旅行、飲食、草花、イベント、乗り物、出来事など。

日々の生活の中から様々な物を写真付きで。

★爆蘭★花シリーズ

2012年07月24日 | ★花シリーズ★
爆蘭(はぜらん)

円錐花序に小さな花がまばらについています。コーラル・フラワーという英名は花の後になる小さな赤い実から,また,サンジカ(三時花)というのは午後三時頃に花が咲いてすぐにしぼむことからつけられた名前です。

別名:コーラル・フラワー,サンジカ(三時花)三時草 三時の貴公子 花火草 三時の天使 三時の乙女三時のあなた 夕日草 おしん草 ヨヨノホシ 花の雫。

熱帯アフリカ原産
元は明治の中ごろに日本へ入ってきた園芸品種だったのが、耐乾性があるので、どこにでも見られるようになりました。
ハゼランの根は、中国やインドネシアでは薬用とされ肺結核、月経不順などに効果があるとされています。
乾燥に強く赤くて丸いのは蕾ではなく、実です。












★捩花★花シリーズ

2012年07月23日 | ★花シリーズ★
ネジバナ(捩花)は、ラン科ネジバナ属の小型の多年草。別名がモジズリ(綟摺)。

湿っていて日当たりの良い、背の低い草地に良く生育する。花色は通常桃色で、小さな花を多数細長い花茎に密着させるようにつけるが、その花が花茎の周りに螺旋状に並んで咲く「ねじれた花序」が和名の由来である。

「ネジレバナ」、「ネジリバナ」、「ねじり草(そう)」とも呼ばれる事もある。学名のSpiranthes(スピランセス)は、ギリシャ語の 「speira(螺旋(らせん))+ anthos(花)」に由来する。

右巻きと左巻きの両方があり、中には花序がねじれない個体や、途中でねじれ方が変わる個体もある。右巻きと左巻きの比率は大体1対1である。

花茎から伸びる子房は緑色で、茎に沿って上に伸び、その先端につく花は真横に向かって咲く。花茎の高さは10-40 cm。 花は小さく、5弁がピンク、唇弁が白。花のつく位置が茎の周りに螺旋状であるため、花茎の周りにピンクの花が螺旋階段のように並ぶことになる。この螺旋は右巻きと左巻きの両方が見られる。

白花や緑色の個体もしばしば見られる。コハナバチのような小形のハナバチなどが花粉塊を運んで他花受粉が起こると考えられるが、長期にわたって花粉塊が運び去られないと、これが崩壊して柱頭に降りかかり、自家受粉を成立させることが知られている。開花時期は4-9月。

葉は柔らかく厚みがあり、根出状に数枚つける。冬期は楕円形だが生育期間中は細長く伸びる。根は極めて太短く、細めのサツマイモのような形で数本しかない。

ごく稀に真っ白い花をつける個体(シロネジバナ)が見られ、園芸愛好家に特に好まれる。源融が百人一首で詠んだ「陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆゑに 乱れそめにし 我ならなくに」の中で、「もぢずり」はネジバナである。俳人でもある角川源義が、「ねじ花をゆかしと思へ峡燕(かいつばめ)」と詠んでいる。














生育環境

日本全土、ヨーロッパ東部からシベリアにかけて、温帯・熱帯アジア全域、オセアニアなどに広く分布する。

ラン科ではめずらしく、芝生や土手、都市公園等の人間の生活圏に近い所で普通に見ることができる。この為、ともすれば花の綺麗な雑草として扱われ、芝刈り機で刈り取られてしまう。他方、その花の可愛らしさから、昔から愛でられ、愛好家主催の展示即売会等で、山野草として販売される事もある。

昭和の終わり頃、当時の野性ランブームの中で管状の葉や斑入りなどの変異個体を収集するのが流行したが、後述のように単独栽培や株分けによるクローン増殖が困難なこともあって、ごく一部を除いて保存されていない。

