・越瓜(白瓜・堅瓜・しま瓜)Oriental pickling melon しろうり
ウリ科、東アジア原産。メロン、マクワ瓜より分化したもの考えられ同種としている。紀元前より古くから中国、越(えつ)の国で栽培していたことから越瓜の字が当てられた。
日本には、10世紀の記録に漬物とし利用していたことが記される。一年生草木で寒さに弱く暖かくなった頃の4月に種まき、定植する。
若取りの長さ20~30cm、直径7cm、表皮は、滑らかで淡緑色の300g~500gになったところで6~8月に収穫、旬とし利用する。白瓜、緑、縞瓜に大別、千葉県、徳島県、大阪府を主産地とする。
漬け瓜ともいわれ奈良漬け(奈良県名産)にすることが多く他に味噌漬け、粕漬け、塩漬けにもする。印籠(いんろう)漬け(鉄砲漬けともいう、茨城、千葉名産)は、中心部分を円筒状にくり抜いたところに唐辛子、生姜、シソの葉の千切り、シソの実を押し込んで漬物としたもので輪切りとし冷やした漬物は、ピリッとした唐辛子、生姜など、夏の旬の漬物としておいしい。
雷干しは、らせん状に細切りしたものを半乾燥させたもので塩もみ、しょうゆ漬け、酢の物として用い歯ごたえがよい。生で水分が95%とキュウリと同じで食感が似る。
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