駅から始まるまちづくり

駅と街のあり方をはじめ、街づくりの様々な話題について考えます

資料室:記事に関連した情報です

首都圏の駅全面禁煙(JR東日本)

2008-12-12 08:58:22 | 利用しやすい「駅と街」
JR東日本では首都圏の201駅(既に実施している駅を含めると226駅)を4月1日から全面禁煙にすると発表しました。
ホームの一部を区切って喫煙を認めてたわけですが、確かにそれでは周辺で電車を待っている人が受動喫煙となってしまうわけで、当然の措置だと思います。
なお、ガラスで仕切られた喫煙室は残す(あまり数は無いようですが)ということですので、どうしても吸いたい人はそこでということでしょうか。
直接は関係ありませんが、妙典駅では朝、駅の前のタバコ屋さん(本来は電気屋さんのようですが)に設置された灰皿の前でタバコをすっている人が大勢います。そんな時間があったら早くホームで始発待の列に並んで座っていった方が良いのにと思いますが、タバコが好きな人にとってはその一服が最高なんでしょうね。

急行廃止の効果は?

2008-04-18 16:45:53 | 利用しやすい「駅と街」
首都圏の鉄道の混雑区間の上位はほぼJR東日本の区間が占めていて、民鉄では東京メトロ東西線(木場⇒門前仲町199%:平成18年)と東急田園都市線(池尻大橋⇒渋谷196%)の2箇所だけが肩を並べています。
田園都市線では、昨年4月午前8時台に渋谷駅に到着する上り急行を準急に格下げして、二子玉川駅-渋谷間は全駅に停車するようにしました。このスピードを犠牲にする今までの発想では考えられない措置の効果がWebの記事に示されていましたが、220%弱だった急行の混雑率が準急では200%台に下がったそうです。
確かに急行と各停では混雑にかなり差が有ったので、それが均一化されたのでしょうね。それから二子玉川で各停から急行に乗り換える人が多数いて、その乗換に要する時間で結構列車が遅れていたのですが、それも減っているようです。
また併せて大井町線で急行運転を始めたので(所要時間が6分短縮)、その効果もあったのかも知れません。
また私が利用している東西線では、ラッシュ時の利用客に少しでもその前の時間の利用に変更してもらおうと、利用者が急増している浦安から東陽町までの駅で午前6時半からの約40分間ICカードの定期券で改札脇の専用端末にタッチした回数で商品券を引き換えるという取り組みを期間限定で実施したところ、期間中20回以上に到達したのは4500人。ただし、ピーク時から乗り換えたのは5%程度のようですが、少しは変更の効果があったようです(私の駅は対象とならず残念です)
本来はハードの設備をよくすることが重要かと思いますが現実には簡単にはできないことなので、このようなソフト面での工夫をいろいろと考えて欲しいものです。

車内でのマナー

2007-11-22 13:53:12 | 利用しやすい「駅と街」
車内のマナーで気になるのは「椅子への座り方」「携帯電話の使い方」「ヘッドホンからもれる音」「荷物の持ち方」などです。
化粧や食事が話題になることがありますが、あまり人に迷惑をかけるものでもないので、個人的にはあまり気になっていません。

特に「携帯電話」です。昨日の新聞に「阪急で一番前と一番後ろの2両を携帯電話禁止にしていたが、守られないので、1両だけにして徹底することにした」との記事がありました。阪急にとっては「優先座席」の件に続く「挫折」ですね。
携帯電話の電波は同じ車両内だと少し離れていてもペースメーカーなどに影響を与えると聞いているので、特定の車両を完全に携帯禁止にした方が、ペースメーカーを使っておられる方が安心して乗れて、良い取組みだと思っていたのですが。
(昔、奇数車・偶数車で分けて禁止にしていた会社もあったと記憶しています)
守ってもらえなかったためとはいえ、取組みが後退するという感じで残念です。

電車の中でくらい携帯電話の束縛から逃れた時間があっても良いような気がしています。

残念!DMV脱線

2007-10-22 10:04:14 | 利用しやすい「駅と街」
 21日午後0時20分ごろ、釧網線浜小清水駅付近で試験運転中の「デュアルモード・ビークル(DMV)」が脱線してしまいました。乗客乗員15人にけがはなかったのはなによりです。DMVは、JR北海道がマイクロバスをベースに開発した新型車両で様々な地方でも新たな交通機関として期待されており、ぜひ原因を究明して改良をしていって欲しいところです。


阪急が「優先座席」を復活

2007-10-18 09:48:12 | 利用しやすい「駅と街」
復活というといい話が多いのですが、これは残念な話で...
 阪急電鉄は「全席が優先座席」という考え方で優先座席を設けていませんでしたが、8年半ぶりに全車両で復活させると発表したそうです。
10月29日の始発電車から、関連会社の能勢電鉄と神戸電鉄を含めて各車両8~10人分を優先席とするとのこと。
 なお、阪急の取り組みを参考に平成15年12月から「全席優先」としてきた横浜市営地下鉄は「今後も積極的にPRして続けていきたい」として見直す予定はないそうです。
 やはり人は強制されないとなかなか理想には近づけないのでしょうか?
ちなみに、阪急電鉄は先頭車両を全面的に携帯電話禁止にするなど(ほんとはこうしないと対策の効果が無いという話もあります)、意欲的に「人にやさしい公共交通」に取り組んできた企業であり、残念です。