栽培に関して

江戸時代に栽培されていて、花壇地錦抄では「もぢずり」として掲載されていた。庭園の芝生などに普通に見られ、サツキや他種の山野草を植えた鉢に落ちた種子から発芽した株が非常に強健に育つにもかかわらず、ネジバナ単独で鉢植え栽培をしようとすると、栽培がかなり難しい場合がある。

栽培に関して

江戸時代に栽培されていて、花壇地錦抄では「もぢずり」として掲載されていた。庭園の芝生などに普通に見られ、サツキや他種の山野草を植えた鉢に落ちた種子から発芽した株が非常に強健に育つにもかかわらず、ネジバナ単独で鉢植え栽培をしようとすると、栽培がかなり難しい場合がある。

ネジバナの根は菌根となって菌類と共生しているが、ネジバナに共生する菌根菌として知られるもののひとつは、植物遺体を分解して生活する担子菌の Tulasmella calospora であり、これは不完全菌の完全世代のひとつである。出典:ウィキペディア フリー百貨辞典より。

写真は2012年7月16日・伊豆下田弁天島にて

★百日紅★花シリーズ

2012年07月22日 | ★花シリーズ★
サルスベリ(百日紅=ヒャクジツコウ)は中国南部原産のミソハギ科の落葉中高木。種子から栽培する「あすか」という一才物の矮性種もある。
8月頃咲く紅の濃淡または白色の花が美しく、耐病性もあり、必要以上に大きくならないため、しばしば好んで庭や公園などに植えられる。

葉は通常2対互生(コクサギ型葉序)、対生になることもある。花は円錐花序になり、がくは筒状で6裂、花弁は6枚で縮れている。
果実は円いさく果で種子には翼がある。サルスベリの名は幹の肥大成長に伴って古い樹皮のコルク層が剥がれ落ち、新しいすべすべした感触の樹皮が表面に現れて更新して行くことによる(樹皮の更新様式や感触の似たナツツバキやリョウブをサルスベリと呼ぶ地方もある)。つまり、猿が登ろうとしても、滑ってしまうということで、猿滑と表記することもある(実際には猿は滑ることなく簡単に上ってしまう)。英語名Crape myrtleはギンバイカ(myrtle)の花に似て花弁がちりめん(crape)のように縮れていることから。
中国では唐代長安の紫微(宮廷)に多く植えられたため紫薇と呼ばれるが、比較的長い間紅色の花が咲いていることから百日紅ともいう。江蘇省徐州市、湖北省襄陽市、四川省自貢市、台湾基隆市などで市花とされている。

サルスベリ属

サルスベリ属は熱帯・亜熱帯に分布し、日本では南西諸島にシマサルスベリ、ヤクシマサルスベリが自生する。

東南アジア原産のオオバナサルスベリは観賞用に栽培するほか、葉を「バナバ茶」として飲用する。




















★沼虎尾★花シリーズ

2012年07月21日 | ★花シリーズ★
ヌマトラノオ(沼虎尾)

サクラソウ科の多年草。地下茎を引いて群生する。全株無毛。茎は丸く、直立し、高さ60~70cm。葉は密に互生し、細長く、長さ4~5センチ。初夏、茎の先に直立する総状花序をつくり、白色で径約5ミリの5弁花を下から順に開く。原野の湿性地に生え、本州から沖縄、および中国、インドに分布する。

本州、四国、九州、朝鮮、中国、インドシナに分布する多年生の草本。沼沢地やため池の湖岸などに生育するが、長期間の沈水にはあまり大きな抵抗力を持っていない。葉は柔らかく、地下茎でも繁茂し、群落を形成する。和名の由来は通常の草原に生育するオカトラノオと比較したもの。初夏に花穂を形成し、白い花を咲かせるが、オカトラノオのようには頭を垂れない。

湿地、溜池畔、棚田の畦や休耕田、用水路脇などに生育する多年草。
地下に根茎を横走し、群生する。茎は高さ60~70cmであまり分枝せず、基部は紅色を帯びる。
葉は無毛、淡色の腺点があり長さ3~8cm、幅1~2cm。
花は総状花序にやや密につき、小花柄は1~3mm。萼は5深裂し、裂片は卵状楕円形で鈍頭、背面には黒点がある。

