・一薬草Shinleaf/Speedwel いちやくそう
イチヤクソウ科、北海道~九州に分布する多年草で明るいマツ林や落葉広葉樹林中に生育する。草丈15~25cmの 常緑で、やや厚い葉柄(ようへい)が地面より生える。6~7月にかけ、花茎を伸ばして白色で直径13mm程度の花弁は5枚、雄しべはたくさんあり、雌しべはこれより飛び出して湾曲して5個前後の花を付ける。
イチヤクソウ科、北海道~九州に分布する多年草で明るいマツ林や落葉広葉樹林中に生育する。草丈15~25cmの 常緑で、やや厚い葉柄(ようへい)が地面より生える。6~7月にかけ、花茎を伸ばして白色で直径13mm程度の花弁は5枚、雄しべはたくさんあり、雌しべはこれより飛び出して湾曲して5個前後の花を付ける。
主に観賞用としているが、全草を1本まるごと乾燥させて薬用に、さらに、ひとつの薬草で多くの病気に効くことから一薬草で8~9月に採取し葉の搾り汁は切り傷や毒虫の刺し傷などに利用していた。イチヤクソウの仲間は、光合成をしないで菌類と共生して栄養素を得て生育する腐生性であるものが多く、イチヤクソウもそのような傾向があるといわれている。
鹿蹄草(ろくていそう)ともいい全草にフェノール配糖体、アルブチンArbutin 、ピロラチンpirolatinを含み薬草として煎じたりして止血、消炎、強心、抗菌、利尿、避妊、脚気に用いていた。
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