小説「木崎ゆりあと反転世界」、第5話です。
ゆりあたちは大阪に向かっていますが、一方元の世界はどうなっているのか…。
今回はそちらの方を書いていきます。
ではお付き合いお願いします~!!
「木崎ゆりあと反転世界」
第5話
ゆりあは列車に乗って大阪に向かっている頃…。
ゆりあのいる世界ではSKEメンバーたちが彼女を心配していた(茉夏は用事で居なかったようだ)。
ゆりあがどこを見渡してもいないのである。
あかね「ゆりあ、どこ行っちゃったんだろう…。」
あいり「とにかく探してみよう。何か見つかるかもしれない!!」
まさな「ゆりまるぅ…。私心配だよぉ…。」
かのん「まずはSKE劇場に行ってみましょう。」
れな「そうしてみよっか。」
花音の言葉を基にSKE劇場に行ってみたがいたのはゆかぴこと山下ゆかりだった。
ゆかり「あら…みなさんどうしましたか?」
じゅりな「ゆりあがいなくなっちゃったの…。」
ゆかり「な、なんですとぉ~!!」
ゆかりも結構ショックな様子。とここで花音が思いつくように言った。
かのん「もしかすると自宅にいるのかも…。」
れな「行ってみよう!!」
しかし自宅にも居ないようだった。いったいどこへ行ってしまったのか…。
一行は真剣に探すも、結局見つからずに途方に暮れていた。そんなとき河川敷で元メンバーに出会った。
矢神久美。
SKEでも主要メンバーとして活躍していた彼女とばったり出会ったのである。
彼女はSKEで最もゆりあを溺愛していた。彼女はよほど心配しているはずである。
れな「久しぶり~。」
くみ「おや、みんなでどしたの?」
じゅりな「実は…。」
くみ「ああ、ゆりあね。大丈夫だよ。」
一同「えっ!?」
久美の口から想定外の言葉が出た。
かのん「し、心配じゃないんですか!?」
くみ「さっき会ってきたよ。大阪に行くんだってね。」
この時、メンバーの頭にはこんな光景がよぎった。
ゆりあ「私…。NMBに移籍します!!」
みんな「ゆりあありがとう~!!(涙)」
れな「ままままままさかぁ!?」
じゅりな「そんな…。」
絶望するメンバーを見て、久美は呆れたように笑っている。
くみ「何言ってんのさww『大阪に行く』とは言ったよ。違う意味でね」
かのん「違う意味?」
くみ「誰も『NMBに移籍』なんて言ってないよ…(汗)」
れな「じゃあ美優紀ちゃんに電話するっ!!」
くみ「たぶんいないって言われるぞ…。」
~Calling~
れな「いないって。」
じゅりな「ありゃ…。」
あいり「ところでくーさん、その服は…。」
くみ「(ポパイの)セーラー服だけど…?あっ!!」
あかね「何かあったんですか?」
くみ「ゆりあを見つけるためのヒントを言っておくよ。」
かのん「それは…?」
れな「なになに!?」
くみ「『洞窟』だよ。」
はい。第5話はここまでです。
元メンくーさんを出してみました。あとこの回にゆりあは登場していません。
まなつもあとの回で登場させるつもりです。前作では大活躍でしたので。
次回は反転世界に戻る予定です。お楽しみに!!