花冠は5裂し径5~6mm。雄蕊5個。柱頭4個。果は球形で径2~2.5mm。

湿地に稀に見られる近似種サワトラノオは茎に稜があって角張り、葉肉内には黒点があり、花期は6~8月。














トウサワトラノオ(L. candida)は絶滅危惧1A類に指定されている稀少種で、幅7~10mmの細いへら形~倒披針形の葉を持つ。

山野の草地にはよく似たオカトラノオが生育する。小花は密に集合して先の垂れた太い花序となり、葉幅は2~5cmと広い。
ノジトラノオは葉がヌマトラノオににるが、花序の先は垂れ、葉や花序に淡褐色の毛が多い。

他にヌマトラノオとオカトラノオの種間雑種イヌヌマトラノオ、ノジオカトラノオとオカトラノオの種間雑種ノジオカトラノオなどがある。

ヌマトラノオ、オカトラノオを除いていずれも稀で、近畿地方では確認されていない。

近似種:サワトラノオ、トウサワトラノオ、ノジトラノオ、オカトラノオ 。

★捩花★花シリーズ

2012年07月20日 | ★花シリーズ★
ネジバナ(捩花)は、ラン科ネジバナ属の小型の多年草。別名がモジズリ(綟摺)。

湿っていて日当たりの良い、背の低い草地に良く生育する。花色は通常桃色で、小さな花を多数細長い花茎に密着させるようにつけるが、その花が花茎の周りに螺旋状に並んで咲く「ねじれた花序」が和名の由来である。

「ネジレバナ」、「ネジリバナ」、「ねじり草(そう)」とも呼ばれる事もある。学名のSpiranthes(スピランセス)は、ギリシャ語の 「speira(螺旋(らせん))+ anthos(花)」に由来する。

右巻きと左巻きの両方があり、中には花序がねじれない個体や、途中でねじれ方が変わる個体もある。右巻きと左巻きの比率は大体1対1である。












花茎から伸びる子房は緑色で、茎に沿って上に伸び、その先端につく花は真横に向かって咲く。花茎の高さは10-40 cm[5]。 花は小さく、5弁がピンク、唇弁が白。花のつく位置が茎の周りに螺旋状であるため、花茎の周りにピンクの花が螺旋階段のように並ぶことになる。この螺旋は右巻きと左巻きの両方が見られる。

白花や緑色の個体もしばしば見られる。コハナバチのような小形のハナバチなどが花粉塊を運んで他花受粉が起こると考えられるが、長期にわたって花粉塊が運び去られないと、これが崩壊して柱頭に降りかかり、自家受粉を成立させることが知られている。開花時期は4-9月。

葉は柔らかく厚みがあり、根出状に数枚つける。冬期は楕円形だが生育期間中は細長く伸びる。根は極めて太短く、細めのサツマイモのような形で数本しかない。

ごく稀に真っ白い花をつける個体(シロネジバナ)が見られ、園芸愛好家に特に好まれる。源融が百人一首で詠んだ「陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆゑに 乱れそめにし 我ならなくに」の中で、「もぢずり」はネジバナである。俳人でもある角川源義が、「ねじ花をゆかしと思へ峡燕(かいつばめ)」と詠んでいる。

生育環境

日本全土、ヨーロッパ東部からシベリアにかけて、温帯・熱帯アジア全域、オセアニアなどに広く分布する[5]。

ラン科ではめずらしく、芝生や土手、都市公園等の人間の生活圏に近い所で普通に見ることができる。この為、ともすれば花の綺麗な雑草として扱われ、芝刈り機で刈り取られてしまう。他方、その花の可愛らしさから、昔から愛でられ、愛好家主催の展示即売会等で、山野草として販売される事もある。

昭和の終わり頃、当時の野性ランブームの中で管状の葉や斑入りなどの変異個体を収集するのが流行したが、後述のように単独栽培や株分けによるクローン増殖が困難なこともあって、ごく一部を除いて保存されていない。

