食、草花、イベント、乗り物、出来事など。

日々の生活の中から様々な物を写真付きで。

★ユニークな唐辛子★

2012年09月17日 | ★花シリーズ★
バルーン ペッパー

翼を広げたような面白い果実を付けます
見た目だけでなくとても美味しくて辛いとうがらしです。青果では中にひき肉などを詰めたり炒めものに、完熟果は乾燥させての利用も可能です。
観賞用の鉢植えや枝ごと収穫してフラワーアレンジメントの材料などにもご使用。

「UFOピーマン」で呼ばれることもある
ユニークな形のトウガラシ。
オリーブオイルの瓶につめてそのまま漬け込むこともできます。果肉はやわらかく甘みがあるそうですが種はハバネロ級の辛さだそうですのでうっかりガブリとしないようにご注意ください!

トウガラシ(唐辛子)は、ナス科トウガラシ属の多年草または低木(日本など温帯では一年草)。また、その果実のこと。メキシコ原産(アンデス地方という説もある)。果実は香辛料または野菜として食用にされる。

「トウガラシ」は「唐」から伝わった「辛子」の意味である。ただし、「唐」はばくぜんと「外国」を指す言葉で、中国経由というわけではない。
















★黄花コスモス★花シリーズ

2012年08月16日 | ★花シリーズ★
キバナコスモス(黄花コスモス)は、キク科コスモス属の多年草または一年草。コスモスの名を冠するが、オオハルシャギクとは同属別種にあたり互いを交配する事は出来ない。

現在では日本で広く園芸品種のひとつとして栽培されているが、一部は逸出して野生化している。

原産地はメキシコで、標高1600m以下の地域に自生する。18世紀末にスペイン・マドリードの植物園に送られ、ヨーロッパに渡来した。日本には大正時代の初めに輸入された記録が残っている。

高さは約30〜100cm。概ね60cm程度に成長するが、鉢植えやプランター向けの20cm程度に留まる矮性種も出回っている。オオハルシャギクと比べて葉が幅広く、切れ込みが深い。また夏場の暑さに強いため、オオハルシャギクよりも早い時期に花を咲かせる傾向にある。またオオハルシャギクよりも繁殖力が旺盛である為、こぼれ種で栽培していると数年後にはオオハルシャギクを席巻してしまう。

花期は比較的長く、6月から11月にかけて直径3〜5cm程度の黄色、またはオレンジの花を咲かせる。改良種として濃い赤色の品種も作られている。花は一重咲きと八重咲きがあるが、園芸品種として市場に出回っているもののほとんどは八重咲き。

病害虫による大きな被害を受けることは少なく、初夏から夏にかけて新芽の付近にアブラムシがつく程度である。痩せた土壌でも適度の水を与えていれば問題無く成長するため、頑強で育て易い植物といえる。ただし日陰での栽培には向かず、充分な日照が無い環境では葉などの形が崩れる場合があるため注意が必要。

成長に伴って良く分岐する特性があり、咲き終えた花がらの摘み取りや、夏場に一旦切り戻しを行うなどの手入れを施すと長い期間花を楽しむ事が出来る。















★数十年かけて一度だけ花★アオノリュウゼツラン

2012年08月15日 | ★花シリーズ★
次はいつ咲く? アオノリュウゼツラン2株が開花 浜離宮恩賜庭園

数十年かけて一度だけ花を咲かせるメキシコ原産の多肉植物、アオノリュウゼツラン2株が浜離宮恩賜庭園(東京都中央区)で開花し、訪れた人を楽しませている。

 英名で「百年植物」と呼ばれるほど開花するのが珍しく、庭園では4年ぶり。2株同時に咲くのは初めてという。6月下旬から花茎がぐんぐん伸び始め、高さ約6メートルまで成長。枝分かれした先端に黄色い花が無数に咲きほこる。庭園では「次はいつ咲くのか分からないので、ぜひ楽しんでほしい」。今月下旬まで見られるという。
産経新聞 8月14日(火)から。





















リュウゼツラン(竜舌蘭)は、リュウゼツラン科リュウゼツラン属の単子葉植物の総称。100種以上が知られている。学名 Agave はカール・フォン・リンネがギリシャ神話のアガウエーから名付けたもので、メキシコではマゲイ (maguey)とも呼ばれている。 メキシコを中心に米国南西部と中南米の熱帯域に自生するほか、食用・繊維作物、あるいは観葉植物として広く栽培されている。和名に「蘭」とあるが、ラン科(Orchidaceae)に近い植物ではない。

