駅から始まるまちづくり

駅と街のあり方をはじめ、街づくりの様々な話題について考えます

資料室:記事に関連した情報です

最近のLRTの技術的話題

2005-06-25 08:50:54 | 利用しやすい「駅と街」
最近のLRTに関する技術的な話題としては、次のようなものがあると思います。
●架線レス方式: 第3レール、ニッケル水素電池等
●鉄道・軌道の直通運転
●物流への利用
●低床車両の増加
●ゴムタイヤ式LRT: GLT方式、トランスロール方式、CiViS方式
例えば架線レス方式が成立すれば、架線が都市景観を阻害することもなくなりますね。引き続き、これらの状況について、情報を提供していきたいと思います。

LRTに関わる法制度

2005-06-22 23:37:34 | 利用しやすい「駅と街」
LRTの根拠法は軌道法(大正10年施行)。これをもとに軌道建設規程等が定められている。特例も認められているが、LRTの機能を最大限に活かすためには、規程の背景にある安全性等への視点を踏まえつつ、規制緩和を進めていくことが必要。

○軌道建設規程第8条:軌道の敷設は「道路の中央」と規定
→乗降者の利便性や安全性、電停の確保等を考えると路側への敷設の方が望ましい場合も

○軌道運転規則第46条:連接車両の長さは「最大長30m」と規定
→欧米では「40m、50mは当たり前」

○軌道運転規則第53条:路面電車の最高速度は40km/hと規定
→自動車より優位に立つために、速度面の規制緩和が必要

○軌道運輸規定第8条:不正乗車の割増運賃は正規運賃×2倍までと規定
→欧米レベル(50倍、100倍)としないと不正乗車に対する抑止力とならない。

○軌道建設規程第16条:軌道の勾配は千分の四十以下(特例で千分の六十七まで)
→ヨーロッパ諸国では千分の八十級の勾配が当たり前。電車の性能もこれに対応できるものとなっている。街中の道路の勾配は設計速度60kmで最大千分の五十、50kmで千分の六十、40kmで千分の七十とされていて、更に特例でそれぞれ20‰加えた値とできる。このため、LRT路線を街路等に設置する場合、同じ勾配が取れないこととなる。

今後、これらに対する取り組みの話題を提供したいと思います。

U-DMV、9月から走行試験

2005-06-21 23:22:50 | 利用しやすい「駅と街」
JR北海道は線路と道路を自在に走れるデュアル・モード・ビークル(DMV)を開発していますが、2台連結したU-DMVを9月から石北線北見ー西女満別駅間(32キロ)で走行試験を行うとのことです。LRTと鉄道の乗り入れ、ガイドウェイバス等々、フレキシブルなシステムができていくことは重要だと思います。

19日から神戸でユビキタス技術の本格的実験開始

2005-06-21 23:17:45 | 「駅と街」の話題
駅や街角で携帯端末で誰もが簡単に情報入手できる自律移動支援プロジェクトは昨年度から実験が進められていますが、6月19日から規模を拡大し本格的に実施されることになりました。曲がり角や案内所などにICタグがセットされ、携帯端末で読み取ることにより、音声や画像で道順の案内をしてもらったり、お店の情報を入手することができます。実用化されれば、初めておとずれる街でも安心して歩けるわけで、楽しみです。

講演:生活の足を支える交通政策

2005-06-21 01:10:48 | 歩いて楽しい「駅と街」
グルノーブルのトラム計画の後、ストラスブールに招かれ、昨年までストラスブールのトラム・都市交通政策に関わり、行政の実質的な中心人物として活躍してきたアラン・メネトー氏が熊本と沖縄で講演します。

熊本 2005年7月16日(土)
開場 16:30
開始 17:00 - 19:30
熊本市現代美術館 アートフロント
沖縄 2005年7月20日(水)
開場 18:00
開始 18:30 - 21:00
沖縄こどもの国 ふれあいのフロア

詳しくは
http://www.geocities.jp/carfreedayjapan/meneteau/meneteau.html