栽培に関して

江戸時代に栽培されていて、花壇地錦抄では「もぢずり」として掲載されていた。庭園の芝生などに普通に見られ、サツキや他種の山野草を植えた鉢に落ちた種子から発芽した株が非常に強健に育つにもかかわらず、ネジバナ単独で鉢植え栽培をしようとすると、栽培がかなり難しい場合がある。

★蘇鉄★花シリーズ

2012年07月19日 | ★花シリーズ★
ソテツ(蘇鉄)は、裸子植物ソテツ科の常緑低木。ソテツ類の中で日本に自生がある唯一の種である。

日本の九州南部および南西諸島に分布し、中国の福建省から自然分布の報告がある[1]。主として海岸近くの岩場に生育する。カナリーヤシ(フェニックス)やワシントンヤシ(ワシントニアパーム)などと共に、九州・沖縄地方の南国ムードを強調する為の演出として映像素材に用いられることが多い。九州・沖縄地方の主要都市には大抵植えられている。

根に根粒があり、藍藻類を共生させており、それらが窒素固定能を持つため、痩せ地でも生育できる。また、本州中部以南の各地でも冬季防寒(わらぼっち)をする事で植栽が可能である。記念樹としてよく公園、官公庁や学校などにも植えられる。ロータリーの真ん中などでは特によく植栽される。鉄を受けると元気になる(蘇鉄)という伝承があり、茎にクギを打ち込まれていることがよくある。また鉄樹の名もある。

生育は遅いが成長すれば樹高は8m以上にもなり、その際でも移植が可能なほどに強健である。幹は太く、たまにしか枝分かれせず、細い枝は無い。幹の表面は一面に葉跡で埋まっている。葉はその先端に輪生状につき、全体としては幹の先に杯状の葉の集団をつける。葉は多数の線状の小葉からなる羽状複葉で、葉先は鋭く尖り、刺さると痛い。雌雄異株である。雄花は幹と同じくらいの太さの松かさを長くして、幹の先端に乗せたような形で、松傘の鱗片にあたるものの裏一面に葯がつく。雌花は茎の先端に丸くドーム状に膨らみ、雌しべを個々に見ると、上半分は羽状複葉の葉が縮んだ形、下半分の軸には左右に胚珠が並ぶ。種子は成熟すると朱色に色づく。この種子は日本国外へも輸出され、主な出荷先は台湾、中米(コスタリカなど)。取引がされる場合には主に幹の長さでその価値が決まる。




















写真1(1902年6月15日・野島崎灯台にて)
写真2~(2012年7月16日・伊豆下田弁天島にて)

近年では、新芽を食害する熱帯アジア原産のクロマダラソテツシジミ Chilades pandava が日本に帰化しており、問題となっている。

食用

種子にはアゾキシメタンを含む配糖体であるサイカシン (Cycasin) を含み有毒であるが、澱粉分も多いので、皮を剥ぎ、時間をかけて充分に水に晒し、発酵させ、乾燥するなどの処理をすれば食用になる。沖縄県や鹿児島県奄美群島では、飢饉の際に食料として飢えをしのいだとの伝承もあるが、毒にやられて苦しむ人が出て「ソテツ地獄」という言葉が生まれた。与論島でも、戦後から本土復帰のあと数年は島民の生活は大変貧しく、ソテツの種子で飢えをしのいでいた。その様子も「ソテツ地獄」と言っている。グアム島など、ソテツ澱粉を常食している住民がいる地域では筋萎縮性側索硬化症やパーキンソニズム痴呆コンプレックスの比率が高いと言われる。

奄美大島や粟国島では、サゴヤシのように幹から澱粉を取る伝統がある。また、種子から取った澱粉を加工して蘇鉄餅が作られた。微生物による解毒作用を利用して無毒化された蘇鉄味噌は、あんだんすーの原料にもされる。

水にさらす時間が不十分で毒物が残留していたり、長期間食したため体内に毒素が蓄積されるケースが多く報告されている。あくまで他の食料が乏しい時の救飢食として利用されているので、素人が安易に試すのは避けるべきである。