性質

先が鋭く尖り、縁にトゲを持つ厚い多肉質の葉からなる大きなロゼットを形成する。茎は普通短く太いため、根から直に葉が生えているようにも見える。

気候や土壌にもよるが一般に成長は遅く、花を咲かせるまでに数十年を要するものも多い。あまりの成長の遅さに、100年(1世紀)に一度開花するという誤った認識から、センチュリー・プラント(century plant)という英語別名がつけられている。花はロゼットの中心から「マスト」と呼ばれる背の高い花茎が伸び、その先に短い筒状のものがたくさんつく。ごく少数の例外を除いて、基本的には開花後に植物は枯れる一回結実性(一稔性植物)である。種子による繁殖以外にも、球芽を形成したり、茎の根元から蘖(ひこばえ)を密生することによって、新しい個体を増殖する。

用途

リュウゼツランの仲間では、開花期になると、それまでの栄養成長で蓄えたデンプンの糖化が起き、大量の糖分を含んだ液体の転流が花茎に起こる。メキシコでは先史時代から、若い花茎を切り取って切り口を掘りくぼめることで、この液体を集め、そのまま調味料としたり、多くは発酵させて国民的な酒であるプルケを作ったりしてきた。プルケを蒸留すると、メスカルという蒸留酒になる。

テキラリュウゼツランから製造される蒸留酒はテキーラとして世界的に飲まれているが、これは製造方法が多少異なり、花茎を伸ばす前のリュウゼツランを収穫してから葉を除き、デンプンを蓄えた茎の部分を蒸し焼きにして糖化を引き起こし、これを搾って得た糖液を醗酵・蒸留したものである。

糖液をそのまま濃く煮詰めたものは、アガベシロップとなり、甘味料として製菓や料理などに用いられる。

リュウゼツランのいくつかの種では、葉から繊維をとることができ、サイザルアサ・アロー繊維(ピタ)・ヘネケンなどが知られる。

観葉植物としても広く栽培されている。様々な斑入りの変種があり、縁が白や黄色になったもの、葉の中心に根元から先端まで斑が入ったものなどがある。ヨーロッパに初めに持ち込んだのはスペインやポルトガルの探検家とみられるが、人気が出始めたのは、19世紀に蒐集家が様々な種を輸入するようになってからである。大型のものは、温暖な地域では庭で栽培される。小型種は多肉植物として温室栽培される。これがアガベとして広く知られている。

乾燥して薄く切った花茎は、剃刀の革砥がわりになる。また、葉を絞った液は、泡立つため、石鹸のように使われる。メキシコのネイティブ・アメリカンは、リュウゼツランからペン・釘・針、縫い物や織物に使う糸などを作っていた。

乾燥された葉は、燃料として使用されたり、日本の茅葺のように屋根材にして葺かれたりする。乾燥された花茎は、柱などの建築材としても使用された。インドでは、線路沿いに生垣として植えられている。

リュウゼツランから作った縄は、水を吸うと非常に収縮する。そのため、推理小説では、殺したい人物の自由を奪ってその首にリュウゼツランの縄を巻き、数時間後に雨が降ることを予測して屋外に放置し、アリバイを作るというトリックが用いられることもある。

花茎は木管楽器である「Didgeridoo」(ディジュリドゥ)の材料として非常に高い評価を得ている。

分類

以前はユリ科やリュウゼツラン科に分類されていたが、研究者によってはヒガンバナ科に含めることもある。

APG IIIの体系ではクサスギカズラ科とされ、その中のリュウゼツラン亜科に分類されている。

リュウゼツランの仲間は同一種内での個体変異が大きく、また系統の不明なものや野生種の変種も多いため、分類は難しい。ヨーロッパで栽培されている種の中には自然と異なる環境で何代も無性生殖を繰り返したため、天然のいかなる種とも似ていないものが存在する。

★ジンジャー★花シリーズ

2012年08月13日 | ★花シリーズ★
ショウガ科の半耐冬性球根草。
和名はハナシュクシャ(花縮砂)。

根茎状の地下茎が伸び、茎は太く、高さ1.5~2メートル。葉はカンナに似て長さ30~50センチメートル、幅5~12センチメートル、葉面は滑らかである。茎頂に長さ15~30センチメートルの穂状または密穂花序をつくり、芳香の強い花をやや傾けて密集する。花色は白、黄、紅、桃色などで、細長い筒部と開出した裂片があり、唇弁は品種により大小がある。東アジア原産で、ニューギニア、マダガスカルなどに約40種分布する。夏期の花壇、切り花用に栽培する。

