大鮃Halibut おひょう
カレイ科、寒帯性の魚で日本では主に北海道、東北地方で水揚げされているが北米を代表する魚の一種で、日本近海ではあまり多くはない。
欧米では主要な食用としている魚のひとつで魚体は巨大で大きいもので2.5m、200kgに成長し別名オオヒラメともいわれる。長寿で40年の長きにわたり生息したとの記録がある。水深200m~2000mに生息し、産卵期は春頃で水深100m前後の浅瀬に来て産卵する。
市場に多く出回るのは、アメリカ産のほか、大西洋産の冷凍ものが並び2~3kg程度のものが切り身で店頭に置かれている。コラーゲンの多いヒラメのえんがわと称してオヒョウが使われていることがある。
冬場の2月から早春の3月を旬とする。脂肪が少なく淡白な白身の魚で、刺身、バター焼き、フライ、かまぼこの原料に使われる。
100g中でエネルギー100kcal、タンパク質19.9g、脂質1.7g、炭水化物0.1gを含む。肝臓よりビタミン A、D を多く含み良質の肝油の製造をしている。
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