薬用

日本の局方には収載されていないが、中国では漢方薬として、葉、種子、茎、花、根が薬用になると考えられている。葉には止血、解毒、止痛の効果があるとされ、胃薬や血止めの薬にされる。種子は男性機能増進や腰痛、打ち身などに使われる場合があるが、前述の通り有毒である以上、素人判断での使用は危険である。根や花は血行を良くするとされ、喀血や打ち身などに効くとされる。根には、腎臓機能を高める効果もあるとされる。

★白花桔梗★花シリーズ

2012年07月18日 | ★花シリーズ★
白花桔梗(シロバナキキョウ)

原産地:日本(北海道~九州)、朝鮮半島、中国東北部
性状:多年草
草丈:50~100センチ
花期:6~9月

秋の七草のひとつ。日本全土の日当たりのよい山野、乾いた草地に自生。自生のほとんどは青紫色の一重。つぼみは膨らました風船のような形をしていて、緑色から徐々に青紫色に変わる。
花は茎の先端につき、ときに枝分かれした花茎につき、星形に5裂した広い鐘形で、花冠は直径4~5センチ、ふつう青紫色である。淡紫色や白色のものもある。
雌しべより先に雄しべが成熟する。開花の後、雄しべは花粉を出し、やがて花柱から離れる。雄しべは5本。

雄しべが花柱から離れた後、柱頭が5つに裂開し、他花受粉する。葉は螺旋状に互生し細い披針形で長さ4~7センチ。先端は尖り、ほとんど葉柄はない。稀に対生や3~4枚の輪生もある。葉縁に鋸歯がある。葉裏はやや白味を帯びている。
根茎は黄白色で太く多肉質、少し横縞があり、長い紡錘形で真っ直ぐに地中にのびている。キキョウサポニンを含み、乾燥したものを漢方薬として利用する。
江戸時代には多くの園芸品種が作られ、白花、八重、渦、紋、綿、二重などがある。

キキョウ(桔梗)はキキョウ科の多年性草本植物。山野の日当たりの良い所に育つ。日本全土、朝鮮半島、中国、東シベリアに分布する。

万葉集のなかで秋の七草と歌われている「朝貌の花」は本種であると言われている。絶滅危惧種である。













形態

根は太く、黄白色。高さは40-100cm程度。葉は互生で長卵形、ふちには鋸歯がある。下面はやや白みがかっている。

つぼみの状態では花びら同士が風船のようにぴたりとつながっている。そのため "balloon flower" という英名を持つ。つぼみが徐々に緑から青紫にかわり裂けて6-9月に星型の花を咲かせる。雌雄同花だが雄性先熟で、雄しべから花粉が出ているが雌しべの柱頭が閉じた雄花期、花粉が失活して柱頭が開き他の花の花粉を待ち受ける雌花期がある。花冠は広鐘形で五裂、径4-5cm、雄しべ・雌しべ・花びらはそれぞれ5本である。

なお、園芸品種には白や桃色の花をつけるものや、鉢植え向きの草丈が低いもの、二重咲きになる品種やつぼみの状態のままほとんど開かないものなどがある。

利用ぬ・生薬

キキョウの根

キキョウの根はサポニンを多く含むことから生薬(桔梗根という)として利用されている。生薬としては、根が太く、内部が充実し、えぐ味の強いものが良品とされている。去痰、鎮咳、鎮痛、鎮静、解熱作用があるとされ、消炎排膿薬、鎮咳去痰薬などに使われる。主な産地は韓国、北朝鮮、中国である。桔梗湯(キキョウ+カンゾウ)や十味敗毒湯、防風通聖散、排膿散などの漢方方剤に使われる。

文化

花の形から「桔梗紋」が生まれた。美濃の山県氏、土岐氏一族は桔梗紋を紋所にしていた事で知られている。明智光秀も土岐氏一族であり、桔梗紋を用いていた。
安倍晴明が使用した五芒星を桔梗印と呼び、現在の晴明神社では神紋とされている。