黄花の「ジンジャー・リリー」です。

オレンジ色に近い黄色がとても綺麗です。
ジンジャー・リリーはインド~東南アジアあたりの原産ですが、日本に入ったのは江戸末期の頃、以降昭和初期までに幾度か輸入を試みたという記録があるそうです。

昭和10年頃に、香川県の育種家・小山実一さん他の方々が、欧米の改良品種を輸入、販売を始めたのが、日本でジンジャー・リリーが広まった始まりということだそうです。

戦中~戦後も小山氏ほか少数の有志で種が保存され、戦後の交雑育種によって日本独自のジンジャー・リリーの現在の姿があるそうです。














★蓮華升麻花シリーズ★ソメイヨシノの標準木(東京)

2012年08月12日 | ★花シリーズ★
蓮華升麻(レンゲショウマ)は日本特産の1属1種の花。キンポウゲ科、レンゲショウマ属の多年草。

花茎の下部に茎葉と根出葉がある。葉は二-四回三出複葉で、小葉は卵形、あらい鋸歯を持つ。

高さは80センチ程度となり、丸い蕾をつける。赤みを帯びた光沢のある薄紫の上品で気品あふれる花が、様々な方向を向いて咲く。花の直径は4センチほど。萼も花弁も共に花弁状に見える。萼は花弁状で平らに開き、花弁は抱えるように咲くため、一見では二段構えに花弁が並んでいるように見える。

本州(東北地方南部~近畿地方)の太平洋岸の温帯域に分布し、山地から深山のかけての湿り気のある林下に生える。

日本一のレンゲショウマの群生地・御岳山 みたけ山レンゲショウマまつり

御岳山では、7月20日(金)~9月20日(木)の間『第13回レンゲショウマまつり』を開催いたしております。
ケーブルカー御岳山駅よりすぐの富士峰園地に約5万本の「レンゲショウマ」が自生しており、可憐な花を咲かせます。

花がハス(蓮)の花に、葉がサラシナショウマ(晒菜升麻)に似ているので、レンゲショウマ(蓮華升麻)の名がつけられたといわれます。
 豊かな深緑につつまれた御岳山では7月下旬頃から、富士峰園地北側斜面に約5万株のレンゲショウマが可憐な花を咲かせます。
 また、御岳山観光協会、御岳登山鉄道株式会社では、見頃となる8月1日(月)からレンゲショウマまつりを開催し、期間中はいろいろなイベントが実施されます。










★小葉擬宝珠★花シリーズ

2012年08月11日 | ★花シリーズ★
小葉擬宝珠(コバギボウシ)はユリ科ギボウシ属の多年草。

分布と生育環境等

北海道、本州、四国、九州までの広い地域に分布し、日当たりの良い湿った草原や湿原に自生する。

特徴

コバギボウシは湿原に生育する多年生の草本で、高さ50cmほどになる。
葉は根生葉、形は長楕円形、披針形で、葉の長さは10-20cm、幅は4-8cmくらいになり、葉柄がつく。花期は7-9月で、漏斗型の濃い紫色から淡紫色の花をやや下向きにつける。
花軸につく蕾が下部から上部へと開花していく。オオバギボウシに比べると全体に小さい。

本州から九州に生育し、夏の湿原を彩る植物の1つである。湿原では中心部にも生育するが、周辺部の森林との境界付近で大きく生育し、花も見事である。花は7月~8月に咲き、清楚な紫色からやや赤味を帯びた紫色である。内側の脈は濃紫色で鮮やかであり、雄しべは6本。雌しべの柱頭はより長くて超出する。

葉の形や大きさには変異が大きく、生育地や場所によって様々な名称が付けられてきたが、連続的な変異であって、同一種としてまとめられている。葉は葉柄が明瞭であり、よく似たミズギボウシとの区別点となる。










★変化アサガオ★花シリーズ

2012年08月10日 | ★花シリーズ★
変化アサガオとは

変化アサガオの歴史
 アサガオは、奈良時代頃に薬草として中国から渡来したといわれますが、日本では花を楽しむ園芸植物として栽培されるようになりました。江戸時代には、自然突然変異によって生まれた珍しい花を大切に育てた変化朝顔(へんかあさがお)と呼ばれるアサガオが流行しました。この頃に作られた変化朝顔の多くは、九州大学やアサガオ愛好家などの努力により現代にも受け継がれています。
 近年、アサガオは実験植物として、花色や花型変異の研究や花を咲かせる仕組みの研究にも世界的に用いられています。理化学研究所・筑波大学・筑波大学附属坂戸高校では、重イオンビームを照射したアサガオを栽培して、「平成版変化アサガオ」を作ろうとしています。
これには2つの目的があります。

