イリアーデの言霊

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心肺蘇生法(Cardio Pulmonary Resuscitation)

2013年04月14日 22時14分39秒 | 高橋美由紀

「日本蘇生協議会(JCR)」の定めた“JCRガイドライン2010”に沿ったCPRの手順は、1.安全を確認 ‐ 2.意識の確認 ‐ 3.応援を呼ぶ ‐ 4.呼吸の確認 ‐ 5.胸骨圧迫 ‐ 6.気道確保 ‐ 7.人工呼吸 ‐ 8.AEDによる除細動となっている。

窒息等が多い乳幼児や溺水の蘇生時にはマウス・トゥ・マウス(口移し式人工呼吸)を優先するが、他の場合は感染症の危険と胸骨圧迫の中断によるマイナスを考慮し、マウス・トゥ・マウス(口移し式人工呼吸)は行わないか或いは胸骨圧迫の中断を最小(10秒以内)として胸骨圧迫&マウス・トゥ・マウス(口移し式人工呼吸)、最終的にAEDの電気ショックで蘇生を行う。「AHA(アメリカ心臓協会 American Heart Association)」では、胸骨圧迫のテンポは映画『サタデー・ナイト・フィーバー』の名曲「ステイン・アライヴ」を推奨している。この曲は、1分間に100回以上(「100回 / 分以上」)を満たし、世に広く知られているからである。

作業の分担により迅速なる救命活動を可能とするため、心肺蘇生に際しては最低でも3人ほどの人数を要する。どの場合でもマウス・トゥ・マウス(口移し式人工呼吸)を行う際、唾液や血液との接触による感染症の予防という観点からポケットマスクを着用し、自身の命を守るために感染症の危険を回避することが望ましい。