★鬼百合★花シリーズ

2012年07月17日 | ★花シリーズ★
オニユリ(鬼百合)とは、ユリ科ユリ属の植物。

グアム東部、中国、朝鮮半島、日本に自生する。日本では北海道から九州の平地から低山で普通に見られ、一説には中国からの渡来種と言われている。

変種に対馬に自生するオウゴンオニユリ(Lilium lancifolium var. flaviflorum)がある。

特徴

草丈は1~2m程となる大型のユリ。葉は互生し、小さめの披針形で先端はゆるく尖る。茎は紫褐色で細かい斑点がある。花季は7月から8月で、花弁はオレンジ色、濃褐色で暗紫色の斑点を生じる。花弁は強く反り返る。種子は作らないが、葉の付け根に暗紫色のムカゴを作る。鱗茎はヤマユリと同様、食用となる。 花言葉は「賢者」「愉快」「華麗」「陽気」など。

近縁種

近縁に同属のコオニユリがあり、こちらは山地の草原や低地の湿原に生育する。オニユリによく似ているが、植物体が一回り小さく、ムカゴを作らず、種子を作る。
写真は伊豆下田・弁
天島のオニユリ(7月16日撮影)























★鬼百合★花シリーズ

2012年07月17日 | ★花シリーズ★
オニユリ(鬼百合)とは、ユリ科ユリ属の植物。

グアム東部、中国、朝鮮半島、日本に自生する。日本では北海道から九州の平地から低山で普通に見られ、一説には中国からの渡来種と言われている。

変種に対馬に自生するオウゴンオニユリ(Lilium lancifolium var. flaviflorum)がある。

特徴

草丈は1~2m程となる大型のユリ。葉は互生し、小さめの披針形で先端はゆるく尖る。茎は紫褐色で細かい斑点がある。花季は7月から8月で、花弁はオレンジ色、濃褐色で暗紫色の斑点を生じる。花弁は強く反り返る。種子は作らないが、葉の付け根に暗紫色のムカゴを作る。鱗茎はヤマユリと同様、食用となる。 花言葉は「賢者」「愉快」「華麗」「陽気」など。

近縁種

近縁に同属のコオニユリがあり、こちらは山地の草原や低地の湿原に生育する。オニユリによく似ているが、植物体が一回り小さく、ムカゴを作らず、種子を作る。
写真は伊豆下田・弁天島のオニユリ(7月16日撮影)

★糸瓜の花★花シリーズ

2012年07月14日 | ★花シリーズ★
ヘチマ(糸瓜、天糸瓜)はインド原産のウリ科の一年草。また、その果実のこと。日本には江戸時代に渡来したといわれる。

本来の名前は果実から繊維が得られることからついた糸瓜(いとうり)で、これが後に「とうり」と訛った。「と」は『いろは歌』で「へ」と「ち」の間にあることから「へち間」の意で「へちま」と呼ばれるようになった。今でも「糸瓜」と書いて「へちま」と訓じる。沖縄ではナーベーラーと呼ばれるが、これは果実の繊維を鍋洗い(なべあらい)に用いたことに由来するという。















特徴

つる性の植物。巻きひげで他のものに絡みつきながら生長する。花期は7 - 9月。雌花と雄花に別れており、直径8cmほどの黄色い花を咲かせる。自家和合性で同一株で受粉が可能である。

果実は細長く、大きなキュウリのような形をしている。若い果実は食用に、成熟した果実は強い繊維が発達するのでたわしなどに用いられる。果実は成熟後、次第に乾燥し、種子の周囲が繊維で支えられた空洞となる。
その頃になると果実の先端が蓋のように外れ、果実が風でブラブラと揺れるたびに、ここから遠心力で種子が振り出され、飛び出す。原産地で野生植物であったときには、こうして一種の投石器のような機構で種子散布を図っていたと考えられる。