1.花や葉の形や色が変わったアサガオはいっぱいあるが、その他の性質、例えば花の咲く時期や時刻などが変わったものなどがない。このような性質が変わったアサガオを作る。
2.江戸時代に作出された変化朝顔で、絶滅して現代には伝わっていなものを復活させる。

















変化朝顔(へんかあさがお)

 主に大輪の花の色や模様を鑑賞する大輪朝顔に対して、とても朝顔とは思えないような奇態をしめす花や葉を鑑賞するアサガオの突然変異系統を変化朝顔と呼んでいる。また変わり咲朝顔や変化咲き朝顔とよばれることもある。

 歴史については古文献のところでも述べたが、変化朝顔の主だった変異のほとんどが文化文政期のアサガオの第一次ブームの際に起こり、選抜された。嘉永安政期には再びブームを迎え、より複雑な不稔系統を鑑賞しているが、当時は受粉のメカニズムも明らかになっておらず、これらの突然変異系統は自然交雑によってたまたま分離してきたものを選抜して鑑賞していたようだ。図譜に載っている朝顔も、多数の劣性変異を多重に含むものが多く、当時は確立した系統として維持していたわけでないようだ。
 明治維新を境に 朝顔の栽培は下火になるが、再び世の中が落ち着きをみせてくる明治中期ごろから、地方で細々と系統が維持されていた朝顔が再び中央で栽培されるようになった。当初は牡丹咲きなど単純なものが鑑賞されていたようだが、東京、大阪を中心として地方にも同好会がいくつも結成され、再び嘉永・安政期の朝顔をしのぐような系統が作られるようになった。自然交雑にまかせていた江戸期と違い、人工交配を利用して雪の部(采咲牡丹)、月の部(車咲牡丹;縮緬+立田+牡丹)、花の部(獅子咲牡丹;獅子+牡丹)、獅子の部(獅子咲)の絞られた4つのジャンルにおいて、より高度な系統が鑑賞された。また安定して出物が出てくる系統が確立されている。ただ残念なのは、あまりに鑑賞するジャンルを絞ったあまり、いくつかの興味深い系統、例えば大型で豪放な花容を誇った桐や狂った妖艶な花を咲かせる手長牡丹といったものが絶種になってしまったことである。また系統維持の煩雑さもあって、大輪朝顔に転向する栽培家も多かったようだ。

 第二次世界大戦によって他の園芸植物と同様に、変化朝顔の多くの系統が散逸したが、一部が辛うじて山高桂氏(名古屋)、中村長次郎氏(大阪)、小川信太郎氏(伊賀上野)、渡辺顕辰氏などごく少数の愛好家によって保存されていた。これらの系統の収集・保存が国立遺伝学研究所(三島)の竹中要氏によって始められ、1993年にこれに従事していた田村仁一氏が退官するまで継続していた。その後これらの系統は九州大学に移管され種子の更新を再開して現在に至っている。また川崎の渡辺好孝氏も変わり咲き朝顔同好会を設立するなど変化朝顔の保存・普及に努めた。他にも少数の愛好家によって保存されている。

 現在栽培されている変化朝顔は、戦前のレベルに及ぶべくもないが、主だった系統は保存されており、当時よりも栽培技術の進歩やバイオテクノロジーの発展もあり、現代ならではの変化朝顔の栽培・鑑賞ということが可能なのではないだろうか。将来トランスジェニックアサガオも一つのジャンルとして鑑賞できるようになる時が来るだろう。また失われてしまった突然変異も再現する可能性があり、新規の突然変異もいくつも出現している。

 変化朝顔には他の園芸植物と違い品種名がない。第1次ブームの文化文政期のころには品種名でよんだこともあったようだが、その後、多くの苗から鑑賞価値の高い出物(不稔)を選んで鑑賞するようになると一代限りのことが多いため、その株を表す花銘をいちいちつけるようになった(このような名称の付け方は花火にも見られる)。この花銘は現在の遺伝学から見ても理にかなったものであり(岡不朋は”文明的”といっている)、どのような突然変異の組み合わせでその株が成り立っているのかおおよそ推測することができる。変化朝顔の花銘のルールを別項に示した。

