・吊花 つりばな
ニシキギ科Celastraceae、全国的に山野分布し高さ3m程になる落葉低木で葉は長円形で対生し長さ8cm幅5cmになる。葉腋に長い柄のある花序(花の集まり)を伸ばし花は5~6月に垂れて淡紫色に咲く。9月末には径1cmの球形の赤色になった実がはじけて赤い種子が見え5裂し垂れ下がる。
やがて紅葉してその様子に風情があり庭木として用いている。種子は、アルカロイド(エボニンEvonine)を含有し有毒で腹痛、下痢、大量摂取で痙攣を起こす。
4~7月に採取した若葉を茹でて冷水にさらしお浸し、あえ物、佃煮、油炒めに、生のままコロモをつけ揚げ物にできる。
参考:(山菜と野草:丸山富美子[北隆館])
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