有用植物としてのヘチマ
食用 繊維が未発達の若い果実には独特の風味があり、固い皮を剥いて加熱すると甘味のある液が出る。汁物や煮物などに用いるほか、台湾では小籠包の具としても使用する。 日本では主に南西諸島と南九州で食べられている。
沖縄では味噌味の蒸し煮であるナーベラーンブシーとして食べるほか、シチューやカレーなどの洋風料理にも用いられる。南九州では煮物や焼き物などにし、味噌汁の具になることが多い。

へちま水 秋に実が完熟したころ、地上30cmほどのところで蔓を切り、切り口を容器に差し込んでおくとたまる液体を「へちま水」(へちますい)という。 化粧水として用いるほか、民間薬としては飲み薬や塗り薬として用いられる。飲み薬としては咳止め、むくみ、利尿に効くとされ、塗るとあせも、ひび、あかぎれ、日焼け後の手当てにも効くとされる。

含有成分は、ヘチマサポニン、硝酸カリウム、ペクチン、タンパク質、糖分等である。正岡子規の句「痰一斗糸瓜の水も間に合わず」はこの咳止めの効能に関わるものである。そのままでは防腐剤が入っていないため腐りやすいので煮沸、濾過をして冷蔵庫にしまい、使う時だけ取りだすと長持ちする。
タワシ 晩秋に茶色くなった果実を、水にさらして軟部組織を腐敗させて除き、繊維だけにして、タワシを作る。果実の先端(雌しべのある方)を地面などに軽く叩きつけて、蓋のようになっている部分を開いて取り除いて水にさらす。

他にも、完熟して乾燥した果実の皮を剥いて中身の種を取り出す方法のほか、煮て中身を溶かして作ったり、酵素剤を使って中身を溶かす方法で作ることができる。産地には、江戸時代から静岡県浜松市・袋井市がある。出典:ウィキペディア フリー百貨辞典より。

★谷渡りの木★花シリーズ

2012年07月13日 | ★花シリーズ★
谷渡りの木(たにわたりのき)

わが国の宮崎県以南から南西諸島、それに台湾や中国、東南アジアに分布しています。山地の谷間の湿地に生えます。よく分枝して、葉は狭い長楕円形で革質です。8月から9月ごろ、枝先の葉腋に球形の頭状花序をだし、淡い黄褐色の花をいっぱい咲かせます。長く突きだした花柱が目立ちます。
アカネ科タニワタリノキ属の常緑低木で、学名は Adina pilulifera。英名はありません。
夏に咲く球形の花がとてもユニークな形で、別名:人工衛星の木とも呼ばれています。

樹高
5m程度

植付時期
秋・春(最適期以外の時期も、ポット植えの苗木のため、根を崩さずに植え付ければ、年間を通して移植は可能です。)寒冷地は凍結防止のため春植えをお勧めします。

開花・収穫時期・量(基準:関東地方)
開花時期:8月~9月頃

栽培方法育て方・管理方法作り方
日当たりが良く、肥沃で排水性のある場所を好みます。用土は特に選びませんが、植える前に元肥として鶏糞や油かすなどを土に混ぜ込んで植え付けます。肥料は春先に市販の有機肥料を与えてください。剪定は特に必要ありませんがコンパクトに育てる場合は、剪定を行ってください。

















★九蓋草★花シリーズ

2012年07月12日 | ★花シリーズ★
クガイソウ(九蓋草、九階草)はゴマノハグサ科クガイソウ属の多年草。

特徴

茎は円形で直立し、株立ちになり、高さは80-130cmになる。葉は4-8枚が輪生し、単葉で長さ5-18cm、幅2-5cmになり、形は長楕円状披針形で先端がとがり、基部にはごく短い柄があるか無柄で、縁には多くの鋸歯がある。

花期は7-8月。茎の先端に穂状になる長い総状花序をつけ、淡紫色の多くの花をつける。花序は長さ10-25cmになり、花序軸には短い毛が散生する。花冠は長さ5-6mmになり、先端は4浅裂し、裂片の先端はややとがる。雄蕊は2本あり、花冠から長く突き出る。果実は果で長さ2.5mmの卵形になる。