★花虎の尾★花シリーズ

2012年08月07日 | ★花シリーズ★
ハナトラノオ(花虎の尾)とはシソ科の植物の一種。

シソ科の多年草。茎の断面が四角形であることからカクトラノオ(角虎尾)ともいい、属名のフィソステギアでよぶこともある。

茎は直立し、高さ0.6~1.2メートル。葉は対生し、披針形で鋸歯がある。8~9月、茎頂に小さな唇状の管状花を数十個、穂状につける。花色は普通は淡紅色であるが、白色の品種もある。北アメリカ原産。切り花、花壇用として観賞する。

繁殖は株分けにより、春、秋の彼岸ころ、地下茎を1本ずつ株分けする。実生も可能である。寒さに強いじょうぶな宿根草であるが、夏の極端な乾燥には弱い。また連作すると地下茎が長く伸び、花つきが悪くなるので、毎年植え替えをするとよい。

北米東部原産の宿根草。日本では園芸植物としてよく見られる。花期は8~9月頃。大変性質が強く、一度植えると放置していても地下茎でよく増え、半野生化することもある











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★初雪草★花シリーズ

2012年08月05日 | ★花シリーズ★
ハツユキソウ(初雪草)8月の花

一般名:ハツユキソウ(初雪草)

トウダイグサ科の一年草。北アメリカ原産。日本へは江戸末期(1860ころ)に導入された。茎は直立し、草丈は約60センチで、10節目くらいから分枝して3~4本の枝を出す。葉は淡緑色、長さ3~7センチ、球状長楕円(だえん)形で全縁。7~8月、上部の葉は密集して白色覆輪の花弁状となり、美しい。9月ころ、散形花序に花をつけるが、花冠は退化して雄しべと雌しべだけとなり、観賞に値しない。花弁状の葉を観賞するため、花壇に集団で植えるほか、切り花にもする。

ハツユキソウ(初雪草)は、緑の葉縁に白い覆輪が入った葉色のコントラストが美しいトウダイグサ科ユーフォルビア属の非耐寒性一年草です。夏~秋に白い小花を咲かせますが、葉ほどには観賞価値はありません。葉や茎の切り口から出る乳白色の液は皮膚に炎症をおこすことがありますので気をつけましょう。
同じトウダイグサ科には、葉が赤や、白、黄のクリスマスの観葉植物として人気の  ポインセチア(Poinsettia)があります。

学名:Euphorbia marginata Pursh(ユーフォルビア・マルギナタ)
別名:ユーフォルビア・マルギナタ(Euphorbia marginata)、ユーフォルビア (Euphorbia)、ゴーストウィード(ghost weed)、スノーオンザマウンテン(Snow on the mountain)












★禊萩★花シリーズ

2012年08月04日 | ★花シリーズ★
ミソハギ(禊萩)はミソハギ科の多年草。

特徴
湿地や田の畔などに生え、また栽培される。日本および朝鮮半島に分布。茎の断面は四角い。葉は長さ数センチで細長く、対生で交互に直角の方向に出る。お盆のころ紅紫色6弁の小さい花を先端部の葉腋に多数つける。

盆花としてよく使われ、ボンバナ、ショウリョウバナ(精霊花)などの名もある。ミソハギの和名の由来はハギに似て禊(みそぎ)に使ったことから禊萩、または溝に生えることから溝萩によるといわれる。

近縁のエゾミソハギとも、千屈菜(せんくつさい)と呼ばれて下痢止めなどの民間薬とされ、また国・地方によっては食用にされる。千屈菜(みそはぎ)は秋の季語。

近縁種

近縁のエゾミソハギ (L. salicaria) はミソハギより大型で、葉の基部が茎を抱き、毛が多い。九州以北の各地(北海道に限らない)、またユーラシア大陸や北アフリカにも広く分布する。欧米でも観賞用に栽培され、ミソハギ同様盆花にもされる。世界の侵略的外来種ワースト100 (IUCN, 2000) 選定種の一つである。
















★向日葵★花シリーズ

2012年08月03日 | ★花シリーズ★
ヒマワリ(向日葵)はキク科の一年草である。日回りと表記されることもあり、また、ニチリンソウ(日輪草)と呼ばれることもある。

種実を食用や油糧とするため、あるいは花を花卉として観賞するために広く栽培される。

ヒマワリは夏の季語である。

特徴

原産地は北アメリカ。高さ3mくらいまで生長し、夏にかなり大きな黄色の花を咲かせる。

大きな1つの花のように見えるが頭状花序と呼ばれ、多数の花が集まって1つの花の形を作っている。これは、キク科の植物に見られる特徴である。外輪に黄色い花びらをつけた花を舌状花、内側の花びらがない花を筒状花と区別して呼ぶ場合がある。

