駅から始まるまちづくり

駅と街のあり方をはじめ、街づくりの様々な話題について考えます

資料室:記事に関連した情報です

免許自主返納が急増

2008-08-15 08:57:41 | 歩いて楽しい「駅と街」
今朝の毎日新聞の記事によると、高齢ドライバーで運転免許を自主返納した人が、今年7月末で3103人(昨年同期比2183人増)で、昨年1年間の920人から大幅な増加になったそうです。
昨年1年間に都内で発生した6万8603件の人身事故のうち、65歳以上の高齢ドライバーが加害者となったのは7036件で10年前の2倍以上に増加しています。そもそも65歳以上で免許を持っている比率が高まっていることと、また、かなりの年齢の方で免許を持っておられるかたが増えてきたことが関係していると思います。
クルマが運転できなくなると不便なわけですが、例えば、
【渋谷区】 コミュニティーバス(ハチ公バス)専用回数券(三冊)を交付
【品川区】 観葉植物や地元商店街の共通商品券などの特典(いずれも5000円相当)を交付
等の支援策を行うことが必要かと思います(ただし、後者は足の確保ということにはなりませんが)
ただ、大都市ではクルマが無くても鉄道・バス等が充実していて代替できるわけですが、地方都市では公共交通が衰退しているので、なかなか免許を手放せない状況だと思います。
このような高齢者等の移動手段を確保するためには、どのような公共交通システムが可能で、どの程度税金から負担することが許されるのかについての議論が求められていると思います。

高齢者の免許返納率、地域により70倍の差

2007-09-25 13:17:11 | 歩いて楽しい「駅と街」
 毎日新聞によると、65歳以上の運転免許保有者のうち、06年に免許を自主的に返納した人の割合(返納率)が都道府県により最大約70倍の差があったそうです。
 地下鉄やバスなどの交通網が充実している首都圏や近畿圏での率が高いのは当然として、返納率が最も高かったのは0.69%の静岡県で、高齢者1万人当たり69人が返納したそうです。同県のバス・鉄道会社において返納者を対象とした料金割引制度が導入されているとのこと。第2位の富山県(0.49%)では富山市が同様の制度とLRTや高山線の社会実験等の地域交通網の整備など「脱クルマ」の街づくりを進めています。3位の青森県(0.45%)では、青森市が高齢者の市街地への移住支援に取り組んでいます。
 このような対策を取ることは、高齢者以外の方々にも公共交通の利便性を高めることになり、昨今重大な問題になっている飲酒運転を少しでも減らす上で有効だと思います。
 過疎化が進んでいる地域では難しい点も多いですが、順位をどんどん上げている高知県のように、それぞれの公共団体が頑張って欲しいところです。

ぬれ煎餅の次の手は?

2007-06-28 13:10:58 | 歩いて楽しい「駅と街」
今日の東京新聞に銚子電鉄がぬれ煎餅効果で1億円の増収となり危機を脱したとの記事がありました。
まずは良かったなと思うところですが、鉄道自体の収入がアップしてこそ、鉄道事業の意味があるというもの。鉄道利用者自体の増加策の提案を期待したいところです。
この件で気になるのは、地元市や地元住民が銚子電鉄を是非残したいという熱意が伝わってこないこと。この熱意はただ言葉で言うのではなく、徹底的に利用する、あるいは、利用を増やすための手を打つことです。
行政としては鉄道駅周辺に人が集まるような施設を持ってくること。また、駅周辺でイベントを行うこと。住民としてはとにかく荷物の無いときや、駅周辺の施設を利用するために移動するときは鉄道を使うこと。などをがんばって欲しいところです。
いつまでも他の地域の人々の気持ちにたよっていては絶対長続きしないし、何のために残しているかわからないですから。

第26回日本道路会議

2005-10-06 14:14:21 | 歩いて楽しい「駅と街」
道路政策、技術に関する二年に一度の情報交換の場である標記会議が下記のとおり開催されます。
10月27日の13:00~15:00時に「公共交通との連携による地域づくり・まちづくり」というセッションが
開催される他、27日から28日にかけて都市の交通問題に関する論文発表やポスター発表があり
ます。街づくりと駅に関して有意義な情報が得られるかも知れません。
詳細については、日本道路協会HP
http://www.road.or.jp/conference/index.html 
をご覧ください。

講演:生活の足を支える交通政策

2005-06-21 01:10:48 | 歩いて楽しい「駅と街」
グルノーブルのトラム計画の後、ストラスブールに招かれ、昨年までストラスブールのトラム・都市交通政策に関わり、行政の実質的な中心人物として活躍してきたアラン・メネトー氏が熊本と沖縄で講演します。

熊本 2005年7月16日(土)
開場 16:30
開始 17:00 - 19:30
熊本市現代美術館 アートフロント
沖縄 2005年7月20日(水)
開場 18:00
開始 18:30 - 21:00
沖縄こどもの国 ふれあいのフロア

詳しくは
http://www.geocities.jp/carfreedayjapan/meneteau/meneteau.html