茎に輪生する葉が層になってつくので、九蓋草、九階草の名がある。

分布と生育環境

日本の本州に広く分布し、山地や高原の日当たりの良い草地に生育する。


















★唐糸草★花シリーズ

2012年07月08日 | ★花シリーズ★
バラ科の多年草。高さ40~80センチメートル、ほとんど毛がない。根出葉は羽状複葉、小葉は9~13枚、楕円(だえん)形、先は円く、縁(へり)に粗い鋸歯(きょし)がある。7~8月、枝の先に密な穂状花序をつくる。

花序は下垂し、円柱形で長さ5~10センチメートル、紅紫色、先端から開花する。花弁はなく、萼片(がくへん)は4枚、雄しべは6~12本で萼片よりはるかに長い。花糸は紅紫色で、上部は幅広くなる。果実は痩果(そうか)で、萼筒に包まれる。

本州中部地方のおもに日本海側の亜高山から高山にみられ、変種が朝鮮にも分布する。名は、この植物の美しい花糸を中国産の唐糸(からいと)に見立てたもの。

下垂する花序が紅紫色で葉も類似するエゾノトウウチソウS. japonensis (Makino) Kudoは、雄しべ4本、花は基部から開き始めるので区別できる。











★入谷・朝顔市★花シリーズ

2012年07月06日 | ★花シリーズ★
入谷朝顔市

真源寺(しんげんじ)は、東京都台東区下谷一丁目にある法華宗本門流の寺院。

鬼子母神を祀っていることで、入谷鬼子母神などの名称で、有名な寺院である。

また7月の七夕の前後に当寺院の境内で、朝顔市が開かれることでも有名で、入谷の名物であることはもとより、東京下町の夏の訪れを伝える行事として、全国的にも知られているものでもある。

由来
日融が1659年に当地に法華宗本門流の寺院を開山したことによる。下谷七福神の一つとして、また江戸三大鬼子母神の一つとして、有名な寺院で、「おそれ入谷の鬼子母神」という狂歌の中の洒落も有名である。

入谷朝顔市
当寺院の名物である朝顔市で有名になったのは明治時代に入ってからで、江戸後期頃から当地で盛んだった朝顔栽培を人々に見せるために、当寺院の敷地内で栽培農家が披露したことがその起源である。明治時代を中心に、入谷界隈で朝顔作りが盛んになり数十件が軒を連ねたという。当地の朝顔は全国でも指折りの出来であったといい、朝顔のシーズンになると、入谷界隈には朝顔を見物しに、多くの人でごったがえしたという(無論植物園などと違い、商品として栽培しているのでそのまま商売となった)。その後、宅地化の流れにより入谷界隈での栽培が難しくなり、大正2年になって最後の栽培農家が廃業して、朝顔市は廃れてしまったが、戦後1948年に、地元の有志と台東区の援助の元、再び入谷で朝顔市が復活することになり、現在では例年、七夕の前後3日間(7月6日、7日、8日)[1]に当寺院と付近の商店街で開催され、下町の夏の風物詩としてすっかり定着している。

























★唐糸草★花シリーズ

2012年07月05日 | ★花シリーズ★
バラ科の多年草。高さ40~80センチメートル、ほとんど毛がない。根出葉は羽状複葉、小葉は9~13枚、楕円(だえん)形、先は円く、縁(へり)に粗い鋸歯(きょし)がある。7~8月、枝の先に密な穂状花序をつくる。

花序は下垂し、円柱形で長さ5~10センチメートル、紅紫色、先端から開花する。花弁はなく、萼片(がくへん)は4枚、雄しべは6~12本で萼片よりはるかに長い。花糸は紅紫色で、上部は幅広くなる。果実は痩果(そうか)で、萼筒に包まれる。

本州中部地方のおもに日本海側の亜高山から高山にみられ、変種が朝鮮にも分布する。名は、この植物の美しい花糸を中国産の唐糸(からいと)に見立てたもの。

下垂する花序が紅紫色で葉も類似するエゾノトウウチソウS. japonensis (Makino) Kudoは、雄しべ4本、花は基部から開き始めるので区別できる。