和名の由来は、太陽の動きにつれてその方向を追うように花が回るといわれたことから。ただしこの動きは生長に伴うものであるため、実際に太陽を追って動くのは生長が盛んな若い時期だけである。若いヒマワリの茎の上部の葉は太陽に正対になるように動き、朝には東を向いていたのが夕方には西を向く。日没後はまもなく起きあがり、夜明け前にはふたたび東に向く。この運動はつぼみを付ける頃まで続くが、つぼみが大きくなり花が開く頃には生長が止まるため動かなくなる。その過程で日中の西への動きがだんだん小さくなるにもかかわらず夜間に東へ戻る動きは変わらないため、完全に開いた花は基本的に東を向いたままほとんど動かない。なお、これは茎頂に一つだけ花をつける品種が遮るもののない日光を受けた場合のことであり、多数の花をつけるものや日光を遮るものがある場所では必ずしもこうはならない。北海道の標準播種期は5月上旬であり、霜や氷点下の気温にも耐性はある[1]。

種は長卵形でやや平たい。種皮色は油料用品種が黒色であり、食用や観賞用品種には長軸方向に黒と白の縞模様がある。
















歴史

ヒマワリの原産地は北アメリカ大陸西部であると考えられている。既に紀元前からインディアンの食用作物として重要な位置を占めていた。1510年、スペイン人がヒマワリの種を持ち帰り、マドリード植物園で栽培を開始した。マドリード植物園はダリアやコスモスが最初に栽培されたことでも有名である。

ヒマワリがスペイン国外に持ち出されるまで100年近くを要し、ようやく17世紀に至りフランス、次にロシアに伝わった。ロシアに到達してはじめて、その種子に大きな価値が認められた。
正教会は大斎の40日間は食物品目の制限による斎(ものいみ)を行う。19世紀の初期にはほとんど全ての油脂食品が禁止食品のリストに載っていた。しかしヒマワリは教会の法学者に知られていなかったのか、そのリストにはなかったのである。こうした事情から、正教徒の多いロシア人たちは教会法と矛盾なく食用可能なヒマワリ種子を常食としたのであった。そして、19世紀半ばには民衆に普及し、ロシアが食用ヒマワリ生産の世界の先進国となったのであった。

日本には17世紀に伝来している。

生産

OIL WORLD誌の統計によるとヒマワリの種子生産量は2006/07年産、油料用植物として大豆(234.98百万トン)、ナタネ(47.26百万トン)、綿実(44.15百万トン)に次ぐ、生産量(29.84百万トン)を誇る。

また、2006/07年の植物油生産量はパーム油(37,985千トン)、大豆油(36,716千トン)、ナタネ油(18,425千トン)、ヒマワリ油(11,171千トン)である。ヒマワリの生産地域はロシア周辺のヨーロッパに偏っている。5割強がヨーロッパ州に集中しており、アジア州と南アメリカ州がそれぞれ2割弱を生産している。
1.ロシア(ヒマワリはロシアの国花でもある) - 6,430千トン
2.ウクライナ - 5,230千トン
3.アルゼンチン - 3,440千トン
4.中国 - 1,820千トン
5.フランス - 1,441千トン

利用

種は絞って搾油されヒマワリ油として利用される。ヒマワリ油には不飽和脂肪酸が多く含まれる。1990年代までリノール酸が70 - 80%、オレイン酸が10 - 20%のハイリノールタイプが主流であったがω-6系列の脂肪酸であるリノール酸の発ガンや高脂血症、アレルギー等との因果関係が報告されるにいたり、リノール酸が15 - 20%、オレイン酸が40 - 60%の中オレインタイプのNuSun品種が伝統的な交配育種法により育成され、2000年以降は主流となっている。

煎って食用とすることができる。乾燥した種子を用いる生薬名は「向日葵子」(ひゅうがあおいし)。また、ペット(ハムスター、小鳥など)の餌に利用される。

ディーゼルエンジン用燃料(バイオディーゼル)として利用する研究も進められている。

除染効果

ヒマワリはカリウムなどと共に性質が類似するセシウムを吸収する性質を持つことから、原発事故などで放射能汚染された土地に植えたら除去できる(ファイトレメディエーション)という説が流布しているが、そのような効果は認められていない。

そもそも、一般的に植物にとって必須元素であるカリウムの吸収が放射性セシウムの除染のために価値がある程大きいのであれば、ヒマワリの生えた後の土壌は極端に貧栄養化しているはずである。また農林水産省は「ヒマワリはセシウムの吸収率が低く、除染に極めて長い時間がかかるため実用的ではない」としている。出典:ウィキペディア フリー百貨辞典より。