噂の東京マガジン 自転車等駐車場の問題

2007-07-30 10:49:52 | 利用しやすい「駅と街」
昨日(2007.7.29)の「噂の東京マガジン」では大阪市の公園へのバイクの不法駐車が取り上げられていました。
バイクの駐車が厳しく取り締まられるようになったこともあり、これまで道路にとめられていたものが、公園へと流れ込んできたもののようです。
利用者のマナーを責めること、また、行政の怠慢だ(駐車場を作れとか、撤去しろとか)言うことは簡単ですが、私が思ったのは「不法駐車されている部分が本当に公園として必要なのだろうか?」ということです。
公園として本当に必要で、公園利用者に迷惑をかけているのであれば、何とかしろという市民の声がもっと高まるはずだし、例えば公園としてのベンチや植栽等の何らかの施設があれば、さすがにバイクの側も停めにくいと思います。
区域をちゃんと区切ってバイクや自転車の駐車場をつくって、それ以外の公園部分には断固として停めさせないという、取組みが必要なような気がします。

噂の東京マガジン LRTの話題

2007-07-23 12:02:06 | 利用しやすい「駅と街」
昨日の噂の東京マガジン(街づくりの話題が結構出るので、良く見ています)で、宇都宮市でのLRTが賛否両論という話題が取り上げられていました。

賛成の方は環境対策等の面を主張され、一方、反対の方は「市の財政への影響」「バスネットワークへの影響(収益の上がる区間がLRTにとられ、ネットワーク全体を維持できなくなる)」「自動車利用が盛んな地域であり、LRTは利用されない」といった意見でした。

成功例として富山市のLRTが取り上げられていましたが、富山ライトレール(株)の方がおっしゃってたように、様々な幸運(例えば富山駅周辺の高架化の工事を行ううえで、富山港線をそのまま立体するよりLRT化する方がよいということになり、LRT化にお金が投入できた)が成功の鍵だったと思われます。

また、そもそもほとんどの区間がもともと鉄道があったということで、「利用する習慣があった」「路面でないので、高速」「道路交通にもほとんど支障が無い」など、良い条件があったかと思います。

まったくの新設というのはかなり大変ですね。検討されている岡山市の吉備線も、既存の鉄道がかなり利用できるわけですし。

宇都宮市については新設のケースとして、十分な関係者の議論により実現に向けて進むことを願っています。

車内全面禁煙

2007-07-02 11:15:26 | 利用しやすい「駅と街」
新幹線のN700系がデビューしました。様々な点で進化した車両だと思いますが、特に全面的に禁煙となって、その代わりに喫煙スペースが設けられたことを高く評価したいと思います。
タバコをすわない人間にとっては混雑のため覚悟して喫煙車にのったとは言え、無遠慮に隣席から吹き付けられる煙はつらいものですし、実は喫煙者にとっても、他人の煙は嫌いだ(身勝手な!)という人が多く、このように棲み分けられるということは、大多数の方にとって幸せなことだと思います(座って吸いたいという我侭な人にとっては納得できないことかも知れませんけれど)
飛行機と比べて所要時間が長い新幹線や長距離の特急では経営者としてなかなか全面禁煙に踏み切れないところがあるのでしょうけれど、少しずつでもこのような「棲み分け」が進めばと思うところです。

JRの不通について

2007-06-22 23:40:44 | 利用しやすい「駅と街」
首都圏でトラブルが起こると大変なことになりますね。
この事故もいろいろと考えさせられます。
・最近は様々な路線間で乗り入れが進んでいて便利な反面、ある地点でのトラブルが広範囲に影響してしまう。あまり運行システムを複雑化しないほうが良いのでは。
・なぜ4時間半も閉じ込められてしまうのか。早く救出に行く手立てはなかったのか。
・お客さんを線路に下ろしてしまうと、復旧に時間がかかる。例えばディーゼル機関車で列車を駅まで引っ張ってくるシステムはできないものか。
・信号の位置とエアーセクションの位置をもう少し離せなかったのか(停止位置がずれてしまうことはありえることなのだから)
おそらくJR東日本では今後様々な対策を考えると思いますけれど、少しでも信頼性の高いものとして欲しいものです。

自転車の安全

2007-06-18 17:37:39 | 利用しやすい「駅と街」
 前々から気になっていたのですが、朝日新聞朝刊で本日から6回の連載で自転車の安全問題が取り上げられます。
今日の記事は夕方自転車に乗った子ども同士がぶつかって、相手の方の怪我がひどかったため、親として謝ると共に治療代などを渡したそうなのですが、親としては自分の子どもも怪我をしているし、相手が自転車のライトをつけていなかった可能性もあるため、納得できないといったケースを紹介していました。
 自転車は排ガスも出ないし健康的な乗り物であるものの、ルールを知らないでも乗れるためマナーに問題がありそうだし、どこを走ればよいのかがあやふやな点もあり、結構危険な場合が自分自身の経験でもありました。
 私はやはり「自転車運転免許証」的なものが必要なのではと思います。そして飲酒して自転車に乗ったり、信号無視したり、歩行者を危険な目にあわせた場合には、しばらく自転車に乗れないようなことにすべきだと思います。
 もっとも小さな子どもたちにあまり厳しいことを言うのもという気がしますので、とりあえず多段階の変速機がついていて、かなりのスピードが出るような自転車に乗っている場合には、それなりの講習を受けて免許証を発行してはどうでしょうか。