・カモミールChamomile かもみーる
キク科シカギク属Matricaria、和名をカミツレといい、地中海原産。耐寒性のある一年草でフランスを主産地としジャーマン種とローマン種の2種類に大別している。秋から翌年の3月にかけ種まきして草丈30~40cmほどに成長し、春から夏にかけマーガレットに似た白色の花からのリンゴのような甘い香りがする。
風邪引きに花に熱湯を注いで飲んだり、浴槽に入れて冷え症の改善に利用している。花、軟らかい茎より精油し香りの成分がアロマセラピーで安眠・鎮静(アピゲニンApigenin:色素)、鎮痛・抗炎(ピサボロールbisabolol):淡黄色粘性液体でわずかに甘い特異臭がする)、アレルギー・湿疹(アズレンAzulene:抗炎、消炎作用)に有効で副交感神経を刺激する。血流をよくしヨーロッパを中心に風邪予防、節々のケアに利用されてきた。
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