★花魁草★花シリーズ

2012年08月02日 | ★花シリーズ★
オイランソウ(花魁草)の名前の由来は、花の香りが花魁の白粉に似ているからという説や、花の艶やかさ、華やかさを花魁に見立てたという説もある。 別名を小さいキョウチクトウ(夾竹桃)ということで、クサキョウチクトウ(草夾竹桃)とか、また、ききょう科でもなでしこ科の仲間でもないのに、キキョウナデシコ(桔梗撫子)という名前でも呼ばれている。花にキキョウ(桔梗)に似たものやナデシコ(撫子)に似たものがあるためではないかと思っている。

英名のフロックスという呼び名は、ギリシャ語の「炎」に由来している。赤い花が炎をイメージさせたのだろう。花魁といい花忍といいどこか古風で哀愁が漂よう。ハナシノブ(花忍)の花は花が美しいから、シノブ(忍)はシダ(羊歯)の忍に葉の割れ方が似ているから命名されたそうだ。科名からも目を惹きつけられる花だということが分かる。

はなしのぶ科クサキョウチクトウ(フロックス)属の多年草で、学名は「Phlox paniculata」である。属名の「Phlox(フロックス)」は、ギリシャ語の「phlogos(炎)」が語源で、「花の色に由来」にちなに、種名の「paniculata」は「円錐花序の」を意味ししている。

原産地は北アメリカで、園芸品種として持ち込まれたものが野生化し、北海道~九州に分布しており、道端でよく見ることもある。草丈は60~100センチくらいである。茎は真っ直ぐに直立している。

葉は細長い卵形で、隣りの節から出た葉が互いに向かいあって生えており、上から見ると葉が十字に出ているようにみえる十字状対生で、ときには茎の同じ高さから3枚以上の葉が出る輪生することもある。葉の柄は短くて、茎の上部では茎を抱いている。葉の縁が滑らかでギザギザの鋸歯などの切れ込みや凹凸がない全縁をしている。

開花時期は6~10月である。茎に先にやや丸い円錐花序を出し(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)、ピラミッド状に固まって花径2~3cmの花を沢山つける。一つの花の花びら全体の花冠は筒部分が長く、先が5ツに深く裂けて横に開いている。花冠の裂けた片は襞状に互いに重なっている。萼片は5枚で緑色である。雄蕊は5本である。

花の色は赤紫色や白が中心だが、改良が進んでピンクや紅色など多くの園芸品種が作出されている。














話は変わり花の名前がオイランソウ(花魁草)なので、言葉にはなじみがあってもホンモノを観たことがないので花魁について調べてみた。

「花魁」とは、芸を披露しないため、歌舞音曲を必要としていない。まさしく娼妓部門の最高位ということ。「花魁」は遊女の中では一番ランクが高く、江戸に吉原ができたときに、見習いの少女が太夫のことを、「おいらんちの姉さん」と言ったのがその起源といわれている。

おいらんちの姉さん………、おいらんさん………、花魁。花の魁という字をあてて「おいらん」と読ませるとは。花の魁とは、梅を意味している。「花魁」はいわゆる呼び名であり、遊女の最高位の格を「太夫」といわれている。

「太夫」とは傾城(けいせい 官許により遊宴の席で接待する女性)の最高位であり、舞の優れた傾城を「舞太夫」と呼んだことが太夫の始まりとされ、歌舞音曲の芸はもとより、茶、花、和歌、俳諧などの教養を身につけていたという。

山梨県甲州市の国道411号線沿いに存在する滝、史跡である花魁淵という場所がある。この花魁淵という名前は、戦国時代に起こった悲劇に由来するとされる。

武田氏滅亡の折、武田氏の隠し金山と言われたこの黒川金山も閉山となった。この時、金山の秘密が漏れることを危惧して55人居た遊女を柳沢川の上に吊った宴台の上で舞わせ、舞っている間に藤蔓を切って宴台もろとも遊女たちを淵に沈めた………という故事に由来する。

悲劇があったのは、この場所よりも更に上流のごりょう滝の辺りであったとされ、現場には小さな碑が残されている。また下流の丹波山村には、この際の遊女たちの遺体を引き上げてお堂を建てて供養したとされる言い伝えが残るが、このお堂は現存していない。

