駅から始まるまちづくり

駅と街のあり方をはじめ、街づくりの様々な話題について考えます

資料室:記事に関連した情報です

2つの上越

2008-12-15 09:57:21 | みんなで創る「駅と街」
JR上越線や上越新幹線の「上越」は上州の越後を結ぶ路線という意味。また、上越市の「上越」は直江津市と高田市が合併する際に昔の地域名である上越からとったもの。
路線名と地域名ということで深く考えずにつけられたようですが、上越市に北陸新幹線の駅ができるためその駅名を「上越駅」とつけてしまうと上越新幹線の駅と間違える可能性があると大問題になっているようです。新幹線の名前をかえるか、市の名前をかえるかしないと解決しない気がしますが、上越線や上越新幹線という名前は既に定着し、例えばスキー場の名前にも上越が使われている(上越国際)など、鉄道側の名前を変えるのは影響が大きそうなので、市の名前を変えるのが妥当かも知れません。
しかし、そもそも新幹線の名称が「上越新幹線」で良かったのかどうか。在来線はまさに信越本線からわかれ、上州と越後を結ぶ路線ですから両方の地域の名前をとって「上越」というのは素直だったのかも知れませんが、別の地域名と同じとなることを考えておくべきだったと思います。
さらに新幹線は東京等の首都圏と新潟を結ぶ路線なのですから、在来線の名称にとらわれず、高速道路と同様「関越新幹線」でも良かったような気がします。

振動力発電と駅

2008-12-11 10:12:13 | みんなで創る「駅と街」
路面に埋め込まれ、通行人が踏んだ時に起こる振動を電気に変換する「振動力発電」を行う「発電床」が渋谷ハチ公前に試験的に埋め込まれるそうです(2008年12月5日~25日)
体重60kgの人が2回足ぶみすると0.5kwを発電するとか。地下鉄などで乗換の際にかなりの長い距離を歩く場合もありますが、その通路に設置するとかなりの発電ができるのではないかと期待します。また、商店街に設置して、イルミネーションがその発電状況(一人で歩く・大勢で歩く、ゆっくり歩く・走る)によって異なったデザインで光れば、話題性があって賑わいづくりにも役立つのではと思いました。
また、最近はダイエットや健康のためにウォーキングする人も多いので、そのコースに設置すると良いのではとも思いました。
恐らく、発電効率や耐久性などにまだ課題があるのでは(そのための実験?)と思いますが、今後の進展を期待したいものです。

東西線早起きキャンペーン

2008-12-02 14:03:32 | みんなで創る「駅と街」
昨日(12月1日)の朝、妙典駅でテレビ局がカメラを回していて何かなと思っていたら「東西線早起きキャンペーン」がスタートしたということでした(詳しくは下記のページにて)
東西線早起きキャンペーン

来年の2月までの3ヶ月間、原木中山~門前仲町の駅から東京方面に通勤・通学をしている人が例えば妙典駅だと、
・早起きタイム(6時10分~6辞40分) 3カウント
・ちょっと早起きタイム(6時40分~7時10分) 1カウント
の「カウント」を駅に設置された専用の端末で獲得することができ、この期間に50・100・150のカウントがたまると、メトロポイントかギフトカードがもらえる(前者の方が若干有利)というものです。
この期間の平日の日数を考えると、毎日早起きタイムを利用して150ぎりぎり、「ちょっと」のほうだと50ぎりぎりという感じでしょうか。
なお、通学者の場合はメトロポイント等ではなく、オリジナルグッズとのことです。
東西線の特に東陽町から茅場町の区間は首都圏屈指の混雑区間なので、時差出勤を進めようという趣旨です。結果がどうなるか楽しみなところです。
ちなみに私は今朝さっそく「ちょっと」の1カウントを獲得しました(昨日はまだ知らなかったのが残念)

水木しげるさん 調布名誉市民に

2008-02-27 09:00:30 | みんなで創る「駅と街」
調布市は26日、ゲゲゲの鬼太郎等で知られる漫画家の水木しげるさんを議会の議決を経て名誉市民にと発表しました。
水木さんは鳥取県境港市出身ですが(このため境港市では鬼太郎をテーマにした街づくりを進めています)、昭和34年から50年近く調布市内に在住されているそうで、市内のコミュニティーバスの車体に鬼太郎が描かれていたり、深大寺の鬼太郎茶屋、調布駅北の商店街のモニュメント等、鬼太郎は市民に親しまれているところです。
いま調布駅を中心とした3つの駅を含む区間で連続立体交差事業が進められていて(地下化)、その周辺では再開発など多くの街づくりが行われようとしているところですが、鬼太郎をテーマにした街づくり・駅づくりを進めていくのも魅力を高める上で面白いと思うところです。

杉並区で自転車専用通行帯の実験

2008-01-11 09:51:57 | みんなで創る「駅と街」
東京都杉並区の中杉通りのうち阿佐ヶ谷駅の北側から約350mの区間で、パーキングメーターが設置されている部分の片側を自転車専用通行帯とする実験が1月28日から2月6日まで実施されます。
(詳しくは、http://www2.city.suginami.tokyo.jp/news/detail/5831/jikken.pdf にて)
同様な実験は2002年3月に板橋区の不動どおりでの実施についで2件目だそうですが、不動どおりでは実験結果を踏まえて歩道の一部を植栽で区切って自転車通行帯が整備されたとか。
自転車は、車道を通れば危険にさらされ、歩道を通れば歩行者に嫌われる可哀想な存在でしたが、このような実験を通じて(あわせて市民等へのアンケートも実施されるそうです)、自転車の「居場所」が明確に位置づけられ、自転車に関連する事故が少しでも減ってくれるとともに、環境にやさしい自転車利用が進めばと思うところです。

鬼太郎モニュメント復活イベント

2007-10-24 11:54:57 | みんなで創る「駅と街」
調布駅北口そばの天神通り商店街は別名「鬼太郎ストリート」と呼ばれ、鬼太郎やねずみ男などのモニュメントが住んでいます。住みつく(?)きっかけは、原作者の水木しげるさんの事務所が商店街の近くにあること。
ところが、今年の5月に鬼太郎のモニュメントが盗まれ、また、子泣き爺の像も頭を割られてしまいました。
その復活のため、市民からの募金も募集し、いよいよ11月3日に復活のイベントが行われるようです。
駅の北口・南口からはそれぞれ鬼太郎などを車体に描いたバスも発車しており、昔鬼太郎をテレビでよく見ていた私としては、駅周辺(駅の中でも)で鬼太郎をテーマにした街づくりがもっと幅広く行われても良いような気がします。

募金募集のイベントにて:市民からの募金を待っている鬼太郎

圏央道割引実験

2007-06-22 09:17:54 | みんなで創る「駅と街」
料金値下げの効果を調べる狙いで、8月に圏央道で社会実験が実施されます。
・午前6時~午後10時に実施
・八王子JCT~鶴ヶ島JCT間全線を走行する場合3割引(普通車は500円引き)
・両JCT間すべてを走行しない場合でも、中央道の八王子IC以東~八王子JCTを経由した圏央道の各IC間の利用では、定額割引(普通車300円引)が適用

ETC設置車には通常の時間帯割引が適用されます(だから実験の時間帯から除かれているということでしょうか)
・朝夕(午前6時-9時、午後5時-8時)、深夜(午後10時-翌午前6時)の割引

せっかくETCの設置を進めているのだから、実験に活用してほんとに適切な利用料金を検討してみるのは意味があることだと思います。