一方、この花魁淵という名は、後に付けられたものとされている。 これには、戦国時代には遊女を指す「花魁」という単語はなかった(花魁は江戸時代になって成立した)こと、また、明治時代にこの地を訪れた役人が、紅葉する奥多摩の渓谷美を「まるで着飾った花魁のように美しい」と形容したことなどが語り継がれている、といった点などが根拠として挙げられる。

花言葉は不活発、温和、あなたに同意などである。

説明文出典:http://plumkiw948.at.webry.info/201107/article_49.html花々のよもやま話から転載。

★猫の髭★花シリーズ

2012年08月01日 | ★花シリーズ★
ネコノヒゲ(猫の髭)
白い花から伸びる雄しべや雌しべを猫のヒゲに見立てています。

ネコノヒゲの栽培熱帯地域の植物なので10度以下になると枯れます。
その代わり春から秋にかけて日の当たる場所で管理すると、よく咲きます。暑さと直射日光には強いので、水切れさえ乗り切れば真夏の庭を賑やかにしてくれます。花が真っ白で涼しげで夏にはもってこいです。

背も50センチ前後と程よい大きさです。ネコノヒゲの水やりと肥料乾燥が苦手で、水が切れると生育が弱まってしまいますので、生育期間の間は水をしっかりとやってください。

春~秋にかけては肥料が切れないように液肥を週に1回ほどあげてください。肥料が切れると花が途絶えます。ネコノヒゲのその他注意点特に病害虫はありません。ネコノヒゲの特徴・由来など真っ白い特徴的な花を付ける植物。熱帯地域の植物で現地では毎年花を咲かせる多年草ですが、日本の冬の寒さには耐えられず、冬には枯れるものと考えて楽しんだ方が気が楽です。室内で管理すれば、越冬も不可能ではありませんが、苗も高くなく春に植えると長期間花を楽しめるので、翌年まで頑張って持ち越すより、翌年別の植物を植えたほうがいいです。

花といいましたが、花びらの部分は小さく、大きく反り返った部分は雌しべと雄しべです。
花の形がサルビアに似ています。

別名をクミスクチンといい、薬用があるために薬膳茶として飲用にしていました。










★白実の小紫★花シリーズ

2012年07月28日 | ★花シリーズ★
白実の小紫(シロミノコムラサキ)はクマツヅラ科ムラサキシキブ属の落葉小低木である。

和名は、別名をシロミノコムラサキというように、コムラサキの実が白色の意。/属名は、ギリシャ語で「美しい果実」の意。

植物分類 クマツヅラ科ムラサキシキブ属

園芸分類 落葉小低木

用途 路地植え/鉢植え/切り枝

原産地 日本(本州・四国・九州)/台湾/朝鮮半島/中国

花言葉

解説 シラタマコシキブは、コムラサキの実が白色のものを言う。因みに、ムラサキシキブの白実種はシロシキブと言う。園芸界で、実際に流通しているのはシラタマコシキブである。

開花時期は6~7月である(写真1~7=2012年7月27日撮影)。

葉の脇に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、白い小さな花をたくさんつける。

結実期は9~10月くらいである(写真8~9=2006年9月4日撮影)。


















★凌霄花★花シリーズ

2012年07月26日 | ★花シリーズ★
ノウゼンカズラ(凌霄花)はノウゼンカズラ科のつる性木本。夏から秋にかけ橙色あるいは赤色の大きな美しい花をつけ、庭などでよく栽培される。

7~8月、枝先に円錐(えんすい)花序をつくり、美しい黄赤色花を開く。花冠は広い漏斗(ろうと)形で径6~7センチメートル、先は5裂して丸い。

中国原産。ノウゼンというのは凌霄の字音によるといわれる(古くはノウセウと読まれた)。夏の暑い時期にハッとするような鮮やかな色の花を付けるところから、この花の名前が来ているともされる。

茎の先に総状花序をつける。花冠はラッパ型で先が5片に裂けて開く。葉は奇数羽状複葉。つるからは気根を出し固着する。幹はフジと同じように太くなる。

樹勢が非常に強く丈夫な花木であり、容易に株分かれして繁殖する。また、花後のこぼれ種が自然発芽して、周囲に広がっていくこともある。園芸品種が複数存在し、ピンクや黄色などの花色もある。

ノウゼンカズラ属はノウゼンカズラと、アメリカ合衆国南東部原産のアメリカノウゼンカズラ、およびこれらの雑種からなる。アメリカノウゼンカズラの花はノウゼンカズラより細長く、赤橙色。

花の形がラッパに似ていることから英語では「トランペット・フラワー」と呼ばれる。